そういえばメビウスが来ていたんだよ

昨日の清志郎の追悼式ににゃぁ4万人も行ったとかなんとかで、青山墓地から赤いお化けや青いお化けとかがブルースマンの死を悼んでいたようですが、島にいるんだから関係ない。RCのレコードとか聞いて「むかスはよかっただなぁ」「きよしろうはおらの青春だったス」などとじじぃの繰り言放って満足しています。
しかし、島にいるから関係ない昨日のイベントはもう一つ。
なななななんと、フランスのコミックの帝王、メビウスが来日中。明大で講演したと。

たけくまメモ
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/in-1ecf.html

東京羨まス。

メビウスというのは、フランスコミック界で活躍している漫画家で、その芸術の域にまで達した創造性は、大友克洋に影響を与えたという、まぁ、カリスマ的存在なんであるが、その人が日本に来るとたけくまメモで知って、いいなぁ。メビウスの作品見たいなぁ。とか思っていたわけです。

知らない方はここで勉強してくださいね↓
http://moebius.exblog.jp/1491491/#%E7%B4%B9%E4%BB%8B

昔はメビウスの漫画ってのはその実物をなかなか見る事が出来なくて、しかし彼に影響を受けた数多の欧州の漫画家のフルカラーな漫画とか買って来たりして、欧州の漫画ってすげーなんて感心していたりしました。アメコミの泥臭い感じと違ってお洒落さ加減もいいんですな。さすがげいじつとファッションの国、おフランスの漫画ざんす。その中でも群を抜いてメビウスの色彩と構図は優れていました。

こうした伝統はアールデコ時代に描かれた沢山のファッション画がルーツにあると思いますが、そのセンスとSF世界の結合で描かれたファンタジーは創造性を掻き立てますね。げいじつ家魂に響くといいますか。

で、たけくまさんの話ではメビウスさんは「もえびうす」などと描かれたTシャツを着て登場するなどかなりおちゃめで、尚且つ、宮崎駿のファンだそうで娘に「ナウシカ」などという名前をつけてしまったという。なんだかカリスマイメージがガラガラと音を立てて崩れてしまったのでございました。

ま、とにかく、メビウスについての本がそのうち沢山出るんじゃないかと期待中です。


そういや、友人の漫画家のセシルは出版社と喧嘩したかで、今は漫画描いていなくて、パリでなんだかゲームの設定イラスト描いてるらしい。また漫画描いて欲しいんだけどなぁ。