antonian2006-01-16

本日の島のトロピカル度は相変わらず3ぐらい。生暖かく外は少し暑い。
・・・・・・・・などと言ってる場合ではないようだ。
枇杷さんの話では、ここ数日の温暖な気候がこんどは豪雪地帯に洪水をもたらしているそうです。
とにかく今年は異常な雪の害。現地の人にしか判らない苦労や不安があると思います。
大切な故郷、大切な住まい。それらを守るべく頑張っておられる同朋の、
その苦しみに対し、祈ることしか出来ませんが・・・。
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体調不良の打破の為、ついに奥の手。マッサージをお願いした。
東洋の神秘はよく効くでする。
今日はぐっすり眠れるかも。

本日のベァトゥス写本はオスーマ写本。11世紀。
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ルゴフ先生の本読み中。こういう風に新たな情報が入ると頭の中の中世という代物がぐちゃぐちゃになるので、思考が対象に対して停止する。というか整理をつけるまで時間が必要になるよなぁ。距離を置けるまで「寓意」についてはお休みでする。
しかしルネッサンスという区分。近代と中世の分水嶺。入り交じった時代。こういう過渡期ってのは好きなんだけどね。ルゴフ先生は安易な区分にはおむかつき遊ばされておるのが面白いよ。曰く「宗教改革なんてほんとわ断続的にずっとやって来たじょ〜」な事を言っておられるが(ドイツ野郎の手柄みたいに言いやがってむかつく)とかいう本音があるのかもなぁ。とか、「ブルクハルトはたしかに偉大だが・・・・こいつのせいだ!中世が暗黒になったのは!馬鹿垂れめ」とか。勿論、上品に語っておられるわけですが、中世の不当な扱いへのお怒り炸裂。という感じで面白いや。気持、よく判ります。なんというかフランシスカンとしては中世という時代は親近感を覚えるのでござりますよ。芸術的にも近代の反宗教改革美術の気持悪さが嫌いなのでなぁ。いや、歴史評価に好き嫌いを言っちゃいかんのだが、感性的に受け付けないのだよ。近代芸術は。なんとなく。意味不明的に。でもゴヤは好き。ルネッサンスでも後期ルネッサンスは嫌いな芸術家が増えるからなぁ・・ラファエロとか。ベネチア派とか。ラファエロとかってもし同級生ならいじめたくなるなぁ。(晩年の、ルーブルに治められてる肖像作品だけ好きだ)
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ル・ゴフ先生を読み終ったので、キアラ・フルゴーニュとかいう人のフランチェスコ伝を読もうと思ったら、この本が胡麻臭い。ごま油の匂いがする。読んでるとすごく臭いので辛い。ごま油の匂いを嗅ぐたびにフランシスコを思い出すとか嫌だし、少し天日に晒して胡麻臭いのがとれたら読もう。印刷のインクにごま油を間違えて混入したとか?
というわけでル・ゴフ先生の別の本でも読もうかな。