マクシミリアン君が遊びに来て帰った。ヤシガニが来た。

先日長谷川哲也漫画のマクシミリアン・ロベスピエールが変で面白いということを書いたが、島の我が家にマクシミリアン君が遊びに来たよ。
まぁ洗礼名がそれなんで、ロベスピエールじゃないし、第一名前の由来はコルベ神父という自己犠牲で有名な聖人だし。
暑がりで異常にエアコンをかけまくっていたことと、夜、島の神社に行ったら、「こっから先は怖くていけない。ぶるぶるぶる」と言い出してわたくしをを怖がらせたことが印象的であった。

なんでも霊的なものを敏感に感じる体質で妹さんに到っては見る人らしい。島の琴平神社は鳥居から先の境内は恐ろしいところだとのこと。昼はそうでもないが夜が怖いんだと。神社からハキビナに到る一帯は霊的に怖いなどといって、飛ぶようにそこから離れ、近づくことすらしたがらなかったんで、よっぽど怖いようだ。そう言えばタクシーの運ちゃんも夜は通りたくないという通りがある。霊的にも鈍いわたくしはどうもよく判らない。だがそこから先に行ったら連れて帰ってくるぞなどと脅されたので、幽霊が怖い私は言うことを聞くことにした。
怖いなぁ。
因みに彼によると、我が家の家の周りは大丈夫だそうだ。

どんだけ怖いのがいたんだ?????
もしかして、なんかサイキックWARでもしてる人でもいたとかね(注:『童夢大友克洋 参照)
島の人にリサーチが必要だにょ。

次は台風の時に来たいなどといっていた。
直撃したら来たいので、天気予報に注意しとくらしい。仕事が赦せばすぐ来るそうだ。キャンセルが多いと思うので来れると思うけどね。

あと、島に来る前に徳之島に寄ったのだがそこで神父にこき使われ、幼稚園児の面倒を見させられる羽目になり、無防備にも(暑がりで大量の汗をかくために)背中をむき出しにして炎天下にいたもんだから、背中を焼けど状態にして我島にたどり着いた。苦しんでいて大層気の毒であった。あまり休暇中の人をこき使わないように。かくいう私は、そのような肉体的ダメージ下にある人間に対し、よしず張りなどしてもらい、あまつさえ焼却炉までのごみ捨てまでお願いした。鬼畜である。

尚、40過ぎのおっさんのくせに若作りに見え、尚且つガタイが大変にでかいが態度も大変にでかいので、年齢不詳であり、土産物屋で、はじめわたくしの旦那と間違えたおばさんが、否定すると「息子か?」と聞いてきた。どういう年齢幅認識なんだ????友達という選択肢はないんですか????或いは弟とか、にいちゃんとか・・・・。

◆■
肉体的に非常にダメージを受けて、マクシミリアン君は昨日の午後は寝込んでいた。あまりにクソ暑かったので仕事にもならず、わたくしは海で一人で泳いでいたが、そしたらウミガメに会いましたですよ。1キロ?ほど沖にサンゴが群生しているところがあるんですが、そこにいた。比較的小さい奴だった。あと太刀魚がだらっと泳いでるのにも出くわしたです。夏の海はにぎやかですな。

◆◆
さっきミモザが異常に吠えるのでなにごとが起きたのかと思った。
マクシミリアン君のあのおびえようを思い出し、まさか霊がついてきた????!!!そういえばあんまり彼がおびえるんでそれを再び確認しようと、今日の午後、近所のキーライムさんと一緒に怖いスポットへ足を運んだしなぁ。と思いつつこわごわと外を見たら。。いた。。。。。。。。。。

ヤシガニが。

オカヤドカリがでかくなったようなそんなやつである。
ナニしに来たんだ?小さいマンゴーを与えたが無視された。

昨日、浜で高瀬貝を背負ったオカヤドカリがいた。素敵な高瀬貝で欲しかった。何故かそのヤドカリ、貝もないのにその高瀬貝から出てしまっていた。どうも別のヤドカリの貝を気に入ったらしく攻撃をかけてのっとろうとしていたのか、別のヤドカリは一目散に逃げていった。その高瀬貝やどかりも慌てて貝に戻ろうとしていたところを、鬼畜なわたくしは欲しかった高瀬貝を取り上げてしまったのだな。貝を取り上げられたオカヤドカリは心細そうにしていて、罪悪感を覚えた。そのまま貝を返してやればいいのだが、高瀬貝が欲しかったので別の貝殻を捜してやることにした。高瀬貝が小さくなっていたので引っ越したかったらしいヤドカリにふさわしい家を探し、ヤドカリは無事引っ越せたのだが、きっと怒っていると思う。
もしかしたら親玉のヤシガニに言いつけにいったのかもしれない。で、因縁つけに来たのかもだな。しかし所詮ヤシガニ。弱虫なので脱兎のごとく逃げてしまいましたですよ。