はてなで更年期がどうたらとか

はてな俳句で更年期がどうたらとかで、更年期はネガティブな言葉ではない、いやネガティブな用法だとやらかしてるの読んで正直がっくり来た。更年期の受け止め方など千差万別であるだろーが、そんなこたぁ問題じゃねーだろ。

問題は、更年期が題材になっているわけでもない場面で、誰か論者の批判をする時に、その論者の生物的変容の状況への推測を持ち出す必然性はなにか?ということで、正直みたとこ全然カンケーなさげである。

論者の実存の状況を持ち出し、論者そのものを無化する行為はミソジニー、あるいはセクハラ的場面とパラレルで、どーもわたくし的には気分が悪い。男女問題なんか全然関係ない例えば政治的な題材の議論してる時に、いきなり「ああ、女だからね」「ああ、男だからね」的な扱いされるのとパラレルというか、それ性別全然関係なくね?と言いたくなる場面と同じ。

というわけでスゲー嫌なもんをみてしまって気分が悪い。

ところで「更年期」ってなんか「障害」という言葉がくっついて語られるし、症状としてあんまりいいもんではなさそうな悪寒。近々来るかもしれん年齢としては聞き捨てならん事柄であったなぁ。

こうした身体的事柄について触れられたくない人もいる。生殖能力の喪失というのは、わたくしの場合子宮を手術でとってしまった時に感じたけど、なかなか寂しいもんです。平気な人もいるかもしれないが人によっては傷つく人もいるかもしれない。スケベネタが平気な人とそうでない人がいるのと同じように。(あー、ちなみに下ネタは寒いだけなのでわたしの前でするな)この手の言論はあまり褒められたもんじゃないんでやめた方がいいと思われ。

相手を怒らせ煽って意見を導き出し、議論したい時にわざとやらかす人もいるけど、最終的に収拾をつける意図が全然無いとか、もしくはギャラリーに「酷いヤツ」レッテル貼られてもいい覚悟が無いならばやめといた方がいいと思う。

アマゾンから届け物

アマゾンをはじめて使ってみた。
アマゾンはうちの島じゃ代引きが出来ん。クレジット決済という手があるのだがついこの間まで使えるカード持ってなかったのと、代引きでないと無駄使いをしそうで、更に振込はメンドーなので今までアマゾンは使ったことがなかった。しかしフランス革命本の資料としてフランス国民衛兵のフィギアでもないかと探していた時、ONE PIECEのフィギアの出来があまりにもよさげだったのでついうっかりポチっとしてしまいましたです。フランス兵はどうでもよくなってしまった。

実はフィギアというものを今まで買ったことがない。ああいうものを購入するのはそれなりの見識と知識を兼ね備えた資格を必要とすると勝手に決めとったので。

で、ONE PIECEなどは今、何巻めが出てるかすら判っとらん状態だし、アニメも観たことない、つまりファンとも言えないんだが、造形が素晴しげなので、ついうっかり買っちゃったんだよな。

こんなの↓

えっと、主人公のルフィを買おうと思ったんだけど、サンジ君のがシンプルでよく出来てたんでこっちにしちゃいました。煙草とかあとで付けるんだけどちっこくて無くしそう(予備が付いてたのがご愛嬌)よく考えたらアニメでヘビースモーカーって今時いいのか?と思わなくもないキャラだ。しかもこのサンジ君は何故かフリントロック式の拳銃を持ってるんでお仕事の連載の資料に使えるぞ。お得であった。
まぁWikiによるとアニメの声をジョニー・デップの人がやってるそうなんで。まぁいいかな?お子様向け漫画で煙草堂々と吸う反骨心もいいしな。今度アニメも観てみますか。鹿児島のテレビだといつやってるか知らんのだが。

しかし、よく出来てますね。

もう日本人のこの手の職人技を観てると、日本はまだまだ行ける、日本はまだまだ滅びんぞー!フィギア文化に栄光あれ!などとえらく感心して眺めていたのだが、パッケージよく見たらメイドインチャイナだって・・・・。いやぁ中国すごいね。いつか日本を追い越すであろう。。。って、どうなる日本?!

ところで、本日宅配のにーちゃんが「アマゾンからのお届けものですよ♪♪」といつになくニコニコしながらテンション高めに届けてくれたんだけど、もしかして中味バレてた?「こいつ、フィギアなんか買ってやんのー」みたいなうわ恥ずかしい。

ま、隣のガキに見せびらかして威張るけどな!

因に漫画が何巻出てるか調べたら59巻だって。お隣のお子さんにせがまれてずっと買ってたんだけど、あんまり長く続いてるんでどこまで買ったか判らなくなって、止まってました。。。。いつ終わるんですか?あれは?

◆◆

そういや本来探していた資料の仕事。集英社のなんだよなー。経費で落ちんかな?同じ集英社の漫画なんだからよ。あ?フィギアは別の会社の?関係ないって、そうですか。そうですよね。そんな美味しい話転がってるわけないよなー。やっぱルフィのフィギアも欲しいかなと思って…以下略

シーサーを造ってみた

クソ暑いですな。みなさん。
島は東京ほど暑くないよ!!!!避暑に来るといいよ!でも亜熱帯だから夜は熱帯夜だよ!
という島で、今年の夏はちと陶芸などもやってみたりしています。土いじりはじめてなのでイマイチ慣れないですが、こうも暑いとこねこね土いじりしてるのがなんとなくいい感じではありますね。人間の文明の起源のお仕事はきっと鏃造りの他は土器作りだと思うよ。
いずれちゃんとした作品が出来るくらいには腕が上達してみたいものです。

とりあえずお隣の島の名物シーサーを造ってみた。シーサーってきっとこんな感じ。

小さいサイズなので細かいところを造るのが難しい。というかフィギア造ってるヤツラってネ申なんじゃないか?あの人達ってすごくちんまいの造るよなー。信じられん。

前から見た顔。間抜け。

横から見たとこ。
脳内モデルはうちの島犬ミモザだけど、プロポーションも顔もなにからなにまで全然違う。シーサーだし。いいよな。

ミモザはこういう犬なので全然違う。

しかし3D造形はでかくないと造れん。こうもちっさいとお手上げ。正直、フィギア作家のすごさを身にしみて感じたという結果でありましたでふ。フィギア人が造ってる陶芸作品とか見てみたいのう。

仕事してた

最近超サボって更新してなかったんですびばせん。
こっちもちゃんと書かないとね。夏だし。でも台風来ないし。

まぁ近況はというと今日が締め切りだったもんで、仕事してました。今回はおフランスの革命家が坊さん達を虐殺してるお話でしたです。今回はドローイングで色々気が狂った革命家達を描いて、一番おかしなマラー先生にしましたです。
んで没原稿にしたのを、こっちに貼っとくか。せっかく描いたのに日の目みないのも寂しいもんな。

ジャン・ポール・マラー先生の没原稿。
かなり気が狂ってます。
表現がちと硬いんで没にした。同じポーズのをもう一枚描いたんでそっちを使ったのでこれはあまり原稿。

ロベスピエール。勢いで描いたらデッサンがなんとなく狂ったんで没。モデルとか見ないで描くんで時々デッサンが狂うのが悩み。

昨今はトレースや写真を参考したりすると検証したりする恐ろしい人たちがいるようですが、これはオリジナルっつーか、ナニも見ないで描いたんでご安心くらはいでふ。編集様。

まぁこのドローイングをフォトショで色々いじって原稿にするんだけどね。疲れるんだよな。

あー草臥れた。寝る。

沖縄独立論と菅直人発言 喜納昌吉氏がウパニシャドだった件で衝撃受けた話

菅総理が「もう沖縄は独立した方がいい」と言っていたという話が産経新聞に取り上げられていた。

菅首相基地問題どうにもならない」「もう沖縄は独立した方がいい」と発言 喜納参院議員が暴露
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100615/plc1006152358024-n1.htm
菅直人首相が副総理・国家戦略担当相だった昨年9月の政権交代直後、民主党喜納昌吉参院議員(党沖縄県連代表)に対し、「基地問題はどうにもならない」「もう沖縄は独立した方がいい」などと語っていたことが15日分かった。

 首相は23日に沖縄訪問を予定しているが、就任前とはいえ、国土・国民の分離を主張していたことは大きな波紋を呼びそうだ。

 喜納氏が、鳩山前政権末に記した新著「沖縄の自己決定権−地球の涙に虹がかかるまで」(未来社)で明らかにした。

タイトル読んで、え?と吃驚したが、同じように吃驚した人が沢山いた。
http://b.hatena.ne.jp/entry/sankei.jp.msn.com/politics/policy/100615/plc1006152358024-n1.htm

昨年の非公式な場での談話の光景なんだろうが、私的には「基地問題どうにもならない」ということが気になった。菅直人はこのとき既に「どうにもならない」という認識をしていたのかということだ。鳩山氏があそこまで迷走してるのを手をこまねいて見てたのかよ?という驚きである。

尤も、この著作を読んだわけでなく、どのような文脈で為されたかも判らず、尚且つ、今の時期に昨年の発言を取り沙汰するのもなんだかなーという感はある。まぁ先月末に出された喜納氏の本を読んで書かれたのだから仕方がないのだろう。

だが「独立」に関しては、なんせ喜納氏がばりばりの沖縄自立論者だから、そこまで驚かんというか。まぁ、そら、一瞬、驚きもしたが、三回ぐらい読んで「うかつな発言だなー」という感想に落ち着いた。なんせ、この言葉を記した喜納さんという方は沖縄でもバリバリの左派。経歴がもう絵に描いたようなフラワーパワーな左の人なので、いちいち驚かないようにしないと。それに著作を読んでないんでどういう文脈で語られてたか判らん。伝聞の伝聞記事にマジに反応してもなと。産経だし。意地悪引用してるかもしれん。

沖縄独立運動というのは歴史が古い。
勿論、明治以前は琉球王国だったわけで、ヤマトとは異なる民族だという意識が根底にはある。琉球王朝滅亡後の明治期に沖縄「県」内で琉球王朝の復興を願う運動があったようだが、勉強不足でその時代の実情はよくわからない。

戦後の独立論というのは米軍統治下で起きた。
戦後アメリカは琉球諸島を占領し、沖縄に琉球政府を置いた。アメリカは琉球を日本の植民地であると認識し、他の植民地同様、独立させようとしたのだが、琉球群島において独立論は沖縄共産党奄美共産党にもっとも強く、日本復帰を願う島民の方が多かった。結局、琉球アメリカの植民地となる。この時点では当時の琉球共産党は独立論を考えていたということだ。しかし多くの琉球島民は日本への復帰を強く願っていたのである。

結局、共産党は米国統治下で非合法の働きを続けるしかなかった。この共産党もやがて日本返還運動へと方針を変更していく。沖縄と奄美共産党が連動しながら祖国復帰運動を行っていくのだが、奄美復帰後も沖縄共産党は復帰運動を諦めず続けて来た。この辺りの祖国復帰運動の切実さは多くの人が知ってると思う。

しかし日本復帰こそ、米国からの、米軍基地のある生活からの解放だと信じていた沖縄の人々は裏切られることになったのもよく知られている通り。

ゆえに今も沖縄の左派の間では沖縄独立論はよく話題となる。もっともこの独立も。過激なものから、自治制、単なる自立論まで色々。

独立論で有名どころではここ。

○かりゆし倶楽部 琉球共和国独立運動
http://www.bekkoame.ne.jp/i/a-001/

何故か奄美群島まで入れられているので困る。嫌である。
排外民族主義臭がするんでどーもヤマトンチュな私は警戒する。
特にこういうのな。

沖縄人優先で就職採用を!

島には「タビンチュ」という言い方があるんだが、要するに「よそ者」ということだ。なにげなく使われてるし自分でもそういうが、よく考えたら凄い言葉だよなと。
で、その地に住んでる住人、つまり市民という概念でない「民族」を打ち出し過ぎな共同体はファシズムになりやすいんで嫌だ。だから、沖縄独自、奄美群島独自、つまり琉球の島々それぞれの文化保存、歴史観の構築などはした方がいいと思う私でも、この人々はなーんだか恐ろしくて近づきたくない。

先日も鹿児島企業が変なことを言っていた記事を紹介したが、どんな状況であれ、出自でこのような判断をする考えには肯定しない。

補足

つまり、こういうこと↓
finalventの日記
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20100616/1276647018
■それを国家がやると惨事

閑話休題

が、まぁこういうのは過激なものだろう。

今回話題となった喜納昌吉氏は政治的にどんな人なのかと改めてざっと調べてみたが、かりゆし倶楽部ほど、過激な独立論でもなく、道州制を機会に沖縄の自治ということを考えようと言う人物のようである。成る程民主の人だなと。まぁ、経歴は相当凄く、北朝鮮に行っちゃってる辺りとか、音楽野郎だとか、麻薬で挙げられたとか、いかにも典型的な団塊臭がする人なんでアレなんだが。

ただ自立論自体は悪くない。基地経済依存、振興政策で、ずぶずぶ。発展性のない状況にうんざりしている沖縄奄美。それが国民の皆さんの税金から養ってもらっているのではない、ちゃんとした自立経済圏として頑張りたいという前向きな姿勢は、応援したいもんだ。

問題の発言

「沖縄問題は重くてどうしようもない。基地問題はどうにもならない。もうタッチしたくない」と漏らし、最後は「もう沖縄は独立した方がいい」と言い放ったという。

喜納氏は著書の中で「半分ジョークにしろ、そういうことを副総理・財務相であり、将来首相になる可能性の彼が言ったということ、これは大きいよ。非公式だったとしても重い」と指摘している

ま、道州制で沖縄自治、自立経済を目指している人物が、菅直人が、昨年これこれこんなことを言っていたと紹介してる光景というのも・・・('A`)。つまり自説補強的でなんなんだが。しかも指摘している文章が引用ママだとすると、いかにもあの時代のロックの人っぽい言い回しと言いますか、「すべての人の心に花を、すべての武器を楽器に」とか言ってる人固有のフラワーピープルな人的お軽さがどこかにあって、なんだかなぁ。

まぁ自立論者とオフレコで話していてジョークでぽろっとリップサービス的に過激なことは言うかもしれない。総理でなく政権交代すぐのころの話に目くじら立ててもなぁとは思う。

わたくしは民主党に対しては先日書いたように沖縄のことで大変に怒ってしまっているが、この件に関しては「なにそれ?」と、一瞬吃驚しても、まぁそこまでである。

寧ろ冒頭に書いた通り、「沖縄問題は重くてどうしようもない。基地問題はどうにもならない。もうタッチしたくない」と言ったように、パンドラの箱のような存在だと判っていたなら、何故、鳩山氏のフォロー出来なかったのか?暴走を食い止める方向でなんとかしてあげられなかったのか?という疑問はある。超意地悪なのか、派閥争いでもしてたのか、単に逃げてたのか?どれなんだ?
ルーピー嫌いだけど、ちょっと気の毒になったよ。

国政に当たっては最善の結果を出すように、つまり、たとえ己の信条を裏切るかもと思っても、内閣の方針を一致させ、協力して動いて欲しいもんです。これは前麻生内閣の時もそう思ってたんですけどね。麻生さんの足引っ張り過ぎなヤツ大杉だろとか。

とにかく何処の党でもいいから、もうちゃんとした政治してください。

あと、基地問題では沖縄や奄美の地元の声は「地道に」拾って欲しい。たとえ要望に応えられなくても、いつか実現されるような布石ぐらいはヨロ。

問題の本

沖縄の自己決定権

沖縄の自己決定権

未来社かー。未来社らしいなぁ。

読んだ方がいいのかな?でも超軽な文章なんじゃ?と疑って、どーも読む気が起きない。内田裕也な文章を想像してしまうわたくしが悪いんだけど。そもそもフラワーピープル言質嫌いなんで、読み終える自信がない。


どーも、友人、青瓢箪ProdigalSonさんの情報によるとスピリチュアル系なかたらしい。私のニューエイジ警戒アンテナが警戒音発して困るな。

証言ツイート

http://twitter.com/ProdigalSon_JP/statuses/16311897265
90年代頃音楽活動をちょっと離れてエコな生活みたいなのに目覚めたらしくその関連でスピリチュアル的な、インドのグルとかの方向に逝ってしまって、弟子とかそういう周囲の人たちにホーリーネームみたいなつけあってたような気がします。
http://twitter.com/ProdigalSon_JP/statuses/16312350875
いやもうそういう意味ではバリッバリのニューエイジ(笑)ですよキナ昌吉氏は。沖縄の国際通りを歩いてて「チャクラ」(キナ昌吉経営のライブハウス。一階は現在選挙事務所)の前を通るとストーンズのルビーチューズディの一節「人生って不親切ね」を連想せずにはいられない。
http://twitter.com/ProdigalSon_JP/statuses/16312793571
ウパニシャッドとか自称していたんだったw

参考データ
http://www.parpar.jp/topic/topic97.html

うぎゃー。マジに?
変なハルマゲドンなカルト方向に突っ走らずに済んだのはよかったと言えるか。しかし苦手じゃー。
人生振り返れば凄く青い時代は誰にもあるが。しかし・・・・('A`)

歌はいいから、まぁそっとしておいてあげよう。

花~すべての人の心に花を~

花~すべての人の心に花を~

ザ・ニュー・ベスト・オブ・喜納昌吉&チャンプルース

ザ・ニュー・ベスト・オブ・喜納昌吉&チャンプルース

天才だ!

にしても、ウパニシャド喜納昌吉か。今日の衝撃情報であった。

鹿児島企業が島差別をしていたかもしれないという未確認情報

奄美群島どローカルな新聞「南海日々新聞」
のんびり過ぎてサイト上の記事アップするのは数日遅れというのほほんとした、いい新聞社である。
いっちょまえにツイッターアカウントも持って呟いておられるが、10日遅れた記事をひたすらせっせとうpしているという、とてつもなく平和な新聞である。

その新聞社のサイト記事にこんな記事見つけた。

▼離島のハンディ訴える声―大島地区高校就職対策会議
http://www.nankainn.com/kiji/back10-0605-0611.htm
名瀬公共職業安定所(平田正知所長)管内の高校の進路指導担当職員を対象とした大島地区高校就職対策会議が10日、奄美市の名瀬合同庁舎であった。同職安の担当職員が高校新卒者を取り巻く環境について説明するとともに、高校、家庭、職安の連携強化への協力を要請。一方、高校側からは離島のハンディを訴える声のほか、若年層の早期離職が増加傾向にあることを踏まえ「社会生活を送る上での耐性を育成することも重要」などの意見も寄せられた。

奄美群島の若者も就職大変なのだ。
で、この記事の続きにこんな記述が・・・・

意見交換では一部の出席者が、昨年7月に鹿児島市であった企業ガイダンスで、鹿児島市内の企業が「うちは離島からは採用しない」と発言したことを報告。「県本土の就職に関しては、離島の入る余地が少ないという印象を受けた。県外での就職件数が大半を占める要因の一つになっている」との声があった。

え?
記事でさりげなくさらっと書かれているが
鹿児島市内の企業が「うちは離島からは採用しない」と発言

え?

「うちは離島からは採用しない」
え?
・・・・どういう意味だ?

目を疑ったので三回気になったところを書いてみました。

文脈が判らんのでなんとも言えんのだが、わたくしは最大級に突っ込みたくなるぞ。

額面通りに受け止めるとこれって差別じゃないか?情報が少なすぎるのでなんとも言えませんが、ブンヤさんなら突っ込み入れないとマズーなとこだと。
鹿児島の島差別ってのはちらちら聞くが過去のことだと思っていたし、これも事実がよくわからんしで、まぁすごくモニョった記事なので紹介してみました。

普天間問題その後と、その片隅で起きていたブクマでの一コマ

えっと。ブログさぼり中。
まとまった文章を書く気力が起きないのだ。ツイッターの性だ。

さて菅直人政権に移行してなんとなく頓挫中の普天間基地移設問題。

徳之島訓練移設では、今月21日に民主関係者が島に来るとかなんとかで、密かに進行中な模様です。

http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100612ddlk46010599000c.html
鳩山由紀夫前首相が辞任を表明した翌日の今月3日。徳之島のある町議に民主国会議員秘書から電話があった。「21日に島に入る。一緒に回ってほしい」

普天間問題はとにかく手順悪過ぎだったうえに、鳩山政権内のコンセンサスがとれなさ過ぎており、それぞれ勝手に動き回ったり、個々の思惑がマスコミにだらだらと流れ、それを元に記事が書かれることで混迷したり、つまり政権内でのすり合わせが全然出来てなかったのが一つの要因ではあったと思う。政調置けよ。ということで菅内閣は置いた模様。

徳之島の流れがいい例だが、実際的でない理想家の弱さが反映されてしまったと言える。

普天間期限、「半年短かった」と鳩山前首相 大ざっぱな判断
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100611/stt1006112235016-n1.htm
 鳩山由紀夫前首相は11日、テレビ朝日のBS番組収録で、辞任の要因となった米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、決着期限を5月末としたことについて「今考えれば半年は短かった」と後悔まじりで振り返った。

 鳩山氏が期限を切ったのは昨年12月。「5月末」とした理由に関しては「どこまで延ばせるか考えた。沖縄も米国も1年(待つのは)は無理だから、その半分で5月末と言った」と、極めて大ざっぱな判断だったことを明らかにした。

 移設候補地は当初、米領グアムが最適と考えていたが、「抑止力も必要」として鹿児島県の奄美大島や徳之島を模索。「徳之島に狙いを定めた時期もあった」と明かした上で、4月ごろから沖縄県名護市辺野古にしかないとあきらめたとした。

 米側の姿勢については「最後は辺野古と踏んでいた。非常に固かった」と指摘。「外務省や防衛省も『最後はここしかない』との思いがあった」と指摘した。

「腹案」という言葉で濁していた辺りの潔くなさ加減も不信に拍車をかけていた。
「グアム移転」を目指していたならば、強力な抵抗が予測されても腹を据えてそれを公言しやればよかった。正直、私の個人的な意見では国際情勢の現実を鑑みて一足飛びにそこに行くのは難しいことだろうとは思う。しかし、理想家なら理想を最後まで言い続けてもよかっただろうに。それを前面に打ち出し、ものすごい抵抗にあって、結局挫折していたなら支持はあそこまで落ちなかっただろう。社民が離反することもなかっただろうに。今となっては沖縄住人は「嘘つき内閣に裏切られた」と思うだけだ。

グアム移転が難しくなり徳之島と決めたその道行きでは、徳之島に対する不誠実さが、島民の反対運動に火に油を注ぐ羽目になった。

徳之島基地移設を決めるにあたっての政府の説明不足。地元住人の声を聞かず、勝手に決めるに到っては「ファシスト」の手段としか思えない。沖縄の負担軽減したいという思いやりを見せながらも、一方では徳之島住人にはウムを言わさず飲ませてやる的姿勢。「札束で顔をひっぱたく政治はやらない」と谷垣に豪語したにもかかわらず、徳之島の振興政策をちらつかせる矛盾する内閣。誰が信用しろと?

徳之島は地理的にも沖縄に近く、近代から第二次世界大戦後まで、沖縄と同じ辛酸をなめた経験もある。沖縄問題を身近で知っているから心情的に沖縄を理解しやすい。だから話の持っていき方によっては受け入れを呑んだ島民も出たかもしれない。しかしそれすらぶちこわしたのが鳩山であった。

▼ゆかりの人たちが見た「なるもんじゃない」首相の8カ月
http://www.asahi.com/politics/update/0603/TKY201006030003.html
 発言の軽さが国民の不信感を招き、命取りとなった鳩山由紀夫首相。しかし、じかに接した人たちの目には、思ったことを口にする裏表のなさが魅力と映っていた。政権内部、米国・沖縄……と立場の違う相手をまとめ切れず、疲れ切った末の退場劇。「もう少し長い目で見ないと、何も変わらない」と口々に惜しんだ。

 作曲家の三枝成彰さん(67)は4月26日、東京・虎ノ門のホテルで、鳩山首相と夕食を食べていた。

 「本当は話はついてたんだけどなぁ。おかしいなぁ」。米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設問題に関し、首相がボソッとつぶやいたのが印象に残っている。「腹案」の鹿児島県徳之島や沖縄県で大規模な反対集会が相次いで催された頃だった。

 北海道で初めて会った時の印象は「政治家特有のギラギラ感がないな」。隠しごとなく思ったことを正直に話すところは、首相になっても変わらなかった。普天間問題では、そこで足もとをすくわれた、と感じる。「政治家はウソつきでないといけないのか」とすら思う。

「ウソつきでないと」などと言ってる時点で既に駄目である。嘘つきかそうでないかなどは問題ではない。問題は赤で記した箇所。現状認識不足。情報認識不足である。

徳之島と話などついていなかった。「話がついていた」のはごく一部の利権乞食との勝手な約束のことであり、島民のほとんどは寝耳に水の話であったのだ。だから反対問題が急速に盛り上がった。そんな話聞いてもいないのに何故?という驚きは他の島にいる私にも伝わって来たほどだ。何処に話がついていたのか?腹心を現地に足を運ばせ情報収集する知恵も回らない政治家っていったいどーなんだ?こういう人物が恐ろしいファシストになるんだろう。

基地が来ると言えば誰だって不安だ。反対するのが当然で、だからタウンミーティングを重ね、意見を聞きながら、不安解消の為の具体策を考え、またお願い説明をするという地道な努力の積み重ねしかないのだが。誰かが動いてくれるのを待つ、小遣い貰えるみたいな感覚で天から降ってくるのを待ってるんじゃナニも進まん。

しかも鳩山さんの軌道修正後、まだ民主内部でグアムテニアンなどと念仏のように唱えているのがいたので、足並みもそろわない。かように鳩山氏の政策方針の足を引っ張る始末に到っては内閣内部が破綻していたという感しかない。

結局、辺野古、徳之島と言う「日米合意」を背負わされ、沖縄のみならず奄美まで基地が拡大しただけで終わった。合意を出した以上民主政権はそれを履行しなくてはならず、沖縄との約束不履行という矛盾のなかで沈没してしまった普天間基地移設の経緯に暗澹たる気持になってしまう。

私は徳之島辺野古移設反対(普天間は当然撤去が前提)を表明している。それが東アジア軍事バランスから鑑みて、或いは軍事拡張国家の中国や北朝鮮の軍と政治の関係性の不安定さがある限り現実的には無理であるかもしれないとは思いつつも、いつかは実現させて欲しいゆえに、敢えて反対派に与したい。

離島の振興は、沖縄では基地補償の、奄美群島では奄美振興という金ばらまきによって経済の発展を阻害されて来た。徳之島の建築業者の「基地が来たら10年は食える」という認識。そのような短期的な経済しか考えることが出来ない体質は改善していかないと駄目だと思う。建築関係は大変だと思うが、ハコモノ的なものではなくなにか別の道を探って欲しい。

追記

イムリーな記事が日経にあったんで貼っときます。

▼「基地経済」からの離陸(上)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100609/214851/?P=1

◆◆

ところで、普天間問題に絡んであるブクマカさんが批判されてましたです。

○dj19の日記
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20100608/p1
■「沖縄の人とともに」と言いながら反基地運動家を在特会呼ばわりかよ

発端はid:nohohonn68さんのブクマ

nohohonn68 菅内閣民主党, 安全保障, 沖縄 の中でも基地被害に遭っていたり基地を頼りに生活している人達と伴にありたい/一部の犯罪者をもって米軍出て行けという人も一部の犯罪者をもって在日出て行けという人も排外主義者であるのは一緒だ。近親憎悪の関係 2010/06/08

いつも離島や過疎地での地方問題にブクマしたり、星つけたりしているnohohonn68さんが、怒られていたんでちょっと気の毒になったが、確かに上記のブクマ発言は誤解される。
その辺りはdj19さんの批判やid:Elekt_raさんの批判は妥当で、この短い文書から受ける印象が基地反対派に対する偏見めいたものを感じてしまうのは仕方がない。

確かに例えばツイッター普天間基地問題関連つぶやきを読んでいると、過激な応酬が多く、驚かされる。反対派も反対派批判も議論の過程でどんどん過激になっていき、しまいには売り言葉に買い言葉レベルでの応酬になっている。日の丸つけた本土ナショナリストに対し、沖縄ナショナリストが対本土レイシズム発言をしている始末である。もっともこれらはその流れでのカウンターでしかなく、沖縄人の感じているワジワジ感が凝縮されただけに過ぎないのであるが、真に受けるとぎょっとしてしまう。煽る方もわざと怒らせる発言をしていて建設的ではない。こういうのをいきなり読んだら、いささか認識は狂うかもしれない。喧嘩の途上の単純化されたカウンター言論なのだがマジに受け取ると「まぁ!過激!」となってしまいそうだ。

ブクマにしても、ツイッターにしても字数制限の中での発言は誤解されやすい。

で、弁明として書かれたブログ記事・・・

○のんぽり日記
http://nohohonn68.blog27.fc2.com/blog-entry-2.html
http://nohohonn68.blog27.fc2.com/blog-entry-4.html

を読む限り、基地反対運動の実態をイマイチよく理解してないのかな?と。ポジショントーク的になってしまっていて、沖縄の問題を実は消化しきれてないのかもしれないとは感じた。

多くの方が指摘しているように、架空の基地反対派が描かれているに過ぎなく、それは例えば、基地反対運動が起きると即座にプロ市民が〜人数水増しが〜などと言い出す、脊髄反射的な批判と似たような光景で、こういう場面に出くわすとげんなりしてしまう。徳之島反対運動でも、サヨクプロ市民が〜などというのが掲示板などにちらほらいてちと苦笑した。あれ、保守ごりごりの自民の徳田毅が音頭取ってたのに。まぁ基地問題では島民はそのようなイデオロギー立場ではなく、単純に生活に直結して思考してるので、××派のプロ市民が〜などとやられると困惑しますな。党ではなく、島のこと考えてくれる方を支持するだけなので。

ただ、沖縄問題が抱える矛盾構造、つまり日米安保見直しか、抑止としての必要悪(米軍受け入れ)かという難しい問題、つまり私自身もすっきりと「海外移転が一番いい!」と言い切ることが出来ないもやもやを抱えているので、nohohonn68さんも同じようにそういう自身にある矛盾感を消化しきれずにいるんじゃ?と読んでいて感じた。

で、前者の基地反対運動の実態において「米兵犯罪問題」が取り沙汰されたごく最近の記憶では保坂展人さんのブログがある。

保坂展人のどこどこ日記
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/95d8de18a8b1bbe55fa0c0daa805e533
▼沖縄の「米軍等の事件・事故」は年間1000件の衝撃

保坂さんは単に犯罪が多いんだと驚いただけで、犯罪組織とレッテル貼りをしていたわけではないのですが、これに対するブクマなどを読んでいて色々妄想が飛んでしまったんじゃないか?と。

http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/95d8de18a8b1bbe55fa0c0daa805e533

米軍基地の兵士犯罪、事故については確かに基地反対の引き金となった事件のことなどもあり、当然関連はあるだろうが多くの問題の中の一つに過ぎない。寧ろそれは地位協定に繋げ、考えなくてはならない問題であるし、また沖縄の人々は一部の米兵の素行の悪さは問題としてはいても、反面米軍関係者との交流もあるわけで、彼らや、或いは沖縄をよく知ってる人でアメリカや米兵を十把一絡げにしたレイシズムをいう人は出くわしたことはない。
またこっちの地方局では一部の米兵の悪さのニュースとともに、努力中なニュースもよく流れて来る。先日は米軍が外出禁止令出して軍内の引き締めをしていたが、お酒飲みにもいけなくてフラストレーション溜まるんじゃ?とちょっと気の毒になった。

普天間基地の問題は一筋縄ではいかないから、難しくはある。しかし、物事を単純化せず、色々な方の意見を読まれた方がいいとは思う。沖縄の問題を考えようとしてくれているだけに、頑張って欲しいかな?と。