コンクラーヴェ2

いよいよはじまったらしいです。コンクラーベ。いやコンクラーヴェ。Vの字なのでヴェが正しい。
ハテナの「コンクラーベ」の説明文でヴェテルポがビテルポになっているのも・・・_| ̄|○ bじゃあないvだ。
でも、衛星など見れない私には判りません。だからパーパ・トトカルチョでも見ています。

19日0時の時点のパーパ・トトカルチョ
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1・フランシス・アリンゼ(ナイジェリア)
2・ジャン・マリー・ルスティジュール(フランス)
3・ヨセフ・ラッツィンガー(ドイツ)
4・ディオニージ・テッタマンツィ(イタリア)
5・クラウディオ・フメス(ブラジル)

アリンゼ枢機卿が俄然強いようです。

ところで教皇は決まると自分で教皇としての名を名乗ります。上記の名前ではいられなくなるのですね。その名前の法則はいまいち良く判らないのですが概ねは伝統的な名前をつけるようです。その名前がナニになるかトトカルチョまで存在しています。以下はその上位に挙げられた名前。

What Papal name will the new
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1・ベネディクト  伝統的な名前。「祝福」を意味する。15世までいる。
2・ヨハネ・パウロ 前教皇の名。福音使徒ヨハネパウロの混合名。
3・ピウス     ピオともいう。「敬虔」という意味がある。12世までいる
4・ペトロ     初代教皇にしてイエスの一番弟子。但しこの名は用いられたことはなく、用いないはず。
5・ヨハネ     福音使徒ヨハネ 23世までいる。
6・レオ      伝統的な名 獅子 13世までいる。有名なレオ10世はルネッサンスメディチ教皇
7・パウルス    使徒パウロ 5世までいる。
8・マテウス    福音使徒マタイ 何故かこの名を名乗った教皇がいない。
9・ヤコブス    使徒ヤコブ 何故かこの名を名乗った教皇がいない。英語だとジェームズ君。どケチ虫。
10・アンドレア   使徒アンデレ 何故かこの名の教皇はいない。

トトカルチョに投じる人々はどうもカトリックの伝統を知らないらしいです。しかし聖書の登場人物でペテロとパウロはローマで亡くなっていますから当然あります。ただし伝統的に初代教皇ペテロは遠慮されます。ヨハネ人気は意外ですね。かれはイエスの愛弟子だったからなのでしょうか?ゆえに教皇の名で一番多いのはヨハネスですが、次がグレゴリウス(16人)ベネディクトゥス(15人)そしてクレメンス(14人)イノケンティウス(13人)レオ(13人)と続きます。
応募のなかに「ユリウス」が入っていますが、これはルネッサンス教皇でユリウス2世から。ミケランジェロのパトロネージで有名。彼はローマオタクでユリウス・カエサルに萌えていたのでこの名を付けたとか。まず使われることはないでしょう。と、思ったらなぜか3世がいた。でも3世で打ち止め。
フランシスクスというのも入っていますが、おそらく聖フランシスコでしょうね。彼の名はその後多く使われるようになりますが、実は「フランス野郎」ほどの意味のあだ名なんですよね。いいんでしょうか。また、ヨハネ・パウロ2世は前任者のあまりの早い死を悲しみおそらくその名を貰ったのでしょう。
ところで、もっともオッズの低いのにダミアンが入っていますがやはりアレですか?「オーメン」666。ラテン語ではダミアヌス。実は兄弟の医者の聖人で、コスマスとダミアヌスという人からのれっきとした聖人名。コスマスはメディチ家のコシモが有名ですね。ルネッサンス期の芸術に造詣の深いパトロネージ。ダミアヌスは聖フランシスコが神の声を聞いたとされる教会の聖人でした。彼が祈った十字架はサン・ダミアーノの十字架と呼ばれて、今はアシジのサンタ・キアーラ教会に納められています。ですが教皇名にその人の名はありませんし、明らかに「オーメン」ネタでしょうねぇ。
リストをざっと見ても英語圏の人が思いつきそうな名前ですね。ヴァレンタインとかも・(^^;ありえない。