沖縄の米軍さんの事件事故がすごいとかで資料探してみた
またもや、普天間基地移設問題絡みネタ。
沖縄の米軍さんの事件や事故がすごいよー。という話がはてなでブクマされていた。
○保坂展人のどこどこ日記
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/95d8de18a8b1bbe55fa0c0daa805e533
▼沖縄の「米軍等の事件・事故」は年間1000件の衝撃
2005年の事件事故数1012件で、保坂さん超吃驚。
いや、実は米軍さん達も沖縄での事故や事件には気を使って一生懸命対策しているんですよ。
こんな風にね。
▼ワーキングチームで米軍関係の事件事故の減少を評価
http://naha.usconsulate.gov/wwwhjhottopics1.html
2005年8月31日、沖縄県庁と市町村, 在沖米軍と在沖米国総領事館, そして、日本政府の代表が第13回米軍人・軍属等による事件・事故防止のための協力ワーキング・チーム(ワーキング・チーム)の会合を開きました。
日米、沖縄、軍関係者が集まって、頑張ってるみたいです。
で、2005年に開かれた会合では
会合において参加者は、昨年来の米軍関連の犯罪発生件数の減少について議論し、この好ましい傾向は、米軍の改善された綱紀粛正策と沖縄県警の協力によるものと評価しました。
減少した!と喜んでいるんですね。
つまり、保坂さんは減少した数字以降の統計渡されて、こんなに多いのか!!!!って驚いているようです。ということは以前はもっとべらぼうに多かったのか?
資料発掘
http://www.pref.okinawa.jp/kititaisaku/4sho.pdf
おー、原子力潜水艦がこんなにうろうろしてるのか〜。という記録から、米軍訓練中の火災、復帰後からの事故ののまとめ、平成13年度の様々な基地関係事故統計、昭和47年からの犯罪件数、交通事故まで沢山出てます。
これ見て統計見直したほうがいいと思いますが、犯罪件数は明らかに最近減ってますな。米軍さん達も努力中なようです。努力中の数字で「多い」と驚く保坂さんは甘いともいえます。
で、件のワーキングチーム曰く
在沖米軍の犯罪発生率は、米国にある同様の米軍の犯罪発生率に比べて低く、さらに、若い兵隊が圧倒的に多い軍隊であるにもかかわらず、沖縄の社会全般の犯罪発生率と比較してもその半分以下となっています。
http://naha.usconsulate.gov/wwwhjhottopics1.html
えええええ?
米国の米軍犯罪てそんなに多いんだ・・・・。沖縄は犯罪多いのか。東京と比べるとどうなのかにょ?とかちょっと色々考えてしまいます。
でもまぁ、米軍さんの犯罪や交通事故は「日米地位協定」とやらの性で米軍さんがバッくれるんで、たちが悪いのと、訓練で流れ弾が人家に飛んで来たり、飛行機が落ちて来たり、ってのは交通事故や犯罪とはまた別問題で危ないですね。
ちなみに神奈川も米軍の訓練中の事故多いです。
この資料と比較してみるのもいいかも。
この資料中で「横浜市緑区荏田町墜落事故」てのは実家の超近所でして。犬の散歩コース。
横浜市緑区 (現青葉区)荏田町に墜落し、機体とともに燃料が飛散し、炎上した。 この事故により、3才と1才の幼児2人が死亡、その他重傷3人、軽傷 4人、家屋全焼2棟、損壊3棟等の被害が発生した。死亡した幼児の母 親も重傷で入院していたが、4年4か月後の昭和 57 年1月 26 日に死亡 した。
事故が起きた当時はまだここに住んでおらず、しばらくしてから引っ越したので、この事件を目の当たりにしたわけではないのですが、実家のあるあざみ野界隈ではこの話題が語りぐさになっており、そのお陰で家の上を低く飛ぶジェット機の音を聞くたびに心臓がドキドキしていました。今でもたまにドキッとする。
ただ、沖縄、横浜と基地を比した実感めいたものですが、沖縄のほうが密集してる分、基地的なものが身近っぽい印象がありますね。訓練地が異常に多いのがなによりも気になる印象。
基地訓練を分散すると政府は考えているようですが、それはもう早くやったほうがいいと思うのでありますよ。訓練ぐらいはグアムでやるとかは駄目なんですかね?そこんとこはよく判らないのですが。
あと普天間はやっぱ危な過ぎるんで、早いとこどっかやらないといけないでしょうね。飛行場が二つもくっついてあるなんてちょっとなぁ、厚木のリスクが2倍って。
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愛蔵太さんがこんな資料を紹介してた
○愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20100509/jikenjiko
■[ネタ]沖縄の「米軍等の事件・事故」は多すぎるのかどうか
▼米軍人等による事件・事故件数及び賠償金等支払い実績
http://www.justmystage.com/home/higaisha/sub49.html
愛蔵太さんは2008年度の数字が少ないことに注目していましたが、わたくし的には公務外の補償が異常に少ないのが気になりますね。公務上のは防衛省が払い、公務外のはアメリカが払うんですが、アメリカさん担当のほうはあまり支払われとらんようです。地位協定の壁にぶつかったものが多いのかもしれません。