くるくると回る寿司屋に行った

首都には大量の全国チェーンの店がある。島には全国チェーンの店といったらAコープか郵便局ぐらいなものである。セブンイレブンもローソンもファストフードもファミレスもない。
更にわたくしは家で仕事をしている為に外食にあまり縁がないうえに車に乗らないので郊外型の大型チェーン文化をあまりよくは知らない。ガストは入ったことがない。ロイヤルホストデニーズというような老舗のファミレスはいくつか入ったことがあるが、若い頃であり、車でデート♪などももうしてないもんで新参の外食店は知らなくなって久しい。そもそもロイホデニーズもたまに入るはいいが、正直、不味い。積極的に入りたくもないので、食うの我慢してでも家帰って食うとかしたくなる。特にハンバーグとかすごいな。学食のより不味かったよ。
もっとも、車社会文化というのがわたくしには別世界で、未だによく知らんのだ。イオンというのとか未だによく知らないです。ドンキホーテというのも行ったことがない。この手の少しばかりヤンキーテイスト臭がする街道文化というのは、実は車所持してないと出会えない別世界なんである。車なんて贅沢品を所持できない下流人間には縁がない世界であるな。

そんなわけでなんとなくくるくると回る寿司に入る機会がほとんどなかった。くるくると回る回転寿司屋さんというのはその登場時には、寿司のファストフードということで「不味い」という評判で、そんなトコにいくぐらいならモスバーガーに行くよ。と敬遠していたが、いつの間にか「おいしい店も出来ている」ということは風の便りには知っていた。
しかし島在住とか、車乗らないから駅前で済ますよ。とかで生活圏には回る寿司屋さんはなかった。つまりなんとなくいく機会がなかったんだけど、先日はじめて入ったよ。連れて行ってもらったんだな。某氏のお仕事で行った高崎のざ・ときわさん夫妻におごってもっらっちゃったんだな。一緒に行った上三川の教会の帰りにそこの信者さんのお勧めだというんで寄ったんですよ。


こういう店は作法がある。システムに慣れないとどうしてよいか判らない。寿司はどんどん回っている。が、それは取らないで「握ってくれ」と頼めばいいらしい。味はそれなりにまぁちゃんとしてた。京樽のスナックぽいのではなく、一応寿司屋さんの寿司だった。
回っている回転場の高さは目線位置で、「こういう寿司がありますよ」とわたくしどもが食べている途中で目に入る仕掛けになっているのはいいが、目で食べ過ぎて、視覚情報だけでお腹がいっぱいになってしまい、4皿で終わってしまった。やはり食べているときに食べる目的外の食物が視覚としてそこにあるというのはわたくしには馴染まないかもです。見てるだけでもう満足してしまうのである。

普通の寿司屋でいいじゃん。回ってなくても。なんか回していること自体がエネルギーや電気代の無駄じゃね?とかは思いましたな。あとお茶はちゃんと葉から出したのじゃないと寿司食った気がしないなぁ。

とはいえ、まぁ気軽に食べれる寿司屋さんということで人気があるんだろうなと納得して帰ってきた。どっちかというと視覚的に楽しいという感じなので食べると言うより回っている寿司ショーを眺めて面白いと思うくらいか。

食事としては(飲み屋だけど)ざときわさんのご飯の方が当然のことながら全然おいしい。でもまぁレジャー感覚で愉しむにはいいですね。

http://www.geocities.jp/thetokiwa_hp/
高崎の飲み屋さん。ざときわさんです。某司祭のお友達。つまみがことごとくおいしいんで、回転寿司ではなくこっちを紹介しておきますよ。稲庭うどん最高。