マックミニをもらう他

◆◆マックミニが来た
下流なあてくしにマックミニを下さった奇特な方がいた。
本日届いたのだが、島に行かないと動かせないので、今はただのなんか判らない機械の塊である。包みを開けると梱包しなおさないといけないので、開けずに島行き荷物に入れておいた。
しかし小さいね。まぁノートパソコンも小さいわけだが、マックミニも小さい。すごく小さいくせにきっとスペックは母のDELLよかずっといいシロモノであると思われ。ましてや先日ついにゴミと化し、粗大ゴミとして放出したウィンドゥズ95が乗ったFMVより激しくすごいのであるから驚きである。(祖母が島に来る前にソリティア用に使っていたが、ちゃんと動いていたんだよなぁ。)
人類はとてつもなく進化しすぎていると思う。
このままいくととんでもなくなりすぎてナニかが起きるかもしれないけどそれがナニだかはわからないや。筒井康隆なら教えてくれるかもしれない。

◆◆逢魔ヶ時

妹と話していたのだが、一日のうち、落ち込みやすい時間というのがある。
そういう時間にうっかり寝たり、あるいは寝ていた起きたりすると、激しくドツボに落ち込む。つまり体が寝ていて頭だけが起きてしまうような身体状況、あるいは寝たいのに眠れず肉体だけが睡眠を欲し頭だけが冴えているような身体状況の時にその時間帯とぶつかると、激しく鬱状態に陥る時間である。
わたくし的には夕方4時から夜8時ぐらいに寝ていて起きたりするとそういう気分に陥る。妹の場合は明け方だそうだ。どうも薄暗がりな、そんな陽光の中では人の精神は魔が差すようである。
その時間では、考えても詮無いようなことを考えすぎたり、意味もなくダークな気分になったり、自信を喪失しまくったり、未来に悲観したりしやすくなる。胸の中でいいようもない不安だけが巣食う感じ。
みんなそんな「逢魔ヶ時」を持ってるのだろうか?

◆◆本屋さんに行き新規開拓してみんとするも挫折
部屋の文庫本棚の掃除が途中である。
我が文庫蔵書は、2:1の割合で外国の人が書いた本が多い。日本人の書はその多くが時代小説である。偏りすぎだ。反省している。
本屋さんでは日本人の作家の本が当然のごとく多くの場所を占め、海外文学の棚が貧弱な場合が多い。おかげで本屋で買える本は少しである。ハリポタなんぞは読まない。白水社国書刊行会を沢山取り揃えておいてくれないかなどと思う。あと創元推理文庫とハヤカワを充実して欲しいです。P・D・ジェイムズの新作を探しているのに本屋では出会えません。結局ネト買いが一番いいんだろうけどネト買いだと直感を働かせることが出来ないので、新規開拓できないのが困る。
で、本日は妹が来たので二人で本屋に行った。
日本人の面白いのも開拓したいと思い、新作コーナーに行った。最近のヒットは熊谷達也だったが、読み潰してしまった。講談社のまで発掘して読んだのでもうあとがない。哀しい。
佐々木譲」という人の『警官の血』というのが面白そうな気がしたが、面白いのだろうか?読んだことがない作家である。買ってみようかと思ったら下巻がなかったので挫折。[あとで買う]決定。
石田衣良」という人の本は最近よく平積みで見るのだが、なんでも激しく締め切りが遅いらしい。印刷締め切りぎりぎりであげてくるので雑誌連載となると、編集泣かせ、イラストレーター泣かせ、デザイナー泣かせ、印刷所泣かせであるという話をよく聞く。しかしメディアには激しくよく出ている。締め切りを遅らせるぐらいならメディアなどに出るなよな・・本業はタレントか?お前?というように、「末端な下々の人々に全然気を使えない作家」という偏見を持ってしまったので、どうも読む気がしないのだが、実は面白い作家なのだろうか?妹も読んだことがないらしく、二人でどうなんだろう?と話していた。
池澤夏樹」は人に勧められたが、本棚整理で2冊も出てきたわりに全然内容を覚えていない。初期作品のようである。どうも自分的に感銘を受けなかったらしい。あれから面白くなったんだろうか?沖縄に住んで、沖縄の濃さにやられてすごすごと本土に引き上げた作家などという揶揄を聞くことがある。実はその辺りに興味深いものがあるが、なんせ左にまいたイデオロギーな人なのでそこんとこで挫折しただけなのかと思わなくもない。この年代の左な人の文学はとんでもなくつまらんのが多いし、そういうわけで手に取る勇気がイマイチ出ない。
宮部みゆき」ってのもよく名前を見るが、解説読むと漫画みたいに思え、つまらなそうなので読んだことがない。妹は面白いといっていた。勧められたのだが。うーむ。
桜庭一樹」は全然知らない作家なのだがジャケット的にちょいと興味深く手に取ってみた。その本『私の男』は近親相姦本らしいと妹に聞いて、今のわたくし的にはディープすぎて読みたくないのでやめた。
大沢在昌」は仕事もしたことある作家でそれなりに面白いと思った人なので、彼の新作が出ていたので気になった。『魔物』という新作はイコンがモチーフになっとるということで、激しく食指を動かされたが、なんせアクション作家なんで単行本で買うのはどうなのか悩んだ。[あとで買う]かも。
本屋さんでなんとなく目に付いた日本の作家本はそれくらいか。
あとはイスラムノーベル賞作家の本とか。買う予定。

新規開拓はもっと大きな本屋さんじゃないと駄目かもしれないです。自分的なアンテナも足りないようです。

本日は結局『蟲師』の新刊を買ってきただけであった。
まぁ、プチ引越し前でじっくり本も読めないんで、チェックした本は島帰ってネット買いしようと思うですよ。