本日のチベット 関連ニュース

ここんとこパソ立ち上げてはチベットニュースヲチ

まずは本日のバトル置いときます。

召喚魔法使用中。ダライラマは殺傷が嫌いなのでサポート中。

▼中国外務省、英タイムズ紙を非難
http://japanese.cri.cn/151/2008/03/25/1@114892.htm
中国外務省の秦剛報道官は25日、北京での定例記者会見で、「イギリスの『タイムズ』は北京オリンピックを1936年のドイツオリンピックと比べることは、中国の国民ばかりでなく、世界中の人々を侮辱するものだ」と非難しました。

 「タイムズ」はこのほど、「中国が北京オリンピックを主催する目的は1936年にドイツのヒトラーが主催したオリンピックと同じで、自画自賛のためである」と非難しました。これに対して、秦剛報道官は、「北京オリンピックは世界の人々のスポーツの大イベントである。各国の人々はオリンピックを通じて、相互理解、友情と協力を深めることを期待している。オリンピックの聖火は人類の美しい願いと期待を象徴しており、一部の人々の陰気と卑劣さを明らかにした」と述べました。

 秦剛報道官はまた、北京オリンピックはきっと成功を収める、と表明しました。(翻訳:KH)

中国側のニュース。タイムズが鼻息荒い。チャールズ皇太子が既に五輪に行かないよ。ダライラマに会うよ。などといってる英国はチベットに関しては、過去にも中国と因縁あり。チャールズの中国嫌いは有名なようで。

チベット暴動、仏大統領が「仲介の用意」…胡主席に親書
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080325-OYT1T00353.htm
【パリ=林路郎】フランスのサルコジ大統領は24日、中国の胡錦濤国家主席に親書を送り、チベット自治区などでの暴動に対する当局の対応について、「行動を抑制し、対話によって暴力に終止符を打つ」よう求めた。


 また、大統領は、中国政府とチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の対話再開に向け、仲介する用意があると伝えた。

 フランスでは、クシュネル外相が先に、欧州連合(EU)として北京五輪の開会式をボイコットすることへの賛意を表明したが、仏政府内では「非現実的だ」との考え方が強まっている。

 一方、左派系の仏紙リベラシオンが24日掲載した世論調査では、五輪開会式のボイコットに「賛成」が53%に上った。サルコジ大統領の動きは、こうした世論の流れをにらみ、事態の沈静化と五輪の正常開催を望む仏政府の立場を中国に伝える狙いと見られる。

(2008年3月25日12時43分 読売新聞)

フランスの中でも比較的親中なサルコジ。重い腰を上げたようですね。
そういえば野党党首セゴレーヌさんは五輪ボイコットすべきと主張しておるようです。以前からダライラマが好きって言ってたのはこの人だったっけ?

中国がチベット族住民の締め付け強化、連行や密告奨励まで
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080326-OYT1T00251.htm
【北京=牧野田亨】米政府系放送局「ラジオ自由アジア」(RFA)は25日、中国チベット自治区ラサで起きた大規模暴動を受け、中国当局が同自治区と周辺省のチベット族住民に対し、各家庭から1人を連行して取り調べるなど、徹底的な締め付けを行っていると伝えた。


 RFAによると、数千人規模のデモがあったとされる四川省アバチベット族・チャン族自治州アバ県では、当局が平均で各家庭から1人を連行、写真を見せて写っている人物を問いただし、身元特定を進めているという。

 さらに住民に対し、デモ参加者の情報を提供すれば、最初の通報者には無制限の報酬を、2番目の通報者にも5000元(約7万円)を与えるなどと、密告を奨励しているという。

 ラサ近郊のペンポでも、治安当局が各家庭から1人を連行したうえ、外部と電話などで連絡を取れば、「重大な結果」を招くと脅迫し、暴動について口止めしているという。

文革化しつつある。最悪だ。

中国は危機的な対応は常にこうで一貫しているという指摘をチナヲチさんがしていたのを思い出す。
これ↓
○日々是チナヲチ
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/595b6dccc4d1ee0d265ae8fac86b72fb
■【チベット】相変わらずな中共政権。処方箋ある?

チベット亡命政府発表 ー チベットからのレポート(9)
http://www.tibethouse.jp/news_release/2008/080325_report09.html
■ ラモチェ寺の僧侶が飢餓で死亡。寺への厳重封鎖つづく

3月10日にチベットで抗議デモが始まって以来、すべての寺院の敷地内とその周辺における軍と警察による封鎖がますます厳しくなり、その数もさらに増強されている。(これら寺院は、チベットでの一連の抗議デモにおいてなんらかのかかわりがあったとされている)

軍と人民武装警察は、最近の抗議デモに積極的にかかわったとされる寺院(セラ寺、デプン寺、ガンデン寺を含む)への水、電気、食料、医療用品の供給を遮断している。

3月14日以来、ラサのラモチェ寺には常時中国軍が配備され、寺院の周囲を完全に包囲するとともに、すべての出入り口を封鎖している。こうした厳重封鎖によって、食料や水の供給に重大な支障が生じた。信頼できる情報筋によれば、3月24日には、トクメーという名のラモチェ寺の僧侶が餓死したことが確認された。軍隊は、寺の敷地内に、定期的に催涙弾を打ち込んでいる。

チベット全土の寺院はどこでも、差し迫った問題(食料・水の不足、移動の禁止、医療用品の不足、軍による催涙ガスの使用など)に直面している。こうした事態がチベット全土に広まっていることが確認されているが、中国当局が厳重な徹底的な規制を敷いているため、個々の事件(例:ラモチェ寺)について詳細情報を入手することは困難をきわめている。
■ 中国側、チベット人の心を掴もうと試み
(Bathang郡 (中国名: Batang)と、Derong郡 (中国名: Derong), Karze、チベット自治県四川省

中国政府は、Batang郡とDerong郡の各寺院に現金約20,000元を配り、一般世帯各戸に米300kgを支給している。中国は、一方では平和的なデモ行進をしたチベット人を殺害し続けている(死亡者数は日毎に増えている)が、もう片方では、チベット人の心を掴もうとしている。なんとも皮肉なことである。

チベット亡命政府側からのレポート。

◆◆
関連系 ニュース

アイヌ民族を「先住」と認めて 東京で署名活動
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/83112.html
首都圏のアイヌ民族4団体でつくるアイヌウタリ連絡会(丸子美記子代表)は23日、国連が昨年採択した「先住民族の権利に関する宣言」を尊重し、アイヌ民族先住民族と認めるよう政府に求める初の署名活動を東京・有楽町で行った。

 政府は宣言に賛成したものの、先住民族の国際的な定義が確立されていないとして、道や道議会が要望するアイヌ民族の権利などに関する審議会設置に否定的だ。民族衣装を身にまとった約20人が街頭に立ち、国連宣言や民族の歴史を説明。同連絡会の長谷川修事務局長らが「首都圏にも大勢のアイヌ民族が住んでいます。みなさんの協力をお願いします」と呼び掛けた。

我が国における少数民族問題。

「先住民」という括りとなると北海道という地方限定の話になってしまうのではあるが、文化的に独自の伝統文化を持つ民族の問題は我が国にもある。琉球問題然り。或いは既に日本に同化し、日本人として生きている在日の問題など。あきらかに暴力を持って圧殺しているような中国の事象とは異なるが、日本という国家がこれまた多様な伝統文化を持つ民族の集合体なのだということは認識し直さないといかんのではないか。
ここでの「先住民の権利」というのが具体的にどうなのかはまだ勉強不足で判らないのであるが、例えば言語的な問題は固有の文化と言うことに通じる。我が島でも与論言葉が既に使われなくなって久しく、忘れ去られつつある。勿論それは日本という国家の一員であるがゆえに共通語としての日本語を積極的に学んでこようとした過程での話でもあるので、それを以て国家を批判するのは違うわけで、そういう話は出てこない。(但しその過程では鹿児島から派遣された教員のある種の押し付け的教育があったことは指摘されてはいるが)
ただ、ヤマトという本土文化圏にいると気づかない様々な固有文化があるのだという自覚は必要だと思う。

こういう↓視点こそ必要だったりとか、まぁ思った次第。
○NC-15
http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20080325/1206463167
■[Text]チベット問題との温度差をすげえ感じた

アイヌに関しては、琉球同様の、本土からの差別というのは近い時代まであったのは事実である。上記の記事によると、聖地をダム化したりやりたい放題だったようで。今日の若い人たちにはそういう差別意識はあまりないように思えはする。ただ北海道の事情はよく知らないので、その辺りの温度は判らない。琉球への差別的なものがあるとするなら、今は地方と首都圏格差的な、或いは一部の県に厄介なものを押し付けるというような行政上の不公平というものはあるにせよ、人種的な差別という観点では、上の年代のような、例えば鹿児島の年寄りが奄美を「島人」と見下すようなあの感覚は若い人々にはないように思える。

まぁ、地方の固有性は大切にしようよ。ということで。熊谷達也蝦夷についての一連の小説などもそうだけど、日本という国の伝統文化は多様なんだと。だから伝統文化を単純に把握は出来ないということですな。
◆◆
仏教界が声を上げはじめたようですよ。小烏丸さんとこ経由

○浄土宗平和協会声明「チベットに平和を」
http://www.jodo.or.jp/heiwa/080321seimei.html
曹洞宗 「チベット情勢についての声明」
http://www.sotozen-net.or.jp/oshie/peace/20080324.htm