本日のチベット

外は雷である。春雷である。


霊的バトルでは不利と見た胡錦涛が最終兵器人民解放軍を召喚。
超人教皇はスイス兵を呼び出すも全然駄目。
宗教は物理的攻撃に激しく弱い。
ダライラマの祈祷「バルドトドル」で食い止められるのか?

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ええと、ちべヲチしていたら、雷が激しくなって参りましたよ。そういうわけでパソ落としてました。
部屋の中でバチバチとかプラズマ放電してるし、LANが切れてるし。島犬カナはぶるぶる震えてどうしようもないし、オマケに嵐つきなんで、サッシのすき間から大量の雨水が吹き上げてきて、居間が水浸しですよ。しかも、島の雷ってよく停電するんだよ。なもんで懐中電灯持ち歩いて夜中に掃除しておりましたよ。で、今回、我が家は大丈夫だったが、対岸のホテルや灯台の灯が消えていたのは気のせいか?

田園調布もよく落ちるトコだった。教会に落ちてLANが駄目になっちゃったとか、義弟ん家に落ちて親父さんがショックで脳梗塞起こしたりとか大変な土地だったな。古墳があるんでその性か?霊的に落ちやすい土地ってあるかもしれない。

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そういうわけで気を取り直してちべヲチ。

本日目に付いたニュース。

▼「チベットは自由でない」外国人記者団に仏教僧が直訴
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200803270014.html
ラサ──中国チベット自治区ラサで27日、騒乱発生以来初めて中国当局から取材を認められた外国人記者団に、約30人の仏教僧らが直訴した。仏教僧らは、チベットに信教の自由がなく、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が先日の騒乱に関与していないことを強調した。AP通信が伝えた。

記者団は中国政府が手配した引率者とともに、ジョカン寺(大昭寺)を訪問していた。すると仏教僧らが現れて直訴し、1人は「チベットは自由ではない」などと叫んで泣き出した。引率者はこれを受けて、記者団を別の場所に移動させようとした。

直訴は約15分続き、最初はチベット語だったものの、記者団が理解できるよう中国語(北京語)に切り替えられた。仏教僧らは、逮捕覚悟の行動であることを明らかにしたという。

中国当局が外国人記者団をチベットに受け入れるのは通常まれであるため、中国政府が北京五輪を前に、騒乱のダメージ抑制を図っていることが浮き彫りになった。ダライ・ラマは、今回の外国人記者団の現地入りが「最初の一歩」だとして、完全に自由な状況で取材ができるようになることを願うとコメントした。

記者団に加わっているメディアはAPのほか、ウォールストリート・ジャーナルやUSAトゥデーなどの米紙、英経済紙フィナンシャル・タイムズ共同通信社、韓国KBS、カタールの衛星放送アルジャジーラなど。CNNは中国外務省の取材許可を得られなかった。

CNNはオミソですか。
チベット僧達はかなり辛い状況に置かれているだろうことが想像できる。

記者団が見せられた状況はこういうのだったようです↓

▼騒乱の地ラサ、緊迫ルポ! 欧米メディアが初取材 (1/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/080327/asi0803272030004-n1.htm
取材団は通常、まとまって行動しており、完全に自由な取材は許されていないようだ。AP通信によると、27日、中国政府の案内で旧市街にあるジョカン寺(大昭寺)周辺を訪れた際、30人ほどの僧侶が来て、当局者と騒ぎになった。
 「チベットは自由ではない!」「(抗議行動と)ダライ・ラマ14世には何の関係もない」。僧侶らはこう言って取材陣に近づいた。当局者が「チベットは何世紀にもわたって中国の一部だった」と説明する声が聞こえたためらしい。
 当局者は取材陣に現場を離れるよう叫んだ。ある僧侶は「恐らく逮捕されるだろうが、仕方ない」と覚悟を語った。僧侶らはAP通信に、14日の大規模騒乱以降寺を警備してきた部隊は取材陣の訪問を前に、現場から姿を消したと話した。
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騒乱から約2週間となるのに、チベット地区では建物が焼けこげたにおいが鼻を突いた。食料品雑貨店を経営する朝鮮系の男性によると、漢族の多くは騒乱で生計を立てる術を失い、「多くの人々は家賃が支払えず、(ラサから)出ていかざるを得なくなっている」という。騒乱後、初めて開店した数少ないバーでチベット族の教師2人が痛飲していた。そのうち1人は、「基本的に外出は禁じられていた」と話した。
 米紙ウォールストリート・ジャーナル・アジア版(WSJ)は、目撃者の話として、騒乱が起きた14日、チベット族は漢族に加えてイスラム教徒とも衝突、モスク(イスラム礼拝所)に放火したと伝えた。ラサで取材団が見せられたビデオには、イスラム教徒の商店やモスクに放火する様子が映っていた。チベット族の教師は同紙に、「お願いだから助けてほしい」と言い、漢族の女性は「チベット族が怖い」と語った。

多少の取材は許されたようだ。チベット族と漢族とそれぞれの訴えがなんとも悲痛。チベット政策に無理があり、結局、民族間の対立が深刻化したようでもある。こういう時、悲劇的な目に遇うのは庶民である。

インドネシアでかつて多くの華僑が暴動でひどい目に遇ったことがある。華僑というのは優秀でよく働くのでどうしても現地人との格差がついてしまうのだ。かつてインドネシアに行った時も、インドネシア人経営の宿よりも華僑経営の宿の方がずっと清潔でちゃんとしていた。これでは客が取られるわけだ。しかも華僑は流通に関しては国際的なバックグラウンドもある。しかし漢族同士の結びつきが強く、他民族がそれを以て排外的であると感じるのも無理もない。生活が苦しく、格差がどんどん開き、そうした憤まんは結局、嫉みとなり、「上手くいっているやつら」への攻撃となる。ロサンジェルス暴動の時に、黒人が韓国人の店を狙い撃ちしたのと同じようなもので、それは結局は政府の失策以外のなにものでもない。

伝統文化に対する抑圧だけでなく、多民族国家の場合、経済格差などが民族間の憎悪になってしまうゆえに難しい。