島環境は台風に最適化されているんだが全然来ない

本土の梅雨前線もどっか行ってしまったようですが、そろそろ台風の季節なので島天気報告をタマにするようにしますよ。
何故か台風ブログとして紹介された事があるしな。専門家じゃないんだけど、島にいると天気重要なんで。

さて、昨日の島は今までになく暑かった。本日も暑い。

本日もこんなランキングに登場↓

観測データ上位(高温)2009年8月3日 10時現在(毎時更新)
1 沖縄県 名護 33.1℃
2 鹿児島県 与論島 33.0℃
3 鹿児島県 名瀬 32.9℃
4 沖縄県 仲筋 32.6℃
5 沖縄県 下地 32.5℃

33度ってのは島的には珍しいって言うか、今年最高の暑さ。近年でもこんな温度になった事がない。異常高温である。
更に困った事に海水温が凄い。



真っ赤っかである。日本全域で赤い。
海水温データは馴染がないと思うが、島近辺で30度というのは珍しいんである。大抵29度ぐらいである。

昨日あんまり糞暑いんで海に浸かりに行ったんだが、泳いでいて暑くなったのは珍しい。いつもは海で泳いでいるうちに身体が適度に冷えて快適なのであるが、昨日は泳いでいるのかジョギングしてるのかって感じ。風呂みたいである。これでは珊瑚が心配だ。

海水が暖かいというのは、台風などの嵐によって海水が攪拌されないからでもあり、またこうした海水温の暖かさが熱帯低気圧を産みだしそれが台風へと発達させ尚且つその台風の勢力を拡大させる。この海水温は台風にとっては、ゴキブリにとっての屋外に放置した生ゴミみたいなもんで、台風が誕生したら恐ろしい事になる。

現に既にフィリピンと台湾の上のほうで熱帯低気圧が生まれとりますな。

こいつが台風に発達したら凄い怖いのであるが、実は中国大陸の高気圧が頑張っていて、台風を北上させず、発達しないうちに自滅するか大陸に流れて消滅するというのが最近のパターンである。なので今年は異常に台風が少ない。台風発生数の少なさ加減は記録的らしいよ。
とはいえまあ7月〜8月頭はそもそもそんなに沢山台風は来ない。例年でも8月頭までに9個ぐらい。今年は少なくて6号までで打ち止めになっているけれど異常に少ないというわけではない。問題は8月後半からの動きである。

台風が強くなるのは困る。しかし台風で海が攪拌されないと海水温の上昇が珊瑚を死滅させ海の生き物を殺す。

島はここ半月ほど全然雨が降っていない。しかもちゃんと降ったのは7月の頭で、それ以降まともな雨がない。お蔭で日照りが続き、水道水も勢いが無かったり、石灰分が増えて大変である。お隣の沖縄は土地に高低差があり時々積乱雲が発生しているのが見え、雨の降る雲が覆っていたりするんだが、うちの島は大海に浮かぶ船の如き島なので、積乱雲はあまり生まれない。沖の水平線を雨を降らす雲が通り過ぎるのを見る度に、あれがっこっち来ないかなぁと思ったりします。

台風はまぁ困るんですが、とにかく雨は欲しいですね。

・・・って書いていたら、スコールを降らせる素敵雲が雨を降らせにやって来ました。
でも、すぐにやみました。かえって蒸し暑くなりました。しくしくしく。