ネグリと芸大

某友人情報で、芸大で「マルチチュード」をテーマにアートフェスティバルをするんだと聞いて、なんだそりゃ?と思った。
マルティチュードってぇと『帝国』という東大生協辺りでなぜか売り上げナンバーワンになった分厚い本で、聖フランシスコの事が出とると聞いて、手に取ったが、正直聖フランシスコネタに辿り着く前に、読みこなせなかったトラウマ的アレだ。政治経済脳に貧困なわたしにはね、漬物石にしかならんシロモンだが、そやつの「マルチチュード」概念を芸術に応用?なんすかそれは?今、アート界隈ではネグリ病なのかね?といぶかしく思ったんだが、こんな本が出てるらしい。

芸術とマルチチュード

芸術とマルチチュード

へぇ。要ぶくま。

よく判らんが、自律する大衆と芸術というお話かなんかナンですかね?まぁこういうグローバルなデジタル化時代の芸術の有様ってのは、ウォーホールの時代ともまた違うような気がするわけで。正直なんでもありカオスな状況を持て余していたびじつ評論家が「!」とか思っちゃって、ネグリ病になっとるんでしょうか?どげなもんでげしょ。読んでみないことにゃぁ判らんが、ほんと芸術家というか美術評論家というかその界隈の人はこういうの好きだね。島で隠遁しとるとその辺り疎くなります。別にいいです。中世に生きとります。

ところで、アントニオ・ネグリ氏は、この本ではトニ・ネグリになっとるようです。何故?
3月辺りに日本に来るらしい。
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ところで、芸大120周年記念らしい。うちがいる頃100年祭とかやってなかったっけ?
そんなに年月経っちまったんか。ばばぁになったもんだ。やれやれ。
というかいまやあそこでナニやってるのか誰がいるのかも知らんじょ。