霜柱発見した。職人さんに会った。あと正平協臭い文章とか。

今日は朝から冷え込んでいたので、ガッコにいったら霜柱が立っていた。すごい。久しぶりに見たぞ。もうね。寒すぎですよ。早く島に帰りたいものです。

夜はうちの島犬カナ(毛がない)があまりの寒さにわたくしめの布団に入り込んでくるんだが、アレルギーが酷くなるというすこぶる困った事態である。重度花粉症の人みたいになってしまう。しかし湯たんぽ犬を手放したくない私と湯たんぽ人間を手放したくないカナとの利害の一致がアレルギーなんぞ根性で克服せよと命じるので、くしゃみしながら寝てた。お陰で起きたら鼻づまったうえに頭が痛い。早く島に帰りたいもんである。

寒いんで激しく着込むと身動きが取れない。血行が悪くなると肩が凝る。なのでこれまた持病の神経痕症が再発しそうである。酷くなると右手が痺れて動かなくなって仕事が出来なくなる。もっと酷くなると痛くて眠れない。既にその兆候が出始めて危険信号であった。なわけでしぶしぶマッサージ屋に通う羽目になる。セールで金落とさないで東洋医学に経済貢献してきた。これも寒さの性だ。早く島に帰りたいもんである。

かように寒さには激しく弱い私である。

ところで先日、某教会の仕事で、聖櫃のデザインを頼まれていたので職人さんの打ち合わせに行った。

聖櫃というのはカトリックな人々がミサで食べるパンを保存しとく箱である。ギョーカイ人はこのパンを「御聖体」といい、イエスキリストの身体であると信じているわけなのだが、その実体・・いや「形相」はただのウエハースというか最中の皮みたいなシロモノだ。だがまぁミラクルによってイエスの身体だとローマンカトリックの人は思ってるので後生大事にこの箱に保存しておくのだな。プロテスタントの人々からは白い目で見られたりしていますが、聖体に対する思想が根本的に違うんで、まぁそこはひとつそっとしてやってくらはいです。。。

という大切なものを納める箱なんで鍵つきの丈夫な箱が教会の祭壇には必ずある。昨今は別な場所に置いておく所もあるようだが、聖堂の目立つトコにないというのはよろしくない。というか概ねは目立つトコにある。観光地化されたバチカンのようなトコは不特定多数の人がうろうろしない特別な礼拝堂などが作られ、そこに安置されている。

しかし後生大事な箱なので、事情を知らない泥棒がさぞかし金目のものが入ってるんだろうとこじ開け、入ってるのが最中の皮。がっかりして中にあったパンを全部ぶちまけていったなんて話もある。
そんな御聖櫃。
それのデザインをしてほしいとのことで、日本の教会の聖櫃を沢山手がけておられる職人さんに会いに行ったんですな。制作をお願いしに。

職人さんはカッコいい。70過ぎのおっさんのくせに1400CCのヤマハのバイクなんぞに乗ってる。葉巻なんか吸ってる。根っからの職人なんで、仕事場は飯場である。打ち合わせもそこでする。こじゃれた応接室などない。仕事場は木材だらけでプレス機の周りが少し開いてるだけなので、完全に仕事仕様。なので屋外に椅子が置いてある。それが打ち合わせしたりくつろいだりする場所なのだな。その脇にドラム缶にまきをくべて置いてあるのが暖房である。とにかくなんつーかハードボイルドな仕事場であった。

つまりまぁうちわせを寒風吹きすさぶ屋外でしていたんですが、このおじさんもギョーカイ人で、受洗に到った話をしはじめた。その話が大層面白く、面白いのはいいのだが、激しく長く、2時間半、延々その話を寒風吹きすさぶ中で聞いていたのだな。

面白いミステリを読み始めて止まらなくなって徹夜してしまうみたいな感じですかね?おじさんも話したそうだし、続きがあるんで、「ここでまた次の機会に・・」などと話を切るのも悪いしで、がたがたと震えながら聞いていたんですが、マジに寒かった・・・・。夕方だよ。夕方。2時間半屋外。いやはや、よく風邪引かなかったと我ながら思いましたです。

しかしなんちゅうか、ホームレスの人々はこんな寒い中いるんだなとか思ったんで、二時間半ごときで音を上げるのもな〜。とか少し考えたりもしてみましたが、やはりヘタレなので、早く島に帰りたいっす。

ちなみに職人さんは青森の人だそうで寒さに強そうだった。

職人さんの面白い話についてはまた今度。

◆◆
あんまりにも寒い思いしたわたくしに、これ読んどけみたいな情報をマシア師のブログが載せていた。
http://d.hatena.ne.jp/jmasia/20090107
特にローマン・カトリック・ギョーカイ人は読んどけ。
・・ということでコピペした。

2009いのちを守るための緊急アピール

カトリック信者の皆様

 2008年の後半、アメリカのサブプライムローン問題に端を発した金融危機は、世界的な経済危機に発展してしまいました。日本でも自動車工場をはじめとする多くの工場や企業で経営状態の悪化による減産・事業縮小が進められ、従業員削減、特に大量の派遣労働者の派遣切りや期間労働者の雇い止めが、連日テレビや新聞で報じられるようになっています。今回の失業者は若い世代の人が多く、短期雇用で失業保険の対象にもならない場合もあり、非常に厳しい状況に陥ってしまう人が少なくありません。また、状況が日々、急激に悪化しているのも特徴的です。日本各地の野宿者の数は2008年秋以降、増加していますが、この事態は2009年に入りさらに深刻化すると予想されます。また日本の自死者は1998年3月以降、急増しましたが、それはまさに多くの企業が経営破たんした1997年度の年度末のことでした。今回の危機はそのとき以上ではないかと危惧されています。これらの現実はわたしたちキリスト信者にとっても決して他人事ではないはずです。
この緊急事態にあたり、日本カトリック司教協議会社会司教委員会は、多くの人がいのちの危機に直面しているということを訴え、今、特にその最悪の結果である「路上死」と「自死」を出さないためにわたしたちに何ができるか、教区・小教区・修道会・信徒の団体で考えていただきたくこのアピールをします。
 残念ながらいまだに失業者や路上生活者を「怠け者の自己責任」として切り捨てる風潮が日本にはあります。そのような差別・偏見を乗り越えなければなりません。去る12月、世界人権宣言発布60周年にあたって、日本の司教団は人権メッセージを発表しました。「(人権についての)今日の危機的局面を打開するためには、そのすべての要因を一つ一つ根気強く取り除いていく必要があります。そのためにわたしたちは、貧しく弱い立場に追いやられ、大切な人間関係を断たれてしまっている人々、人間らしい生活が損なわれ、あるいは妨げられている人々の側に立って、この世界を見ていかなければなりません。」との司教団の呼びかけに今こそ応えていただきたいのです。
 すでに各地で、雇用停止となった外国人労働者への支援や、野宿を余儀なくされた人々への炊き出し、夜回り、医療・法律相談活動など、また派遣切りによって仕事も住まいも失い、路頭に迷った人への緊急避難所提供等々の対応をしている方が大勢おられることを知っています。その働きに感謝するとともに、さらにより多くの方々がその活動に参加・協力されるよう願っています。
 今回の事態は、わたしたちカトリック信者だけで解決できる事柄ではありません。本来、貧しい人々の最低限の生活を守る責任は政府や行政機関にあります。行政が本来対応すべきことを速やかに施策するように市民として求め、働きかけることは支援のひとつとなるでしょう。しかし同時に、行政の対応を待ちきれずに、各地でさまざまな市民団体がこの問題に対して取り組みを始めています。それらの団体と連携を取り、それらの団体に協力することも大切な働きです。また、どこに行けば相談でき、適切な支援が受けられるかという正確な情報をできるだけ得ておくことも役に立ちます。たとえば、自死に至る要因としての「うつ病」「経済的行き詰まり」「孤立」などの問題に対して、本当は対応できる機関や窓口があるのに、追い詰められた人にはなかなかそれが見えないからです。
 カリタスジャパンとしては、今回の事態のために募金を行い、これらの支援活動を後押しする援助を予定しています。
どうかすべてのカトリック信者が、祈り、献金、活動など、どのような形であれ、いのちを守るための働きに参加してくださいますよう、切にお願い申し上げます。
 
  2009年1月13日
日本カトリック司教協議会社会司教委員会
委員長               高見三明(長崎教区大司教
副委員長・日本カトリック正義と平和協議会担当司教
松浦悟郎(大阪教区補佐司教)
日本カトリック難民移住移動者委員会委員長
                                谷 大二(さいたま教区司教)
カリタスジャパン責任司教   菊地 功(新潟教区司教)
カリタスジャパン担当司教   幸田和生(東京教区補佐司教)
日本カトリック部落差別人権委員会委員長
平賀徹夫(仙台教区司教) 



ご参考までに各地で活動している支援団体とその他の情報をご紹介いたします。

★全国のホームレス支援団体HP一覧表(ホームレスの方を物心両面から支援する団体と野宿当事者団体のHPの紹介。北海道から九州までの個人・団体のHPの一覧表。) http://www.asahi-net.or.jp/~KG8H-STU/sien-danntai.html
★ホームレス支援全国ネットワーク http://www.homeless-net.org/  
★生きる支援の総合検索サイト〜ライフリンクDB(ライフリンクDBは、NPO法人 自殺対策支援センター ライフリンクが運営する「生きる支援の総合検索サイト」・多重債務や過労、いじめや生活苦など、様々な問題を抱えている人たちが、日本中にある多種多様な「生きるための支援策」の中から、それぞれのニーズに合ったものを探し出せるようなサイト)
★「緊急小口資金」の活用(東京都社会福祉協議会のホームページに事業の紹介パンフレットがあります。)
http://www.tcsw.tvac.or.jp/activity/pdf/191116-seikatufukusisikinkasituke-kinkyuukogutisikinkasituke.pdf
農林水産省農山漁村における雇用対策についてhttp://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kouryu/081224_1.html

2時間半で音をあげるようなすごい寒さに日常的に置かれてしまった人々を助けましょうというお話ですな。

わたくしは正平協とか、上記に名の挙がってる一部の某司教とかすげー嫌いなんですが、イデオロギー持ち込むな馬鹿というか、なにかすごく政治臭いんですけどあっちいってくれない?みたいに。上の文面も政治臭いとこがあって添削したくなってうずうずしてるんですが(「いちいち公文書に政治批判入れるなよ。一宗教団体が僭越だ。某政党的宗教団体か?おまえは?」とかね)、しかし、トンでもなく寒い状況に置かれた困難な状況の人々の支援というのはイデオロギー関係なく行うべきことだとか考えてるんで、まぁコピーしてみますた。

ギャラ入ったらカリタスにぽちっとなと入れてこようかと思いますです。カリタス情報が出たら誰か教えてください。あと以前紹介した「もやい」の人のとこもいいかもです。
http://www.moyai.net/
派遣切りの若者とか、リストラにあっちゃったおじさんとか、困った人々を助けるってのが人情ってもんだよな。江戸っ子的に。江戸っ子じゃないけど。

定額給付金とやらが出たらここに回すのがいいと思うよ。


上記引用文書はアカ臭い場所にで添削入れときました。政治的イデオロギー脳で筆が滑ったとしか思えない箇所が多過ぎ。同じ目的を伝えるにしても、同じ政治イデオロギーの人の琴線にしか触れない書き方では、政治団体ではない宗教団体の文章としては、同団体内の政治イデオロギーが異なる人々の反発を招くだけで、目的が半分しか遂行されない結果となってしまうのでよろしくないと思われますな。いいかげんこの書き手は政治イデオロギーに洗脳されていることに気付いた方がいいと思ったりする。信仰団体がこれじゃぁなぁ・・・。
というか世俗の市民団体でもお願いを呼びかける文書としては失格である。救済呼びかけ文書でナニをアジってるんだ?
この文書だけ読んだらこれには協力したくなくなるぞ。わたくしは。
伝達すべき目的は、社会共同体の中でマージナルな場に追いやられて苦しむ人の救済活動のアピールであって、お前さんの政治イデオロギーのアピールじゃないだろう。