ばあちゃんが99歳になった

先週から今日まで家に釘付けであった。何故ならば母が島に行ってしまったからなんだな。今日帰ってきたけど。
なんせ親父が要介護4とかにグレードアップしてるもんで色々大変でございますよ。色々と目が離せない。3時間ごとに起きるうえに、寝にいくと不安になって呼ぶんで困ります。「お前は三歳児かぁ?」と言いたいが、相手が親父なので言えませんや。仕方がないのでデイサービスの時間を利用して寝ておりました。日曜日や祝日はサービスないんで困る。

・・なわけで世の中の時間と共にあまり動けませんでしたよ。幸いに締め切り仕事もないしガッコも後期が終わったんで、時間は腐るほどある。金は下流で無いが時間持ちである。時間にはセレブ。お陰様で一階で親父を監視しながらずっとドラクエしてましたです。介護する人はゲームするといいね。進むよ。あと読書。大量に読める。オムツ変えと見守りってぇのは残り時間は大変に暇だからな。

『柳生武芸帖』は読み終えちゃったんで、柳生繋がりで、家にあった津本陽の『柳生兵庫之介』と、あとは時代物繋がりで子母沢寛の『駿河遊興伝』読んでました。どれも親父が昔購入した本だ。時代物が好きな親父のお陰で講談本古典には不自由なし。ただ、幕末モノはなんとなく青臭いんで避けたくなりますですな。

昨日は、島の家の前に鯨がいると母が電話してきた。私が帰ったときは軍艦がいたのに母が帰ると鯨である。ナニか不公平な気がした。

で、本日、祖母が無事白寿、99歳の誕生日を迎えました。
辛亥革命のときに生まれたんだよ。同い年には岡本太郎レーガン大統領とルイス・ブルジョアと、聖路加の日野原先生がいる。後者二人はまだ元気。生命力が強いな。

100年の歴史を目撃しているっていうのはなんだか凄い。

わたくしが物心ついた時、記憶に残っている大きなニュースはよど号の乗っ取りとか、浅間山荘とか、三億円事件とかそんなのだが、祖母の場合は第一次世界大戦とかロシア革命とかだからなぁ。いやはや。

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上記のごとくあまりに暇だったので親父と一緒にオリンピックを観ていた。親父が夜中起きるのを防ぐ為に、日中は長時間起きていてもらいたい。暇を持て余してうろつくのも防止したい。その為にだらくさとやっているオリンピック番組を観させるという手段に出てみた。結果、なんとなく一緒に観ることになったんだな。あの糞長くて退屈な開会式なんぞを全部観る羽目になった。まぁ、スペッターコロでございましたなぁ。民族衣装が宜しゅうございました。

五輪選手のラスタなあんちゃんが服装問題で記者会見していた。世の中、メタボは腹回り80センチ以上だとか、あれしちゃいかん、これしちゃいかんと、色々せせこましゅうて嫌になる。が、まぁ確かにあれげな服であのように着崩すのはおされではないわいな。そもそもラスタにあの服装が似合っておらんのは気の毒ではある。それとも実はわたくしのごとく飛行機が辛い人なのかもしれない。あの糞狭いブロイラー状態の飛行機なんぞに乗った日にはネクタイは緩めたくなるだろうし。どうなんだろう?

昨日は妹夫婦が陣中見舞いに来てくれたので、一緒にサッカーの日韓戦を観た。
日本チームの試合っぷりがなんとなくイライラしてストレスが溜まった。サッカーを観ると血圧が上がる。

普段はそんなにサッカーを観る習慣がないんでよく判らんのだが、妹たちと「どうして日本の選手は球蹴りを己自身で運ばずにチームメイトにパスしたがるんだ?」という話になった。「スカッとドリブルで行け!マラドーナ(伝説)のごとく突っ走れ!!!」そうすればこんなストレスたまらないのになぁ。・・・と思うんだが、ああいう方がプレイとしてはいいのか、そういうのはマラドーナ@天才しかできないことなのか、よく判らんとです。

・・・ということで徒然に日々のことを備忘。
来週はいよいよ島に帰る。