書籍紹介

上記の単元で度々言及しているヨゼフ・ラッツィンガーの書はこれ。↓

典礼の精神 (現代カトリック思想叢書 (21))

典礼の精神 (現代カトリック思想叢書 (21))

本書は、典礼の美しさ、隠れた富と、また時間を超える「時」において、教会の営みの中心
として、またキリスト者の生活の中心として、再発見することに大きく貢献します。そこに
はキリストが常に新たに入ってこられるのです。
 ですから、新たな畏敬の念を込めて、典礼が表現しようとするものと、その実際について
の新しい理解が必要とされています。このような新しい理解を助けることが、この書を公表
する目的なのです。
http://www.sanpaolo.or.jp/catalog/2004/Book/061111.htm

概ねのキリスト教芸術は芸術史の学者が書いていますが、キリスト教芸術を神学的にはこのように位置づけ、理解するという点において参考になる面白い本です。抹香臭い観点満載です。
しかし超マイナーなギョーカイ本がアマゾンで買えるというのもすごい時代ですね。ただ、表紙画像が載っていないのと、訳者の名前がほんとうは「濱田了」というように旧字体であることについて、レビューで突っ込みを入れるのはやめておこうと思う。