今週は寒くて死んだ

寒い。
今週は雪とか降っていたし。
しかし、ここ数年、降り積もる雪を見ていなかった私はガンガンに降り始めたとき大いに期待した。しかし午後には霙となり、雪は焼菓子の上の白砂糖のごとき痕跡を残して、消えてしまった。まことに残念也。

どうも北の大地にて爆弾低気圧というすごいのがいるらしいと聞き、早速、北海道に住む義姉のところに電話を入れる、吹雪ってのは体験したことがないし身長より深い雪ってのもよく判らないわたくしてきにはなにやら面白そうな按配になっているように思えるのだが、生活者としては大迷惑このうえない状況であろうと、見舞いの電話をしたのである。

朝から雪かきを何回もしたと義姉は言う。
「雪かき」などもう何年も体験していないので羨ましく感じたが、生活者である義姉はうんざりなようである。
「今年は雪が重いのよ」
北海道の雪は暖かい気温では重く、寒ければ寒いほど軽いのだそうだ。
うーん。そんな雪を見たいものである。いつかの冬に義姉の所にいって雪かきを手伝いたいと申し出たが、腰やら腕やらが筋肉痛でとても辛いらしい。軟弱なわたくしは妄想しているのがよいようである。台風に関してはプロフェッショナルになりつつあるが、雪は永遠のアマチュアだ。

ところで、北海道の灯油代は安いな。島の2分の1の値段だ。ライフラインであるから当然である。それでも往年に比べたらべらぼうにあがったらしい。「一週間で一万円が飛ぶのよね〜」と申しておった。いったい消費量どれくらいなんであろうか?想像がつかん。

北海道では石油のタンクローリーを家に横付けにしてじかに石油タンクに流し込むらしい。しかも石油やさんは勝手に来て勝手にタンクに入れて去っていくらしい。北海道から島に越してきたNさん夫婦はそれを知らず、石油タンクが空になってもいっこうに石油屋が来ないので電話で怒ったら「???」という反応が返ってきたそうだ。島には当然そんな慣習はない。中間地点である横浜の我が実家では冬季限定で石油屋さんが回ってくる。足りないとやっぱり勝手に入れてくれるけど、こういうサービスの南限というのはあるんだろうか?
ちょいと謎である。