とてくのんさんのブログ

とてくのんさんが昨日の記事をトラックバックしてくれたので、こっちもご紹介。

カトリック福音派
http://www.toteknon.com/cgi/mtb.cgi/207 

とてくのんさんはネットで知りあった友人で、福音派。色々プロテスタントの情報を教えてくれる。ブログでも福音派が抱える問題とかプロテスタント教会が抱える問題と向き合って色々書いてます。
なぜか私のブラウザの仕様のせいなのかあちらにカキコが出来ない。
なもんでココで応答しますね。>とてくのんさん

昔は、カトリックなんていう話をワタシが通っている教会ですると、
「あっ、それ“異端”だから」なんて相手にしてもらえなかった。
よく福音派の書店においてある、「異端ポケットシリーズ」の(このページの下のほうに
現物が)「シリーズ4」にカトリック教会が載せられている。また、ハーレイの『聖書ハ
ンドブック』という本は久しく福音派の聖書通読の友であるが、そこには「教皇制」と
共産主義」を痛烈に批判するものだった。とにかく「カトリックは異端!」と思われて
いたのがだいたい90年代前半以前の態度だった。
しかし、その考えがちょっと変わってきたのが「中絶問題」と「同性愛問題」でヴァティ
カンが厳密に反対の声明を出してきたときに、アメリカで福音派カトリックとの共闘が
聞かれてきた。

まぁ、「異端」というのは「領域範囲内だが異る見解を持つ為に端にいる」ということなので仕方がないと思う。だから「神秘」とか根源的な聖書解釈においてはやはり未だ福音派からすればカトリックは異端だろう。しかしアメリカにおける中絶問題とか同性愛問題に関してはカトリックでも温度差があり、二分している。厳格な保守派は倫理において福音派と重なる。カトリックの倫理的リベラルは逆にプロテスタントのリベラルと同調している。
ポリティックコンパスなるものがあるが、キリスト教世界にも倫理の保守・リベラルと、教会の伝統における保守・リベラルという軸があるので、ほんとに複雑です。