午前中、シスターと島の方と一緒に民俗村の菊千代さんに会いに行く。菊さん一家は島の歴史の記録者で、伝統の大切さを子供たちに伝えるべく頑張っておられる。方言の辞書を作成したり、芭蕉布の技術を伝えたり、昭和30年以前までの島の光景の再現、様々な生…

本日の島のトロピカル度はかなり低い。雨。暖かいけど。

中世の寓意は時代が下がると「人」を通じた様々な理解手段が出て来る。 抽象的な概念に「人間」を用いて理解する方法論が頻繁になる。死の表現が人格的に理解されるようなメメントモリの絵画。骸骨がダンスマカブルを奏でる絵などにも見られるし、或いは「徳…

カブは煮付けにするのが好きだが漬物もいい。 泥酔論説委員の日経の読み方 http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=329372&log=20060117やはりカブ関係はよくわからないですよ。 読んでもナニがどうしてどうなったか理解出来ないぐらい。 とりあえずライ…

今日の島のトロピカル度は５ぐらい。 家の前で泳いでいる人がいるよ・・・・。流石にそういう温度じゃない気もするけど。実は今の季節は水が温かいらしい。 午後になったらあっという間にトロピカ3以下になってしまった。 ◆◆ 本日は神戸大震災があったあの日…

ルゴフ先生本「中世とは何か」の覚書。 ・中世の価値は伝統を註解する。伝統の権威を踏襲するのが基本。新たなものは蔑視される。托鉢修道会の登場と共に「新しい」という価値が評価される。（右肩上がりって発想がなさそうだ・ついでにルゴフ先生は「恥知ら…

本日の島のトロピカル度は相変わらず3ぐらい。生暖かく外は少し暑い。 ・・・・・・・・などと言ってる場合ではないようだ。 枇杷さんの話では、ここ数日の温暖な気候がこんどは豪雪地帯に洪水をもたらしているそうです。 とにかく今年は異常な雪の害。現地…

朝からぼんやりと生暖かい。でも体調不良で寝ていた。 相変わらず頭痛がとれない。先日の酷い状態は抜け出したけど。 午後から晴れたので起きだして掃除と洗濯。 そういえば先日注文したル・ゴフ先生の本がやっと届いたよ。これから読む。 ◆ 本日のベァトウ…

だちょうのswan_slabさんやuumin3さんも取り上げておられましたが。 以下のブログにはてなユーザーが反応。 豪雪の被害がたいへん……でも、なんであんなところに人が住む？ http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C1310380191/E20060110214546/ind…

早朝に目が覚めた。 まだ真っ暗だ。風の音がすごい。 なんとなく心細くてつい起き出してしまった。 月の光が真っ暗な居間に充満していた。 ここは月明かりがすごく明るい。もう一度寝よう。本日のベァトゥス写本はナバラ◆◆ 結局、頭痛がすごく酷くて一日中寝…

前線が北側に行ったせいで湿った南風が吹いている。午後になるとえらく晴れてついにトロピカル度が異常に高くなってしまいました。暑いっす・・・・。なんだ？これは夏だよ。・・・というわけで夏のワンピースを出してきてアイスクリーム食ってますよ。 父を…

本日も温暖。 今日は父が実家に帰る。今晩からいよいよ一人＋島犬カナとの生活。隠遁生活が始まるですよ。 もうしばらくしたら父を送りに空港まで行かないと。 ◆ 本日のベァトゥス写本はレオン版のディテール

寓意の続き。 ま・ここっとさんが以前教えてくれたのだが、アフリカの宣教の為に働くシスター曰く、文字の読めない人々にキリスト教の教えを伝えるとき、言葉で伝えても曲解されたり、間違って伝わったりするのだが、絵を用いると伝えやすい。間違いが無くな…

今日の島は南風。温暖な一日。とはいえ雨。 ひねもす寝るか、ぐりちゃんのくれた百科事典をひたすらに眺めることで一日が終る。 明日は大潮なので近所の人と雨でなければ海にタコ取りに行こうという話しになっている。 天気だと良いんだが。但し行くのは夜中…

リエバナのベアトの生きた時代。700年代末。イベリア半島の地図はそのほとんどをイスラムに支配されている。当時の西ヨーロッパは辺境であり、イスラムは強大な力をもっていた。フランスのトゥールポアチィエの戦いではイスラムの軍勢と戦火を交え撃退してい…

実家から荷物が届いた。 その中にぐりちゃんからのローマからの贈り物が入っておった。分厚い「エンサイクロペディアメディアヴァーレ」本。すなはち「中世百科」おフランス語なもんで当然読めないのでまったく辞典の役に立たないという豚に真珠なわけではあ…

ロマネスクからゴシック、そしてルネッサンスへと到る12世紀から15世紀初頭まで、西方の視覚芸術世界は飛躍的発展を見せるのであるが。 先日エントリで度々話題に出したウンベルト・エーコの『薔薇の名前』この表紙画がなんともへたくそなんだか怪しげにお洒…

先のエントリで紹介した薔薇の名前の表紙画の図像にすこし解説を加えておこう。 アマゾンの表紙を拡大して見る機能を通じてよく見てくださいです。 この表紙画に使用された絵はヨハネ黙示録の5章「小羊、4つの生き物、長老達のヴィジョン」であり、以下のよ…

あまりの寒さに野菜類が高値になっている。うちの島で売ってるレタスなんぞはもう高級野菜だ。「500円もする」と近所のおばさんが怒っておった。キャベツはまだ200円台（調べたら半玉が189円）だった気がするけど。島でも採れるからね。島は輸送費なんかがプ…

日本に報道規制を要求 中国「対中批判多すぎ」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060109-00000116-kyodo-int 北京９日共同】中国外務省の崔天凱アジア局長は９日、北京での日中政府間協議で「日本のマスコミ は中国のマイナス面ばかり書いている。日本政…

カルヴィーノ三部作を読み終っちゃったので、改めてホイジンガを少し読んだりしているが、昼飯時になんとなく島の人がくれたこの本を読んでみた。 チーズはどこへ消えた?作者: スペンサージョンソン,Spencer Johnson,門田美鈴出版社/メーカー: 扶桑社発売日:…

なんか、読み終っちゃいました。 不在の騎士 (河出文庫)作者: イタロ・カルヴィーノ,米川良夫出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/12/03メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 28回この商品を含むブログ (54件) を見る 以前、国書刊行会から出ていたんで…

母のおせちが切れたので、またぞろ三食の献立に悩む日々であるよ。おせちってのは成程、楽する料理であるな。料理を作成する時間というのはさほどでもないがなにが大変かというと献立のバリエーションを考え出すのが大変である。正直面倒くさい。「アレを造…

薄い本なのですぐ読み終ってしまった。 まっぷたつの子爵 (ベスト版 文学のおくりもの)作者: イタロカルヴィーノ,Italo Calvino,河島英昭出版社/メーカー: 晶文社発売日: 1997/08/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ (25件) を…

久しぶりに本を注文してみた。何ヶ月ぶりだ？まともな本買うの。 まだ下流に堕する前、出版関係の仕事を多くしていたわたくしは宵越しの金は持たないという持ち前の非計画的な性格から、その収入を本の購入などで使い果たしていた。富をそのまま市場に回すと…

『木のぼり男爵』を読み終える。 木のぼり男爵作者: イタロ・カルヴィーノ,米川良夫出版社/メーカー: 白水社発売日: 1990/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る イタロ・カルヴィーノはイタリアの作家でもともと1960代頃のネオ・リアリズモ…

友人のパタさんが書評を書いてましたのでご紹介。 『中世とは何か』 http://pata.air-nifty.com/pata/2006/01/post_5c83.htmlこの本ね↓ 中世とは何か作者: J.ル=ゴフ,池田健二,菅沼潤出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2005/03/01メディア: 単行本購入: 2人 …

今5時台。最近この辺りで脳が一番活性化するので困りモノでつ。そして一番眠いのが午後から夜にかけて。いったいどこの国の時間で生きてるんだろ？ ◆ 昨日みた夢は何故かドイツの大学に行っている人と結婚するという夢だった。momolineさんとお話して寝たか…

ロイターでこんなのみつけた↓ イタリアの無神論者、教えをめぐりカトリック教会を告訴 http://today.reuters.co.jp/news/newsArticle.aspx?type=worldNews&storyID=2006-01-05T151339Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-198819-1.xml ［ローマ ４日 ロイター］ ２０…

島はすごい寒いが、本土は気が遠くなるほどの異常な寒さらしい。 東京で「ありえない寒さだよ」ということだがよく考えてみると氷点下ってのは昔しょっちゅうあった気がする。道も水道管も凍る。霜柱が昼になっても溶けない。最近暖冬続きでそういうのがなか…