暑い島の日常

もうね。本土はすごい暑いらしい。35度とか狂ってる。
島は最高で32度までかろうじて達してない31.9度。これ以上はまだあがっていないが陽光の厳しさは本土の比ではないのでからからである。
植木が枯れかけてどうしよう。枯れた植木を蘇らすにはどうしたらいいんだ?・・というのがもっぱらの悩み。モンパの木が死にかけてるんですけど。
そんなからっからの島。昨日は夜中に起きてしまったんで、朝方寝たので寝坊である。10時頃起きて、まだ目覚めぬ脳を起こすべくだらけていたらキーライムさんから電話。
「F村さんちで、流しそーめんやるからこない?」
食欲がイマイチだったんで朝ご飯を食べずにいて正解だった。いそいそと近所のF村さんちに向かう。
F村さんちの庭は我が家やキーライムさんとこ同様、海に面しているというか庭の端っこが海。しかもうちよりも高さが低いので海が近く、なおかつパノラミックな風景が美しい。その庭で流しそーめんである。流しそーめん機材は、島知人のT間さんのもので、以前御招待されて呼ばれたことがある。なかなかに風情があるのだ。海を背景に流れるそーめんをいただいて至福であった。
午後はそんなでF村さんちでだらけてしまった。
家に帰って来て、暑いしナニも出来ないんで昼寝。夕刻から起き出して、庭の水やりを延々してのち、犬を連れて海散歩。水平線に日が落ちるまで浜にいて帰って来て、夕飯食べて、それから仕事である。
皆さまが働いている時にだらけ、寝てる時に仕事してるという生活になっちょります。昼間は暑くって仕事にならんのだもん。家の中にいても糞暑いしで庭で風に当っていた方が遥かに涼しい。昼間はナニもしないからエアコンも点けないよ。サマータイム?ナニそれ?という感じです。
夏はみんな夜中に仕事した方がいいかもですよ。
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ところで、お役人さん達はサマータイムが好きらしい。
朝日が早いんだから早起きして、夜は明るいうちに家に帰って過ごせば一日が有効だよとか言ってるらしい。
だが話が島でサマータイムなどしたらどうなるか?
夜明けは遅い。概ね5時ごろ明るくなる。4月ごろなどは6時である。これがずれると、真夏で6時の夜明け。4月は7時。まだ暗い中をお子様が登校するとか、ラジオ体操の時間が暗いとか、電気点けるしかない明るさでどうするよ?である。
日暮れは概ね7時頃なんであるが夏などは日が落ちるともう8時?という感じ。これがずれると、9時頃にやっと暗くなる。島は陽光照りつけている時間はとにかく糞暑いんでたいがいは引きこもっている、午後はエアコンかけても温度が下がらんもんよ。陽光が厳しすぎて建物が暑くなっちゃうんだな。そして皆、日が暮れてから活動を開始するのだが、サマータイムなんぞやられると活動時間がすごーく短くなる。寝不足になりそうである。寧ろシエスタが欲しいぐらいである。
サマータイムというのは北方の陽光が恋しい土地で行うシロモノなのであるが南国の夏は陽光は出来る限り避けたいのである。だから島人達の夏は夜が長い方がいいのだ。なんでものすごく早朝に起きて仕事して、昼間は休んで、夜また仕事してるって人も結構いる。畑やる人は概ねそう。熱中症になりかねないからね。イタリアなども早朝起きて仕事する人多い。すごく早起きで代わりに昼寝時間が長い。
そんなでサマータイムなんかどうでもいいというか、寧ろ島固有時間で動かないと非効率だ。
まぁ役所とかお勤めはそうもいかんと思うんだけど。