普天間問題のその後

うおーーーー。もう日曜日じゃねーか!!!まずーーーーーーー!!!!というついったでもしたくなるぐらい、ヤバいス。締め切り。
夕方はどーも光がよくないんで仕事する気がしませんが。少し休んで仕事しないと。

普天間のその後が気になるんでニュース記事読んでた。うちの島も無煙じゃないし。
辺野古は地理的に激しく近いし、徳之島は群島として近いんでどっちに転んでも、身近なネタには変わらん。心理的に超身近。他のニュースなんかどーでもいいぐらいまぁ見守り案件。

普天間「八方ふさがり」…首相責任論、不可避に
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100411-OYT1T00254.htm

 沖縄の米軍普天間飛行場移設問題は10日、日米間の実務者協議の開催が見送られるとともに、政府案で移設先となった沖縄、鹿児島両県で反発が広がり、暗礁に乗り上げた。

 鳩山首相が米国と地元自治体、与党の同意を得て決着させる、と公約した「5月末」まで1か月余りで政府は「八方ふさがり」に陥った。厳しい首相責任論が強まるのは避けられない情勢だ。

 「交渉のボールは日本にあるに決まっている」

 米政府関係者は10日、こう声を荒らげた。

 岡田外相は先月末、ルース駐日米大使らとの会談で、沖縄県名護市にまたがる米軍キャンプ・シュワブ陸上部や鹿児島県の徳之島などを柱とする移設案を米側に説明し、日本側は「ボールは米国に投げた」と楽観視していた。

 だが、米側は不信感を募らせた。安定的な基地運営に不可欠な地元合意がないばかりか、示された資料は「素人同然の内容」(日米外交筋)。専門知識を持つ外務、防衛両省が深く関与していないためのようだ。

 首相は12日(日本時間13日)にワシントンで開かれる「核安全サミット」の夕食会でオバマ米大統領の隣に座り、普天間移設について働きかけたい意向だが、「話題は、米側の関心の高いイラン核開発問題などが中心になる」(日米外交筋)との見方が強い。

 地元対策では、平野官房長官が8日、徳之島が含まれる衆院鹿児島2区選出の徳田毅衆院議員(自民党)に電話し、「何か知恵を貸してくれ」と要請したが、徳田氏は「徳之島は絶対に駄目だ」とにべもなかった。

 普天間問題の行方は、鳩山政権の命運を左右しかねない事態となってきた。読売新聞社が先に実施した全国世論調査では、5月末までに決着しない場合、「首相は退陣すべきだ」と答えた人は49%に達した。

 連立離脱をちらつかせながら沖縄県外・国外移設に固執する社民党との調整も大きな波乱要因だ。最終的に、与党党首クラスでつくる基本政策閣僚委員会に諮る必要があるためだ。社民党の福島党首は10日、宮崎市内で記者団に、徳之島について「地元の反対が強いので難しい」と語るとともに、「(米領)グアム、テニアンで今、頑張っている」と述べ、あくまでも国外移設を目指すと強調した。
(2010年4月11日10時01分 読売新聞)

うーむ。基地関連は報道からの情報が交錯していて、誰かが言ったことが誰かに否定されていたりという推移があるんでイマイチ引いてみてしまうのだが、この報道の通りなら、この時点で地元対策に徳田さんに相談するって・・・・早くから働きかけとかしてなかったんでしょうかね?既に彼は反対運動の中心におるのに。徳之島では未曾有ともいえる自民党共産党が共闘して反対運動が起きている。イデオロギーはこうなると関係ない。

まず以て、地元的な立場をいったんわきに於いて鑑みたとしても、米国側から示された不信「安定的な基地運営に不可欠な地元合意がない」という点についての解決をまじに政権側が行おうとしていると思えない。未だ「地元」である沖縄や徳之島に首長が訪問したという話を聞かない。徳之島に関しては青天の霹靂であり、沖縄の該当地域も含め、住民に関係ないところで住民の生活が変化してしまうような話を地元住民に対しきちんと話し合いも為されていないまま、勝手に双六の盤上で語られているかのように感じてしまう、そのようなやり方そのものがまずい。

はじめから挨拶回りに御大将の鳩山が自ら詣で、地元周りでもしていたら、もしかしたら風向きも変わったかもしれないのに残念だったな。

こうなったらもう駄目である。一部の住人以外のマジョリティは既に完全に反対である。伊仙町の町長などは鳩山に徳之島の土は踏ませんとまで言ってるとか。そら普通そうなるよなぁ。(尤も、徳之島や沖縄各地はブラフで、実は密かに地元の合意で意外な場所が・・・な話が起きていたらすごいことだが・・・・ちょっと感心する)

しかし、考えられるなかの最悪の目は普天間固定。

沖縄各地や徳之島の人が反対するんで無理となって現状のまま行きますなんてことになったら、最悪ではある。

徳之島を含む奄美の人も同じ琉球群島としての沖縄の苦しみを身近に知っているんで、反対運動に関わってる人なんかでも戸惑いがある。こういう選択を奄美群島の人が突きつけられるってのは実はすごく酷な話である。自分たちが受け入れなかったら沖縄の人はどうなるんだ?という心情を某掲示板で書いてるのを読んだ。このブログでも再三言及して来たように、奄美は沖縄同様、被支配の歴史(それも過酷)を持っていることを、ヤマトに忘れ去られて来た島々でもあるわけで。正直、上記の記事での福島みずほの「地元の反対が強い」とかの台詞も「奄美」に無関心すぎることの象徴としか思えない。「反対」だけで済ますなよ。

沖縄の人からもそういう怒りが聞こえて来る。

○海鳴りの島から
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/30493c95a71be6081f0ae8c83fec8ce1
■北緯三十度線

「沖縄が駄目なら、奄美はあるじゃない」的な琉球処分琉球諸島民の「ヤマトンチュはこれだから信用おけねぇ」的怒りは当然で、まぁチベットとかウイグルの中国政府の扱いを批判出来ないのが日本政府の歴史である。

金やってるんだから黙れ。基地利権でもうけてるくせに、みたいなそういうこという人もいるが(それへの批判はしたいが)それはさておき、地元民への挨拶すらないやり方は金以前の問題ではないかと思う。現時点での人を人としてみていない将棋の駒のような扱いは植民地主義以外の何者でもないので、金を落とし、インフラ整備しても、対等に話し合いの場に立たせもしないやり方は歴史が既に駄目すぐると断罪している。ローマや欧州の植民地時代がいい例だ。そういうことじゃないと思うのですよ。

長い自民政治で結局ないがしろにされてきたことが、しょっぱなから、手続きで既にないがしろでは指導力が問われても仕方ないかもですよ。

対象を変えれば説得にえらく時間がかかる話ではあるし、まぁ5月までに話が終わるとは思えない。民主が現時点で結論を出すのは無理と考えるのは当然だが、それ以前に今のやり方では最後まで無理だろう。

で、そうだなぁ、普天間はグアム撤退で、そのかわり自衛隊を正式な軍隊にすりゃいいんだよ。という結論に達するかもしれないですな。

ああ、鳩山さんはそう考えているかもしれないですな。そうなると社民党と決別になりそうである。そして新たに生まれた自民系政党と連・・・以下略。

アメリカとの同盟を維持しながらも、日本の軍国化を恐れる軍事大国な中国とも関係を旨く築いて、バランスとんないと大変になりそうです。まぁそれがほんとの「対等」な責任ある政治ではあると思う。ただ。これはこれで今以上に国内的にも国際的にも物議が相当出るわけで、そこまで覚悟あるなら逆にすごいけど。

もしかしてまじにそっち方向だったりしたら、どうなるのかにょ。

◆◆
森田実氏の情報

《新・森田実の政治日誌》普天間基地移設問題=鳩山内閣は徳之島に米軍基地を建設する方向へ動き出した/匿名氏の電話が教える米軍基地問題の急展開
http://www.pluto.dti.ne.jp/mor97512/C06263.HTML
匿名の電話をいただいた。電話で諸々の情報を教えてくれたX氏に感謝する(しっかりとした考えの人で、無責任な話ではないと私〈森田実〉は判断した)。《普天間基地移設問題で、鹿児島県徳之島での米軍基地建設が急に動き出しました。4月18日には徳之島米軍基地化反対総決起集会が行われる予定です(これは延期された−−森田記)。この直後に米軍基地賛成派が動き出します。賛成派の団体も結成されます。この裏で鹿児島県選出の民主党国会議員が動いています。米軍基地反対派と賛成派が対決します。激突する可能性があります。徳之島はまた対立の島になります。米軍基地受け入れ賛成派が勝てば、実現の方向へ進むでしょう。
 4月末には政府の要人が来島すると噂されています。鹿児島県警の警察機動隊数百名が来るといわれています。これだけの警察機動隊の数から想像すると、来島するのは鳩山首相か平野官房長官小沢幹事長のいずれかだと噂されています。
 奄美には現政権の超大物の大別荘があると噂されています。超大物政治家のプライベートな旅姿を見た人もいるそうです。いろいろ話題になっています。。
 鹿児島からみると、鳩山内閣の本音がみえるような気がします。鳩山首相は徳之島で勝負しようとしています。今後どうなるでしょうか。アメリカはどう対応するのでしょうか。徳之島がかつての成田空港の三里塚のような大激動にならないことを祈るのみです。大変心配です。ではまた》

うーむ。