2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の馬鹿ニュース

久しぶりにお笑いニュースの「世界びっくりニュース」を読みに行ったらこんなネタが。 ▼カトリック司教会議、『ダ・ヴィンチ・コード』に反論するサイト立ち上げ http://www.excite.co.jp/News/odd/00081142136452.html三文小説に、まともに反応するアメリカ…

祈りの空間

正教会では助祭は補祭といいます>ユリアヌス先生。 正教の典礼は荘厳ですこぶるよい。・・・・が、長い。 しかし、人々は典礼進行中も勝手にイコンやらに蝋燭あげて祈っていたり、出たり入ったりしている。聖域と俗界が完全に別れている感じがよい。きっと…

汚いわんこ

近所の子供にカナを迎えにやらせた。どこで遊んでいたか汚いわんこになっていた。汚いぞ。灰色だ。 バツが悪いのか反省モードに入っている。

聖人伝

芸術家にとって先人達というのは一種の聖人だったりする。美に仕えた先人達のその生き様というのを知るのが面白い。弟子は師匠の背中を見て育つなどというが、正も負も含め、その美へ生涯をささげた彼らがどのように生きたかっていう話を知るのはある意味勉…

締切の絵がどうにも終わらない。というか草臥れて寝てしまったのがいけない。 ◆◆ 近所の子供が訊ねてくるも、締切終わらず。カナの迎えだけさせるという鬼畜なあんとに庵であった。 しかし食材が無くなりつつあるなぁ・・・・。米が切れそうだ。子供が遊びに…

土星の画家

相変わらず芸術脳を鍛えんと懐かしの人々を思い起こしている最中であるよ。 竹下さんに「ミケランジェロって鬱で天才」とご指摘されて、緩慢な鬱状態に在る私と致しましては、そうかミケちゃんてば鬱かぁ。と、あらためて本棚から彼の書簡集を出してきて読ん…

キッズgoo

ガキんちょ向けのgooがあるらしい。なんでもえらくきつい検閲機能があるそうだよ。おガキ様に読ませてはならない有害なサイトははじかれるそうだよ。早速、あんとに庵も検索にかけた。あんとに庵のブログとリンクしてある頁なんかが出てきたが・・・・リスト…

外出中

締切でテンパっているので再びカナを母犬の所にいかせる。しかし今日、外は一日中、嵐であった。すまん。

昨日はeireneさんに竹下節子さんのサイトを教えていただいて、懐かしくて、小野さんネタを書いてしまいました。 竹下節子さんは有名なのでもうご存知の方も多いと思いますが、とにかく縦横無尽にカトリック周辺文化やヨーロッパ文化などなどフランス在住の独…

メキシコバロック

随分前になるが、K社の雑誌で竹下節子さんと組んで仕事をしていたことがある。竹下節子さんはフランス在住の比較宗教なんぞをやっている方で、カトリック周辺文化の、すごく変なものを採集して歩いている人だった。フォークロア的なカトリックのもう一つの…

塩漬け犬

いやね。わんこの輪のお客様の為に報告だけど、塩漬け犬って某所で書いたら、犬鍋の話かと思った人がいて、それだけはやめてくれ〜〜〜と思いましたよ。 昔、イタリアで汽車に乗っていたら、あきらかに南イタリアのプロレタリアートおっさんが話かけてきたん…

牧歌的な一日

今日というか昨日は、大変に暖かい日であった。 近くの浜に島犬カナを連れて散策に行く。すっかり春の、初夏のような日差しに穏やかな海の潮の引いた浜で岩伝いに隣の浜まで足を伸ばす。満月に近いのか潮の引きがいつもより大きく、こういう日は行けない浜ま…

BS社の仕事終了。S社の仕上げにとりかからねばねば・・・・。しかし疲れた。 夕飯に親子丼つくったはいいが大量に出来たので食べてお腹が張っている。つらひ。 ◆◆ 抹香臭いギョーカイのD・B社から掲載誌が送られてきた。復活について描いたんだが、絵が少し…

島の鳥さん

この季節になると色々な渡り鳥が飛んで来る。1番変な鳥はヤツガシラって奴。うちの庭の芝生をほじっている。虚無僧の吹く尺八みたいな鳴き方をする「サシバ」って猛禽類は冬に居る鳥。よく畑の上空を一人で風に揺られている。孤独そうな鳥さん。他にも色々来…

すごい寒い。でも気温を見ると最高気温16度とか。本土の人からすると「こんなんで寒いとかいってるんじゃねーよ。」と怒られそうであるが、寒いものは寒い。島の人も寒いといっている。なんせこないだまで「まるで夏(最高気温24度とか)」だっただけに16度…

近所の子供

近所の子供が遊びに来た。中学1年と小学6年生の姉妹。人懐こい。ゲームをしたいというので、今週は締切で死んでいるから来週おいでといっておいた。ご両親が離婚してお母さんがいないらしい。なもんで寂しいのかもしれないな。シスターがこれから来るよ。と…

バロック以降

バロック以降の宗教美術は正直これだという面白いのがあまりない。個々にはブレイクみたいなのとか、マティスの礼拝堂みたいのとか、ガウディのとか、コルビジェのロンシャンの教会とか、色々あるけど、教会主導のムーブメント的には面白いのがあまりないで…

エル・グレコ

時代はルネッサンスからマニエリズム、バロックと移り変わろうとしていた時代に、すごい変な画家がいた。 「ギリシャ野郎」と渾名されていたその画家の絵はすごく変だ。くねくねしていて、人物は茄子みたいだし。私は正直嫌いだった。人物を少女漫画みたいな…

バロック

16世紀以降、マニエリズムを経て、バロックへと移行する。自然科学を基礎としたルネッサンス美術からやがて視覚世界は内面へと向かいはじめる。様式の過剰。国際ゴシック様式のような牧歌的なものではない目的を持った様式の過剰さである。 おりしも西方ヨー…

ギョーカイの仕事は終わったが・・・S社のとBS社のが終わらんとです。 なのに、眠い。寒い。 カッシーナというところからDMが来ていた。家具屋だな。なんか買ったっけ? ナニか?と思ったらフィアット・パンダのALESSIとのコラボ商品が出たらしい。正直…

言語ゲーム

ギャル語変換サイトをみつけた。 http://members.at.infoseek.co.jp/majirika/gallanguage.html 早速、ウィトゲンシュタイン先生にお出まし願って変換してみた。 ぉ∋そ語られぅゑこ`⊂は、日月晰レニ語られぅゑU、 語りぇTょレヽもσレニ⊃レヽτは沈黙UTょけれは〃Tょ…

典礼美術

どうもルネッサンス期の美術というのは、教会の典礼的な筋からは外れ個人の思想の反映となっている。この辺りはラッツィンガーが指摘していた通りだ。ラッツィンガーは典礼美術としての絵画なり彫刻なりを考えているので、どうもルネッサンスの画家達はお眼…

異端審問

uumin3さんのところで、元オウム信者が有名ブロガーで、それを巡ってあちこちで議論が起きているという話を読んだ。コメント欄で私なりの意見を書いてみた。以下はそのエントリとコメント欄での記述。 ○uumin3の日記 http://d.hatena.ne.jp/uumin3/20060314 …

迷子

カナが迷子になった。忙しいのでカナの生家(つまり母犬)にあずけていたんだが、当然放し飼いなもんで、どうもカナは一人でわが家に帰ろうとして迷子になったらしい。夕方迎えにいったらいない。呼んでもいない。どうしようかと蒼白になった。いつもは母犬…

ミケランジェロ

俺様ルールのもう一人の雄、ミケランジェロ。彼こそエキセントリックで自我肥大の感情ダダ漏れ芸術家の代表だと思う。いつも怒ってそうで怖い。実際、友達が少なかったらしいし。 彼の作品は偉大だとたいていの人は認めるが、そのあとの評価が分かれる。嫌い…

レオナルド・ダ・ヴィンチ

レオナルドは個人の極み。自分がどう思うか?が優先される現代的な画家だ。ピエロ・デ・ラ・フランチェスカがレオン・バッティスタ・アリベルティの思想の実験を、或いは友人のルカ・パッチョリの数学を画面上で証明していたのと違い、レオナルドは俺様ルー…

ボッティチェッリ

サンドロ・ボッティチェッリというのはかなり普通の人だと思う。だから判りやすい。世の中の流行がプラトン・アカデミーならそれを中世の寓意画の伝統を踏まえて描いて見せたりしたのが、たぶん「ヴィーナスの誕生」とか「春」みたいな絵なんだろう。リッピ…

人物画の布を描くのにリッピの絵を眺めていたけど、この人は布フェチだな。そういえばデューラーは枕のデッサンを沢山描いていた。布の表情というのをしきりに追うのは北方の人のほうが多い気がするなぁ。 ◆◆ それにしても寒い・・・・・。夏だったのに、ま…

ピエロ・デ・ラ・フランチェスカ

眠れなかったので、時代を次世代に。 ピエロ・デ・ラ・フランチェスカの絵は感情がまったく押さえ込まれた絵画の代表作かもしれない。静かな祈りの絵であるはずなのだが、それを通り越した冷静な理性の絵画という感じ。 もともと数学や光学に興味のあったピ…

別れ

某ブロガーさんちの猫が死んだそうだ。そのことを考えていたら眠れなくなった。 病院で付き添っていた時の光景を淡々と書いていらして、それが逆になんとなく辛そうな風景が浮かんで来る。昨年のカナも日に日に弱っていったので、その不安な気持がなんとなく…