津波が来たらしい

夕刻、アマンの手伝いに出たので、報告が遅くなったが、無事であった。
というか、もう本日の海はまこと穏やかで「ひねもすのたりのたりかな」状態。津波ナニそれ?という感じで終了してました。とはいえアマンの店の前を町の車が何度も通り、津波はまだくるんで警戒を怠らないようにと呼びかけてました。

うちの島はちびっ子なうえに標高が低い。沿岸部の住人300戸に避難勧告を出したという情報がテレビで流れたのである。朝から呼びかけていたらしいが私は島の有線放送をまともに聞いていなかったので、びっくりして隣人に電話した。ほんとにまずかったら直接町役場から電話でも来るんじゃない?という呑気な返事。ただ島の中心の商店街は我が家に比して低地にあるんで軒並み店を閉め、住人たちは避難所に移動していたらしい。
夕刻、アマンにいらした島の運送屋さん(事務所が港の近くにある)のおばさんも避難所に逃げていたそうだが、昼飯は出ない、テレビもない、なのに津波警報が解除されるまで出ちゃ駄目などと缶詰になったそうで、夕刻あまりに腹が空いたので、役場の人に止められたけれど、無理矢理ご飯を食べに出てきたとおっしゃっていた。

結局、来なかったのでよかったである。

ちなみに奄美や沖縄の潮位記録を見ると最大で高潮注意報並みの高さにはなったようだ。

昼ご飯食べているときにスティーヴン・キングの小説を読んでいたんだが、主人公がメキシコ湾を臨む海に突き出た別荘に引っ越すところであった。なんとなく既にその設定がホラーだと思ったのは今日の性だ。

悪霊の島 上

悪霊の島 上

環境的にリアルでいいよ。