2005-01-01から1年間の記事一覧

へ理屈をこねるわざ

先日バール・カルト先生(カール・バルトではない)が模擬裁判というエントリで面白いことを書いていた。 裁判という現場での心得らしいよ。 http://d.hatena.ne.jp/Barl-Karth/20051215 弁護士は,司法試験に合格しているわけだし,年に数件は刑事弁護をや…

今日は天気がいいよ。でも寝坊したので病院に行けなかった。10:00までって案外と難しい。 天気がいいと暖かいので変温動物なわたくし的にはいきなり活動的になる。洗濯をして先日届いたが寒くて体調不良で放置していた荷物の整理をやっととりかかる。5箱も…

信仰について

待降節である。心を静かに主の誕生を待ち望むひとときであるので、わたくしも霊的読書などを行おうと「完全の鑑」という本を選んだ。アシジの聖フランシスコ伝記である。 ここで上記のエントリに少し関わる話がでて来る。 聖フランシスコはなんせ清貧オタで…

カトリックに対する誤解

カトリックに対するイメージがよく独り歩きをして誤解を受けていることが多い。ここで引用するのは御迷惑がかかると思うので引用はしないのですが、ある方のブログにラジオで心理学者が「カトリックの聖書読みは歴史的記録としての書物ではないという意識が…

女帝論争

なんだかあちこちで語られている様です。わたくしは耶蘇なもんで宗教的意味合いとかそういうのがよく実感としてわからんとですが、女帝論争の中には「カトリックの司祭は何故女性はダメか?いいじゃねーか」論争みたいな要素もあるようです。神秘・祭儀に性…

カタリ派ゲーム

SCHOLASTICUS LUGDUNENSISのchorolynさんがこんなゲームアイディアを。 http://d.hatena.ne.jp/chorolyn/20051215/1134607637 ちなみに、中世史でゲーム化したら面白いネタないかなと、昔妄想してたことがありました。 カタリ派をゲーム化するとどうなるかと…

祈りの文のリズム感

最近の私は物覚えが悪い。ミサの式文の「信仰告白」が「使徒信条(クレド)」に代わったのはよいが憶えられない。アヴェマリアの口語訳が憶えられない。主の祈りも昔の言葉が混じってしまう。何度も唱えるのに憶えられないってのはどういうこった???と言…

本日は体調が悪く寝込んだ。寒いんだもん。あと食事が変則的になっていた。 ・・・というのも親父の食事を三度三度造るのはいいが、わたくしは相変わらず時差ボケなうえに貧血状態で、どうも朝が起きれん。そういうわけで、今週は無理やり起きてはいたものの…

姉歯「元」設計士

横浜を発つ時は連日このニュースで、島に来てからはテレビを点ける習慣がない(横浜では親が見ていた)ためにその後は知らないが、なんだか色々な会社とか社長とか組織とか出てきてわけ判らんです。木走さんとこ覗いて「ふ〜〜ん」とか読むだけで精一杯。と…

95箇条の論題

コメント欄で出たルターの95箇条の論題のパロディ発見。 東京大学 メイド研究会サイトから http://maidken.hp.infoseek.co.jp/ http://maidken.hp.infoseek.co.jp/sasagawa/disputatis.html メイド服の効力を明らかにするための95箇条の論題 Disputatis pro …

ロゴスと知

先日コメント欄に「イタリア人の識字率は低い」と書いたらある方から識字率を文字通り文字が読めないとするなら「イタリア人の識字率は日本人ほどではないにせよ高い」「イタリアに住む非イタリア人は識字率が低い」とのご指摘を受けたですよ。 ところで、文…

親父のボケが心配で母が電話してきた。ボケが進行しないようにしてくれ。との要望。とりあえずよく話かけるとかした方がよいので食事の時は必ず自分が食べなくてもそばにいることにする。が話のネタがないよ・・・。買い物にも付合ってもらうのだが、今日買…

萌えネタとしての独身制

ま・ここっとさんとコメント欄でルターが結婚した話とか、修道女が還俗する話しとかになったので、少しうにゃうにゃ考察してみた。 カトリックの神父は結婚してはならない。修道者は当然そういう道を自ら選ぶ人なわけでこれまた結婚しないことを誓っている。…

わが家の殿方

現在、島の生活は父とわたしとカナとで成立している。役割分担を父は朝のごみ捨てとカナの散歩。と決め、やってもらっているんだが、今朝はごみの袋が重いとかぶぅぶぅ文句をいわれた。確かにごみ捨て場は遠く辛いのはわかるけど私はいつもその重さのゴミを…

レオナルド・ボフ

カトリック神学の中に「解放の神学」というのがあって、イエズス会のゲティエレスとかいう人なんかが有名ですが南米から出てきた実践的な政治的色合いの強い神学で、南米という貧富の差の激し過ぎるような土壌という混迷した状況から必然的に生じた信仰の高…

本日は施設に入っている祖母に会いにいった。久しぶりである。自ら「与論の施設に入りたい」などと言ってさっさと手続きして入ってしまった祖母は御年94歳。すこぶる元気であった。というか入った時より元気になっていたよ。施設の若い人と話したりしている…

本日の注目ニュース

イタリア「ポルノ税」導入へ、財政赤字解消の切り札 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051214-00000404-yom-int ANSA通信などによると、ポルノ映画、ビデオ、雑誌の販売などに25%の税を課す計画で、 「ポルノ税」提唱者の与党議員ダニエラ・サン…

覚悟ということ

師匠と飲んでいて、出た話だけど、昨今は覚悟のない聖職者が多い。とか言う話。 カトリックという組織は自称2000年くらい続いていることになっている。ローマ・カトリックは異端なので認めない人とか、ローマは勝手に出ていったのでそこからの歴史だという人…

カトリックの出版物

カトリックギョーカイはマイナーなので出版物といってもおよそ売れる本がでるわけではない。神学の翻訳本などは必要な人には大変必要なのだが、正直世間的には「なんだこりゃ?」な代物だろうし、信者達でも神学などに興味のあるのは一握りだ。だから注文な…

島の夜

島の夜は静かだ。暗く集落の明かりがぽつりぽつりとある程度であとは闇だ。窓の外から聞こえる風と海鳴りもこの静寂を一層際立たせる。ごうごうと途絶えることなく浪はリーフに砕け大気を震わせ「鳴る」 風は大気の呼吸だ。地球を取り巻く大気が呼吸している…

昨晩はやる気がなかった雨戸を開ける。 やる気がなかったのはそれが力仕事なのですが、非力な私にはとても時間がかかる。握力が笑っちゃうほどない(12とか)ので、ネジ一つひねるのに時間が異常にかかるのだな。こういう時は旦那とかいるといいのになぁと…

わが家

わが家が一番だなぁ・・・・寒いけど。 「12月にこの温度は珍しい」 などと島の人に言われてしまった異常気温の島に帰ってきた。異常気温のフランスといい、帰国していきなり寒くなっていた東京といい、寒さが後をつけまわすのでむかつくだよ。と言っても島…

島に帰ってきた。 凍え死にそうな東京から来たから暖かいよ。でも・・・・風が強いのでなんとなく寒い。 家は。。。。。。。かび臭い。寒いけど窓を全開にして空気抜きしています。蟹とヤモリと殿様バッタとムカデとゴキブリの死骸が各部屋に点々と干からび…

何故、島に住む?

よく聞かれるんだけど「何故?島に」 実のところあまり考えていない。何処でもよかったんだけど縁でしょうね。遊びにいったときに「ここはいいところ」だと思っただけでございますよ。景色はよい。なにより島の人間が皆、暖かく、そしてのんびりしている。後…

明日、島に帰りますよ。 嬉しいなぁ。留守宅の惨状を考えると怖いなぁ。黴とか。 ◆◆ ・・・というわけで島に行ってきますよ。 いいかげんこう寒いと変温動物状態なわたくしは体が冬眠に入るのでずっと眠いよ。 島は・・予報では最高気温15度ぐらいみたいなの…

子供が晒されている危険について

おフランスから帰国してこっち、幼い女の子が殺されるニュースが相次いでいる。こういうのってなんだろうね。デスピサロ・ヤギはうんたらヤケとかいう名前だったらしく、「騙るなよ」とかムカつきつつニュースを聞いている。 子供に凶刃を向けるとはなんたる…

忘年会

本日は忘年会であった。 その前に私の所属する在世会(フランシスコ会第三会)の誓約式があり、一人お仲間が増えたお祝いがありましたです。で、師匠濱ちゃんはそれに出席するべく自らの担当する教会を出発し、会場となるD教会を目指したのだが・・・・・・…

検索で「ブルトン」というのを辿ってくる人がいる。アンドレイ・ブルトンか四次元怪獣ブルトンか、どっちだ?どっちにしてもシュールレアリズムだよね。四次元怪獣ブルトンはウルトラマンかなんかに出てきた怪獣だと思ったけどテトラポッドがつぎはぎになっ…

ロックの変質とか主夫とか

ジョン・レノンの死の話があちこちで語られておりましたが、昨日のエントリ内容のことをもちょっと考えてみようかな。 ラブピースな彼のメッセージというのは昔はヒッピーなおにーさん方の十八番で、それでもって彼らは社会の公序良俗からみると胡散臭い存在…

無原罪の聖母

ジョン・レノンが死んだ日は「無原罪の聖母」の日でもあった。日本人にとって「無原罪の聖母ってなにそれ?」的に馴染みない教義だろうがキリスト教世界ではローマ・カトリックがこれによって「異端」とまで言われるほど物議をかもし出すネタである。聖母、…