移動になまけてるくせにでかい台風13号先島諸島に突入

いいかげん動けよといいたくなる台風13号シンラコウたんはいいよいよもって先島諸島を暴風域に入れてしまいました。お蔭で石垣島宮古島の空港は閉鎖状態。航空会社は潔く欠航を断行中。この連休にトロピカルしたい旅行者達には悲劇の展開になりつつあります。動きが鈍すぎて停滞してますから島人達にとっても大変な状況です。
気象庁の予報は一時間後との予報に切り替わりました。

気象庁は米国海軍予報と違い、とっとと西に進路を曲げるであろうと予測し、頑固に台湾行きを予報し続けていましたですね。この曲がり具合はどー考えても無理筋に見えるんですが、意外とちゃんと予報通り台風シンラコウたんは移動してるようです。

こちらは夜中3時の発表の画像ですが、上記の12日12時の発表と比較すれば判りますが、ちゃんと予報の位置に台風は移動中。昨日は予報より東拠り北寄りに進んでいたので既に私の中で信用を無くしはじめていた気象庁はここにきてなかなか正確に予報をしているようです。まぁ1時間ごとの予報とか短いスパンだと当るのは当然でございますが、昨日のブレは酷かったからなぁ。
こんなに予報が当らず、東方に行くか西方に行くかも不明で、しかも停滞気味なのは太平洋高気圧の性ですね。

見ての通り、大陸と太平洋高気圧、通称サブハイ(台風によって生じる高気圧)に挟まれてます。サブハイに押されてると台風は西に行きたいキボンヌ。になるわけですが、中国様が強力な新兵器を設置してるのか、中国大陸の高気圧が頑固として寄せ付けとりません。この高気圧が台風に足止めを喰らわせてる。大陸バリアですね。しかしこの高気圧の性で発達したいとまだ頑張る台風の成長を止めているのかもですよ。こんだけ停滞してりゃもっと発達してもよさそうなもんだが、ここで打ち止めにしといてもらわないと先島諸島は大変でございますよ。

で予測がどれだけつきづらかったか、ここ4日間の台風の経路、予測トラック記録を比較してみました。

色々な予報のトラックを集めた表です。右上から9日、10日、11日、12日ですが、毎日移動してます。お蔭で私はよしずをかたずけるべきかまだ悩み中ですよ。

基本としてはしばらく西寄りに進みながら北上し、台湾にエネルギーを吸い取られてボロボロになった台風は沖縄近辺の東シナ海上で東に方向転換。北東に東シナ海から日本海へと向かうんじゃないかなんて思っていますです。雨がどれだけ降るかが我が島にとっては関心事になりつつありますです。

昨日コメント欄にきてくださったMさんは宮古島へ14日に行かれる予定だそうですが、今の時点で飛行機が飛ぶかどうかまだ判りません。太平洋側の高気圧がどれぐらい東に後退するのかで決まるとは思うのですが、14日の予報は与那国辺りが暴風域。勢力次第ではまだ強風域ですから、航空会社を調べておくといいかも。台風が過ぎても海はまだうねりが残ります。現時点では14日は6メートルのうねりとか予報してますから、怒濤の海には近づけませんです。高台からの海見物するっきゃない。今後も向きを変えて再び来る状態かもですからあまり海は期待出来ないかも。
トランジットが那覇経由であるなら沖縄旅行に切り替えるのも手ですね。海は荒れてますが強風圏ではないので風下の浜、本島北部のほうだと遊べることは遊べます。ちょっと荒れてるけどね。リーフの中だとマシ。Yahoo!天気の波予測など参照にするといいかも。但し、気象庁のがはずれて北に向かったり東に向かったりすると沖縄も荒れます。

旅行中、もしくは旅行計画中の皆様、幸運を祈る。