庭先の軍艦は北朝鮮のテポドン対策か?

上記のごとく我が家の庭先に、夜中になってもまだいる。護衛艦ひえい。
護衛艦など海上自衛隊の船はタマに対岸にある港に立ち寄ることもあるがこんな変な場所でうずくまっているのは珍しい。妖しいのである。
そういうわけで最近忙しくてニュースのチェックをいいかげんにしていたんだが、どうも北朝鮮様がテポドン打つよ打つよとやらかしている。「またか?」「6カ国協議とやらに向けてのゴネか?」という按配で実はスルーしていたのだが米軍は本気。日本も本気こいて対応している模様。

テポドン2号「撃ち落とす用意ある」 米太平洋軍司令官
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090227/amr0902271838026-n1.htm
【ワシントン=有元隆志】キーティング米太平洋軍司令官(海軍大将)は26日、米ABCテレビのインタビューで、北朝鮮弾道ミサイルテポドン2号」の打ち上げに向けた準備を進めていることに懸念を表明した。その上で北朝鮮が実際に発射した場合について、「オバマ大統領の命令が出れば、対応する準備はできている」と述べ、撃ち落とす可能性があることを明らかにした。

 北朝鮮は「衛星の打ち上げ」を主張しているが、同司令官は「衛星でないならば、われわれは対処することになる」と指摘。「大統領にとっては厳しいテストとなるだろう」と述べ、難しい判断を迫られるとの認識を示した。

テポドン迎撃を検討 防衛省、MDシステム初実戦 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090227/plc0902270153001-n1.htm
北朝鮮が長距離弾道ミサイルテポドン2号」の改良型を日本に向けて発射すれば、ミサイル防衛(MD)システムで迎撃する検討を防衛省が始めたことが26日、分かった。迎撃するのはイージス艦に搭載した海上配備型迎撃ミサイル(SM3)と地対空誘導弾パトリオット(PAC3)で、導入から初の運用となる。ただ、迎撃は重大な政治決断を伴うため、首相官邸などと慎重に調整を進める。

 政府は平成15年、米国が開発したMDシステムの導入を決定した。MDによる対処は2段構えで、まず海上自衛隊イージス艦がSM3で大気圏外で弾道ミサイルを撃ち落とし、失敗した場合は航空自衛隊が地上で運用するPAC3で迎撃する。

 海自はSM3を搭載したイージス艦として19年度に「こんごう」、20年度に「ちょうかい」を配備。空自も19年3月に入間基地(埼玉県)へPAC3を配備したのを皮切りに、昨年3月までに首都圏の4カ所に配備を終え、26日には岐阜基地にも配備した。

 こんごうは19年12月に米ハワイ沖で発射試験に成功したが、ちょうかいは昨年11月、より難易度の高い試験に失敗。空自は昨年9月、米ニューメキシコ州でPAC3の初の発射試験を行い、模擬ミサイルの迎撃に成功している。

 北朝鮮が18年7月にテポドン2号を含む弾道ミサイル7発を発射した際、自衛隊は迎撃システムを備えていなかった。こんごうとちょうかいの2隻も日本海と太平洋側に展開したものの、弾道ミサイルの探知・追尾だけが任務だった。

 テポドン2号改良型の迎撃に踏み切る場合、MDシステム導入で自衛隊法に新たに規定した「弾道ミサイル等に対する破壊措置」を初適用することになる。

この手のニュースは産経が多いなぁ。

うーむ。しかしこれを機会に日米合同で迎撃演習か?
しかし北朝鮮も「人工衛星っす」などといってる辺りで、実は脅しではない本気のテポドン実験かもしれないです。それで麻生がアメリカ行ったのか?とか、小沢さんがあれこれ言ってるのか?とか、なにやら日本近海が騒がしい状態になりそうで怖いですな。

で、日本最大の米軍基地があるお隣の島沖縄では・・・

▼外来機飛来相次ぐ 嘉手納基地 - 琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-141076-storytopic-1.html
米空軍最新鋭のステルス戦闘機F22が1時配備されている米空軍嘉手納基地で、米原子力空母ジョージ・ワシントンの艦載機のFA18戦闘攻撃機や、弾道ミサイル観測機など外来機の飛来が相次ぎ、騒音が激化している。飛来は16日の週から始まり、FA18は1時12機にも上り、23日時点で8機が訓練を続けている。
(中略)
 北朝鮮の長距離弾道ミサイルの発射準備を受け、米空軍が3機所有する弾道ミサイル観測機RC135S型(コブラボール)の2機が13日から嘉手納基地に展開。同基地への米軍機飛来に詳しい関係者によると、2機が飛来するのは極めてまれだという。19日には航空機騒音規制措置の時間外に当たる午前3時半ごろに未明離陸した。
 ジョージ・ワシントンのFA18は8機が16日から飛来。13日にはさらに4機も加わり12機になった。14日には4機が嘉手納を離れたが、15日に別の機体が飛来し加わった。

先週辺りから沖縄も騒然としていたようです。
ミサイル観測の航空機なんかがいるようですね。こういう嘉手納の航空機の動きを受けて、庭先で比叡君がうずくまっているわけですかね?しかしうちの島のそばでこっそり見てる感がいじましい印象を受けてしまうのがなんとも。
琉球弧は前線なので事が起こると色々とこのように騒がしくなってしまう。米軍という傭兵(C finalventさん)がいるお陰で防衛が保たれているとも言えるが、同時に攻撃目標にもなっとるという両刃の剣。いなきゃいないで不審船がうろうろしはじめて怖いですし。目の前にいる比叡君が頼もしく思えてしまうという環境なわけで。
我が島には以前米軍の演習の誤射でハープーンミサイルが友人の家の目の前の珊瑚礁に突き刺さっていたなんてこともありますから、まぁ沖縄同様、環境的にすごく怖い。
なので、ええと、まず、外交でなんとか平和を保って欲しいです。チキンハートなのでほんとにミサイル降ってきたら怖いです。今回は青森とか北海道の方が気が気ではないと思いますが、うちの兄ンちは北海道なんで、我が兄弟は共に危ない場所に住んでるんだな・・。