芸術

映画『めがね』なにもないがある島の日常

やっと、見た。 島から出て約一ヶ月。東京の音と視覚情報の洪水と人の多さにまだ慣れない。パスモとやらを購入して改札を通り過ぎるが馴染まない。未だほんとに通ってよいのか不安になる。街にいても街のお作法がなんとなくわからない。子供の頃から知ってい…

エルネスト・ネト ブラジル現代美術作家の柔らかい空間

香川県は何故か良質なアートがそこはかとなくある。それも、イサムノグチとか、安藤忠雄とか、静謐な元素を感じるような芸術を創りあげる作家だったり。そんな香川県の丸亀市の中心の駅、丸亀駅のまん前のくそど田舎な駅にどこにでもあるような鄙びた街並み…

アンパンマンネタに逝かれる13個のブクマ

明後日から東京さ出稼ぎで忙しい。季節労働者は大変である。 が、プロレタリアな仕事の総仕上げをしに現場に行って帰ってきたらアンパンマンネタに13個もブクマがあった。13・・・・耶蘇な私には不吉な13個のぶくま・・・・。ωな過疎ぶろぐには珍しい二ケタ…

アンパンマンがブームか?何故アンパンマンは嫌か?

どうもアンパンマンがはてな界隈で話題になってるようです。 uumin3さんとことか、usauraraさんとことか。 http://d.hatena.ne.jp/uumin3/20070911#p1 http://d.hatena.ne.jp/usaurara/20070906/1189054624実は『アンパンマン』ってキャラの顔だけ知っていて…

紋別のカニのツメ

た〜か〜の〜つ〜め〜 ・・・・・ではなくて、紋別には鷹の爪・・いや蟹のツメのオブジェがあるらしい。馬鹿でかいカニの爪である。 そのへんてこなオブジェを造ったのが実は店長の歳さんである。 今日その話を聞いた。 なんでもアートフェスティバルのため…

ネグリと芸大

某友人情報で、芸大で「マルチチュード」をテーマにアートフェスティバルをするんだと聞いて、なんだそりゃ?と思った。 マルティチュードってぇと『帝国』という東大生協辺りでなぜか売り上げナンバーワンになった分厚い本で、聖フランシスコの事が出とると…

聖母子像を描いているわけだが

主任司祭に「描け」と命じられた聖母子像を描いている。それと頼まれているもう一個と平行で、二つの母子像を雑誌社の仕事の合間に描いているんだが。およそ描きつくされた聖母子像。自分なりの聖なる母子のイメージってのを、内面から外部へと提示しなきゃ…

レオナルド・ダ・ヴィンチ、21世紀の日記

レオナルドがどうやらこの21世紀の日本を旅しているらしい。 http://blog.excite.co.jp/leonardo-da-vinci どーも、フィアットプントに乗って旅しているようであるよ。サライにでも運転させとるのかな?スピード違反で捕まりそうだが。 で、昨日は東京タワー…

『薔薇の名前』のゲーム

ミクミクのコミュで知ったのだが、なんじゃか『薔薇の名前』がゲームになっているらしい。 http://www.elenigmadelaabadia.com/プロモビデオ http://www.youtube.com/watch?v=H9YEUYKXZiE&mode=related&search=スペイン語のゲームみたいです。 日本版をプレ…

横尾忠則「Y字路」

母がいつもNHKの夜にやっている「プロフェッショナル」とかいう番組*1を見ている。色々な分野のプロを紹介する番組らしい。本日は横尾忠則だった。横尾忠則というと、電波でムーな趣味のおっさんで、昔はキッチュでアングラなイラストというかグラフィッ…

ダンテ

仕事でダンテについての記述のゲラが送られてきたので読んでいる。 阿刀田高さんがダンテについて書いているエッセイで、いずれ某社の雑誌に掲載されるので楽しみにしていてほしい。しかし、阿刀田高という軽妙な作家と粘着質のダンテって取り合わせはすごい…

女の業

『火宅の人』という壇一雄の小説がある。まぁ鬼畜な男の生きざまだ。身勝手で弱くどうしょうもなく破滅型の。火宅の人(上) (新潮文庫)作者: 檀一雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1981/07/28メディア: 文庫 クリック: 12回この商品を含むブログ (19件) を見…

トロツキー忌、フリーダ・カーロ

散人先生のところで知ったのだけど、けふはトロツキーの命日らしいです。 ○Letter from Yochomachi http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C111252006/E1422419920/index.html ■8/20 Today トロツキー暗殺 (1940)……でも亡命先でいいこともあった …

バラガン先生の本入手

けふはお出かけ。久しぶりの大都会なので気張って封印していた本買いをしてみる。一冊だけと決めたので、ルゴフ先生にするか、エーコにするか迷ったが、エーコは高いしな。結局文化村で以前紹介した下記の本を購入。 カーサ・バラガン作者: 齋藤裕出版社/メ…

ルイス・バラガン

世界遺産になっているらしい。びっくりした。 モダニズム建築の中でもかなり大胆な量と質。色彩をもちいた建築家だけど、シンプルな家がカッコいいのである。 http://www.t3.rim.or.jp/~u-minami/class/sisatu/balagan/balagan.html カーサ・バラガン作者: …

ソビエトの未来派

GIGAZINから拾ってきた。 http://gigazine.net/index.php?/news/●USSR posters - a photoset on Flickr http://www.flickr.com/photos/bpx/sets/72057594117941491/ →ソビエト時代のポスター。渋い。ロシア的な中にもサイケがあったり、外からの影響もちょっ…

少女漫画リスト

ょぅι゛ょ漫画ではない。少女漫画経験値というものがあるらしい。それの30代から上の人リストってのをkazume_n さんが作成なさっていた。早速、チェック。 ○余計な日常・余計なもの思い http://d.hatena.ne.jp/kazume_n/20060323/p4 ■[ネット][本]【少女漫画…

漫画夜話

utsutsuさんが漫画について語っているのを発見。 ○ひとまずお休みだお( ^ω^) http://d.hatena.ne.jp/utsutsu/20060530/p2#seemore ■[本][女]今更のだめを読んだ私が少女漫画の話をしよう うむ。『のだめ』ってのを読んだことがない。それと『NANA』って…

レオナルドの聖杯

え?最後の晩餐の絵に聖杯がない???? ダン・ブラウンが『ダ・ヴィンチ・コード』でそんなこと言ってるそうですが、足つきのいわゆるワイングラスはないけど、コップが置いてあるよ。イエスの左手のとこに。ゴブレットでワインを飲んでいる設定だからレオ…

絵の才能

一輝師匠の好きなしょこたんは激しく絵が上手い。しょこたんぶろぐなど読んでると梅図かずおなしょこたんに出会えたりする。 http://yaplog.jp/strawberry2 ところでNHKのおねえさん、はいだしょうこさんはもっと絵が上手らしい。 こんな評価↓ http://b.hate…

ダ・ヴィンチ・コードはカンヌで酷評

▼ジャーナリストには悪評、失笑も=「ダ・ヴィンチ・コード」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060517-00000035-jij-ent昨日こき下ろした件の本の映画がかなりダメダメだったようで。映画として造りが悪かったのかね? 以下ブクマから http://b.hatena.…

クライシス

○pearl harbor niitakayamanobore http://www.youtube.com/watch?v=PxTyjentRso&search=Pearl%20Harbor この映画の予告を映画館で見た時、「わぉ。ゼロ戦ってカッコいい!」とか思った私ですが、どうしてこうアメリカさんは戦争映像を撮るのが上手いのかね?…

中世が読み取るもの

西洋中世の古地図にTO図というものがある。聖地エルサレムを中心として、ヨーロッパを上部に地中海を挟んだ下部左手にエジプトや北アフリカの国々、そして右手に中東の国々が描かれている。我々はヨーロッパというと今のEUの範囲を想像するが、中世の文明は…

文化系と女子とか

ラジオクリルタイから何故か「文化系女子萌え」論争@はてな村にいたるまでを、クリルタイに参加したはてなの族長加野瀬氏が、(そもそもの「文化系女子」にまつわる定義を含め)まとめていた。 ↓文化系女子定義 ○ARTIFACT@ハテナ系 http://d.hatena.ne.jp/k…

ゼルダの新作が出るらしいね

PS3というのはななまんえんくらいするらしい。七〇〇〇〇円と書いてもびっくりするようなセレブな金額。買わないと思う。ゲームごときに七萬円出すくらいなら他のことするです。だってソフトはまた別でしょ。他にナニが出来るのかしらないけどゲームが出来れ…

未来派

そろそろ未来派について語ろう。ぐりちゃんも来たことだし。 ここ数日やる気のない午後はぐりちゃんが送ってくれた「未来派」を眺めていたよ。本なのに眺めるってのは、要するに全部イタリア語で書いてあるからだ。イタリア語なんかご飯食べる時とホテル予約…

メランコリアー土星に支配される芸術家

ホルストの『惑星』の「土星」はなんか辛気臭い音楽だった記憶がある。 モモリーネさんのエントリから。 ○vita cotidiani http://d.hatena.ne.jp/momoline/20060508/1147079198 ■[文化]Melancholie ドイツでメランコリーをテーマにした展覧会をやっていたそ…

アントネッロ・ダ・メッシーナ

メッシーナといえばシシリアの海峡である。おっさんの女房への寄り道いいわけ話「オデッセイア」によればスキュラという怪物がゴロゴロいるところである。『女神転生』でタコおばさんに描かれている怪物ね。シシリアを旅した時、この海峡をフェリーで渡った…

アカデミズム・昨日の続き

んでだ、技術であった「アルテ」が精神性というか思想として自立するのはやはりルネッサンス人に負うところが大きいですね。プラトンアカデミーの画家や彫刻家達の積極的な位置づけと、数学や光学の実験場としての絵画、彫刻と、工人だった職人がそれらを通…

アカデミズム、再び

先ず、これを紹介しておく。 十六世紀フランスのアカデミー (ヴァールブルクコレクション)作者: F・A・イェイツ,高田勇出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1996/03/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (3件) を見る イエイツだから内容が想…