生存報告 妹が来て帰った。作家に会った

本日は〆切をあげた。またフランス革命ですよ。クートンが登場しましたな。

ところで先日から妹夫婦が遊びに来ていたんですが、本日帰りました。
妹は強力な雨女と言われているんですが、全然雨はふりませんでしたな。寧ろ日照りが過ぎる。島は旱魃で大変なんですよ。どうも妹は雨を降らすのではなく嫌な天気を呼ぶ女なんじゃないかと思う。

帰る日になって、妹は帰りたくないと駄々をこねていたので「仕事などとっととやめて、島に来るといいよ」と勧めた。かように島にいると働きたくない駄目人間になる(東京に行くと働かないと駄目な気がする人間になるけどね)。まぁ、妹の仕事は特に休んだり出来ないので気の毒であるが、それにしても今週の仕事は録画でもしたんですかね?見てないので知らないんですが。
で、妹とだらくさと話していて「仕事でよく内閣支持率とか、なんとか支持率とか、統計数値を提示するんだがああいうのってどうよ?」という話になった。「仕事柄それを提示しなければならないんだが、アンケート数字ほど当てにならないものはないんじゃないか?」と妹は言ってたが、言えてますな。流れとして話の種として出さざるを得ないわけだが、まぁ、メディアの「なんとか支持率」等はあまり参考にならんには同意する。

昼に妹夫婦を、空港まで見送りに行って、帰りにアマン(手伝ってるイタ飯屋)に寄ったら、綿矢りささん(作家)がいらした。島にしばらくバカンスでいらしていたようで。「絵を見たい」とおっしゃるので、どぞ。と申しあげました。明日家に来るかもしれないので、佐藤亜紀さんの本の仕事の原画とか見せちゃおうですよ。評判がいい作家さんらしいんですが読んだ事が無くて申し訳ないと思いました。ガルシア・マルケスを島で読むといいですよとお勧めしといた。

ところで、綿矢さんは村上春樹がお好きだそうだが、妹の旦那も島で村上春樹ジョージ・オーウェルみたいなタイトルの本を読んでいた。みんなが読んでいると読みたくなくなるという天の邪鬼なのですが、いつかは読んでみようかと思う。村上春樹も島で読んだ方がはまりそうな気がする。

というわけで、つい今し方、メールで仕事を送ったので少しほっとしていますよ。
妹と仕事を送り出した日であった。

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本好きで歴史好きな義弟に沖縄史のことに興味を持って欲しかったんで採りあえず入門として『シャングリ・ラ』を貸した。あれは沖縄文化とか歴史をエンタテーメントとして読めるんでいいと思う。
日本史というのはヤマトのそれもメインストリームの歴史に過ぎないんで、まったく違う「日本」史がある事を知ったほうがいいと思う。そういう意味では熊谷達也なんかもいいよ。日本史は実は世界史みたいに多元だと思うんだよね。土地土地で視点が異なる歴史があるというか。