2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

昨晩、教皇騒ぎで徹夜をしてしまった為か、熱がある。7度3分。 いつものこととはいえ、我ながら情けない貧弱な肉体。新教皇が決まったことで、ようやく落ち着いた。しかし新教皇ベネディクト16世に関して内外で激しく賛否が分かれている。色々な観点から評…

ベネディクト16世 ヨゼフ・ラッツィンガー

・・・・というわけで、シスターを送って一息ついた。外は嵐。 どうも検索で「ヨゼフ・ラッツィンガー」でたどり着く方が多い。検索をみるのは面白い。なんでこんな検索?という組み合わせまであります。しかし、ついこの間まで超マニアックなラッツィンガー…

コンクラーベではないコンクラー’ヴェ’

決まったらしいよ。教皇。現在、日本時間で1時丁度ぐらい。 http://www.cnn.com/2005/WORLD/europe/04/19/pope.tuesday/index.html ◆新ローマ法王にラッツィンガー枢機卿 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050419-00000016-yom-int 【ローマ=藤原善晴】…

「典礼の精神」ヨゼフ・ラッツィンガーを読む5

ロシアがまだソ連だった頃、シベリアを横断する鉄道でモスクワまでいった事がある。横浜から船で数日、津軽海峡を横切りナホトカに着いた。全てがくたびれ、なにもかも諦めたようなナホトカの町から鉄道で揺られ、一晩明けた翌日にハバロフスクに着いた。更…

「天国と地獄」ダン・ブラウンの小説におけるコンクラーヴェの変さ加減

コンクラーヴェを目前に控え、4人の教皇有力候補の枢機卿が暗殺者の手によって誘拐される。 ・・・・・・・というお話でしたが、その候補は以下の通りに説明されています。 イタリアのバッジア枢機卿、パリのラマセ枢機卿、 バルセロナのギアラ枢機卿、フラ…

コンクラーヴェ2

いよいよはじまったらしいです。コンクラーベ。いやコンクラーヴェ。Vの字なのでヴェが正しい。 ハテナの「コンクラーベ」の説明文でヴェテルポがビテルポになっているのも・・・_| ̄|○ bじゃあないvだ。 でも、衛星など見れない私には判りません。だから…

「典礼の精神」ヨゼフ・ラッツィンガーを読む4

ロイターに強力候補と言われたラッチンガーさん。その本をぼちぼちとまだ読む。 ラッツィンガーは保守派と言われている。典礼には煩い。激しく煩い。きちんとした根本がなっちゃいないのが嫌いなのはドイツ人の性もあり、生真面目だ。しかし彼は第2バチカン…

コンクラーヴェ

総勢117人もの赤い衣の枢機卿が一堂に会してあのシスティーナ礼拝堂に詰め込まれて選挙を繰り返すという光景はすごそうです。赤い衣の坊さんがずらっと並んだところはまるでスターウォーズの帝国軍のようで・・・。そういえば帝国軍、偉い人は黒(ダースベイ…

お。日付が変りましたね。今日はコンクラーベの日ですね。 コンクラーヴェネタを書いてから寝たら、コンクラーヴェネタの夢を見た。 ラッチンガーの息の掛かった保守派の比較的若い無名の枢機卿がなるという夢だった。 でもオッズは20ぐらい。 自分的にすご…

相変わらずきな臭い東シナ海

なんでも昨日また大規模なデモをしていたらしい。中国のねらーの祭りは規模が違う。失業率も洒落にならないし暇な人が多いんだろうなぁ。規模はでかいが通常の中国デモの暴力性からいえば珍しくおとなしいデモ。一部、留学生が殴られた、火をつけられたなど…

「典礼の精神」ヨゼフ・ラッツィンガーを読む 3

いいかげん中国はもういいや。それよりこっちをぼちぼち読まなきゃ。 第一章「聖画像の問題」 画像と秘跡 イコンは単なる歴史的な物語の記述ではなく、もっと積極的な、つまりそれと相対することによる神秘的交流を目的としたものであるということを教皇文書…

すごくよく眠ってしまいました。最近寝過ぎると腰が痛い。ベットの構造がいけないのかにょ?

サマータイム

ジャニス・ジョプリンの曲は好きだ。でも現実のサマータイムはどうなんだろう? サマータイム導入法案、超党派議連が決定 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050415-00000011-yom-pol 超党派の「サマータイム制度推進議員連盟」(会長=平沼赳夫・前経済…

きな臭い東シナ海

今日は天気が良かった。天気が良いけど少し寒い。でも外で仕事をするには半袖でないと暑い。で、庭の手入れなどしてみました。うちの庭には芝が2種類ある。高麗芝とセントオーガスチン。車がゴリゴリはいって来るところは凶悪で下品なほどよく延びるセントオ…

ラッチンガーさんの本を読むはずなのに、中国の一連の動きが怖くて今日はその問題を読んでいました。東シナ海住民としてはこれは切実な問題なのですよ。ラッチンガーさんの本は明日にしよう。

「典礼の精神」を読む・2

第三部 芸術と典礼 /第一章 聖画像の問題 十戒の克服 旧約聖書の出エジプト記にはモーセが受けた人類に対する神の戒律が記されています。「十戒」はその為にユダヤ教の戒律となりました。その後生じた、キリスト教、イスラム教もこれらを共有しています。ヨ…

きな臭い東シナ海

家の目の前は東シナ海だ。居間から東シナ海。水平線が広がっている。夜の海はひたすらに真っ暗で塗りこめたような闇が重く垂れ込めている。冬ともなれば荒れてリーフで砕ける波がごうごうと音を立てている。津軽三味線でも似合いそうだ。日がのぼるといきな…

ブログの内容が増えてきたので、カテゴリに分けようと思う。マジなのと馬鹿臭いのと混然としすぎているし。でも多いので疲れた_| ̄|○・・・・ぼちぼち直していこう。 なんか、筑前煮をいい気になって作ったら6人分ぐらい出来てしまった。独り者なのに。今日…

コンクラーベネタ

コンクラーベ・ストーブがロイターの写真記事に出ています。 http://photos.reuters.com/pictures/ViewImage.aspx?type=News&currentPicture=62&photoName=galleries/newspictures/2005-04-12T144440Z_01_ROM618D_RTRIDSP_2_POPE.jpg なんか・・・意外と質素…

「典礼の精神」ヨゼフ・ラッツィンガーを、読む

教皇葬儀の司式で一躍有名になってしまったバチカン教理庁長官ラッツィンガー枢機卿。保守派の急先鋒などといわれ、確かに顔もノスフェラトゥみたいなので怖そうです。次期教皇コンクラーベ・トトカルチョではかなり高得点のオッズ。有力候補のアリンゼ枢機…

寒い、夏が来たと思ったら、4月の11日、つまり旧暦の3月3日辺りから寒い。与論ではこの節句に浜下りという行事を行う。旧暦だと月齢の加減でちょうどこの日は大潮に当たる。珊瑚礁はリーフまで潮が引き、島の人達はこの日浮き足立つ。酒と肴を持って一族郎党…

まとめ

後半、ほとんどただのラブコールみたいなものなので、説明する必要もないでしょう。 今回紹介した単元は、以上のように現代のカトリック教会が芸術をどのように必要とするかというカトリック教会の現代芸術への呼びかけです。こうした書簡以外にも、信徒の信…

救いをもたらす「美」

16 21世紀を迎えるにあたって、芸術家に対する私の希望は、あなた方が創造的インスピレーションを特別に強く経験することです。あなた方が何世代にも渡って伝える美が人々を驚かせるようなものであることを願います。生きることのそして人間の聖性に直面して…

創造者である聖霊と芸術的インスピレーション

15 教会でしばしば聖霊への祈りが響きます。すなわち「来れ、創造者である聖霊」Veni, Creator Spiritusです。「来れ、創造者である聖霊よ。私たちの精神を訪れ、あなたが創造されたこころをあなたの恵みで満たしてください」(24)。 聖霊、すなわち「息吹…

芸術家へのアピール

14 この書簡を私はあなたがた、この世界の芸術家の方々に、私の評価をあなた方に示し、芸術と教会とのより有益な共同作業を再び行うために著わしています。私はあらゆる時代においてより高貴な表現形式で芸術を特徴づけた霊的で宗教的な次元の深さを再発見す…

芸術は教会を必要とするか

13 教会は芸術を必要とします。それでは芸術も教会を必要とするのでしょうか。この問いは挑戦的に思えます。現実に、正しく理解するのであれば、それは正当で深い動機を持ちます。芸術家は常にものごとの隠された意味を探求し、その苦悩は言葉にあらわしえな…

教会は芸術を必要とする

12 キリストから託されたメッセージを伝えるために、教会は芸術を必要とします。実際、芸術は聖霊の、目に見えない、神の世界を知覚できるようにしなければなりませんし、できる限り魅力的なものにしなければなりません。ですから、言葉であらわすことのでき…

第二バチカン公会議の精神の中で

11 第2バチカン公会議は、芸術世界に対しても直接的な考察を伴う、教会と文化との間の刷新された関係の基礎を示しています。そして、それは開かれた、そして対話の友好的な態度のしるしの中に示された関係です。「現代世界憲章」の中で、公会議の教父たちは…

ヨハネ・パウロ2世の『芸術家への手紙」3

真面目な内容が続いています。外は雨が降ったり、曇りで寒いので引き篭もりには丁度いい仕事です。しかしこの一週間ほどごみ捨てにいく以外、全然外にでていないので誰とも話していない状態だ。不健康ですね。 引き篭っているうえに、こういう内容の事ばかり…

書籍紹介

上記の単元で度々言及しているヨゼフ・ラッツィンガーの書はこれ。↓典礼の精神 (現代カトリック思想叢書 (21))作者: ヨセフ・ラッツィンガー,浜田了出版社/メーカー: サンパウロ発売日: 2005/02メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含むブログ (3件) …