宗教語るやつが少ないと鰤ちゃんからラヴコールが来たけどさ

はてなには宗教語るヤツがいない

と、コメ欄で鰤さんが言っておられました。
そして、シューキョーを一般人に判るように書いてるやつが少なくてという、嘆きを語っておられました様子で、そちらからいらっしゃる方も多いようです。

○鰤端末鉄野菜 Brittys Wake
http://d.hatena.ne.jp/Britty/20090202/p1
■仏教って知られていないよね

すみません。これ読んで、うっかりうちにいらしてしまい、さぞかし抹香くさいことを語っているかと思ったら、三国志ゲームヲタっぽい話読まされてがっかりされたかと。まぁその前のネオナチ司教の話とかは抹香臭い世界の話だけどね。

で「宗教」に分類されているブログ、つまり宗教関係の話題がメインであると機械的に判定されるブログは、はてなの上位3000ブログ中、3つだけなのですな。あんとに庵さんと東龍庵さんと、id:ragaraja さん。これは他に宗教に関する話題を書く人がいないということを意味しないけれど(id:uumin3さんなどは、よいエントリを挙げておられますね)、そんでもやっぱりもうちょっと多くても、いいんじゃないかなあ。と思ったりもしています。少なくとも、宗教に関して現代の研究を踏まえた健全な議論が活発になされているという状況では、たぶん、ないよね、つうか。

まぁ、はてな村に限ると、一番ブクマつけるのはやはりパソ関係世界の話とかブログに関するメタな話とかで、それ以外だと非モテネタとか[恋愛]タグつくのはけっこう多い。宗教タグつくのが多い世界は気持ち悪いぞ。

わたくしのブログなどは、日本で1パーセントにも満たない信徒数しかいないというローマ・カトリックのすごくマイノリティな世界のお話なので、ギョーカイネタを書いても面白く読んでくれるのはやはりギョーカイ人だけだと思う。

そもそも宗教やってるやつのブログなんか読んだら、宗教がうつりそうでやだってのが健全な一般人ではないだろうか?なにやら折伏されたり宣教されたりしそうで気味が悪いかもとか思ってしまうかもしれないよ。宗教なわたくしでもそう思うんだから、あまり縁がない方々に置かれましては、仕方がないやもしれない。

かくいうわたくしもシューキョーなネタよりも馬鹿ネタ、時事ネタ、書評書きなぐってるほうが多い。抹香臭いことばっか考えていたら草臥れるし、やだ。

ただ、鰤さんの溜息もよく判る。

私の巡回先でも良質の宗教関係ブログというのはあるんですが、書き方のスタイルが信者さんや同行の士に閉じてるのじゃないかなという感じは少しもっています。

確かにわがギョーカイ関係者のブログを見る限り、教会内話法が多くて、パブリック言語になりえてないものが多い。もっとも誰を対象として書いているかがはじめから固定されているものもあるので、鰤さんも仰るようにそれがいけないということはない。そんなこといちいち意識できないことってあると思うしなぁ。説明長くなりすぎてやになるかもしれないし。

もう少し気軽に個人の立場から発言のできる、信者さんや宗教学者の方には、もうちょっと、そういうサークルの外にいる多くの読者を意識した書き物をしてくださると、お互いに幸せになれるのではないかと、未だいずれの信者でもない人文学屋の身の上からは、思いました。

君は時々フリーランスになるな。東はどうした?東は?

・・・・・・・・は、さておき、私の場合は常からローマカトリックギョーカイのことを考えてるわけはないんで、「カトリック、氏ね」的な記述を見たら吹き上がって、ばしばしとキーボードを叩いたり、教会がらみのへたれなニュースを読んで、一緒になって批判もしくは、情けなく弁明などをしたくなったり・・・というような世間様の誤解を解きたいときぐらいしか、ほとんど書かないので、ギョーカイ外の人々を対象にした話法で書いていることは多いです。時々内輪な話もするときあるけどね。

まぁ、ネットをはじめて、カトリック教会が反日カルトかサヨクの巣窟扱いされていたり、ダヴィンチ・コードバチカンの陰謀)扱いされていたり、シューキョーやってるヤツは馬鹿か思考停止しているなどと言われていたり、わが教皇はシス扱いだし(それはしょうがないな)・・とにかくあまりの泣きたくなる様なような認識が多いのを発見して、時々「違うよぅ」とか言いたくなっちゃってるだけなんで。他のことはあまりナニも考えていません。

まぁ、信仰の奥義的なことに関してはプロじゃぁないので三位一体はなんぞやとか聞かれても、あれは、まぁ・・・・奥義じゃ!とか煙に巻きたくなる程度でしかないので、その点に関しては、もっとちゃんと語れる人々の登場を期待したいです。

そういうわけで、鰤さん、頑張ってください。期待していますよ(他人事)