最近、濫読した書の数々
いくつか本を読んだ。
ネットの怪米人、マルクス博士に触発されて猫猫先生こと小谷野敦の著作を数冊。
例えばこれ↓今、読書中。
- 作者: 小谷野敦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: 単行本
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学校に持って行ったら教授が「それ、朝日新聞の書評が出ていたけど面白いらしいね」と指摘されたので、読むように宣伝しておきましたよ。
他にも文庫化されたのとか、新書サイズよりでかいのとか買ってきたのでこれから読む。上記本も含め読書中なので書評を書くにいたらないけど、喧嘩上等の姿勢は面白いな。
内田樹の書もいくつか。
沢山読むとだんだんやになってきた。うなぎ犬のようにつかみどころがない。ユダヤ問題のとか『街場の中国論』は面白かったけど。つかみどころがない所為で、他の書は読了後、記憶にないのが多い。まぁ漫然と書かれたような書はなんでもそうだけど、テーマ性がないと読みづらいよなぁ。すらすらと読めてしまうところが逆に難点か。内田氏はその思考のうなぎっぷりが実は面白いのだけど、時々そのうなぎが鼻につきすぎるときがあるなぁとは思うのです。
ユダヤ人の本と中国論は既に書評を書いたんで、紹介はなし。
何故か小林よしのりの『沖縄論』も読んだ。
島んちゅの議員さんのKさんち行ったらこの本があって「面白いよ」と言っていたので、ずっと気になっていた本だった。
- 作者: 小林よしのり
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/06/16
- メディア: 単行本
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当然、小林氏の思考には偏りがある。しかし手がかりがあるってのはかなり重要ではあります。つまりイデオロギー的な粉飾に遭いやすい「沖縄」をそれぞれがどのような光景を描いてきたか、小林のようなナショナリストの立場ではどのように考えるか?ってのがよく解ったというか。ただ、小林も感じた「ヤマト」の沖縄への無関心については島にいて日々体感しているんで、(というか沖縄ですらないのでもっと無関心に晒されてるのだが)激しく同意できる箇所はある。とにかく現地へ何度も足を運び人の話を聴く姿勢は偉いなと、引篭もり絵描きはそこに一番感心した。
それより、表紙画が大竹伸朗なんですね。
ついでに勢いで『台湾論』も読んだ。
- 作者: 小林よしのり
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/10/06
- メディア: 単行本
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基本的に東京では本屋さんで本を買うことに決めているのではあるが、どれを買っていいのか判らない。背を眺めて呆然としている。とりあえず乱読を決めたので、いつも読まないのを読んでみようかと思っているが、結局、知っている人のを買ってしまう。先日はインドネシアの作家プラムディヤ・アナンタ・トゥールの新刊を発見して興奮してしまった。ネットで探してるとそういうのとりこぼすよなぁ。
で、せっかくなのでまだ読んだことがないような現代の文化人というか、世間でよく名前聞く人のも読んでみようかとも思うんだが、宮台とか宮崎とか。面白いんだろうか?ナニ読んでいいのかもよく解らん。一輝師匠に勧められたウロボロスシリーズも探しているが本屋にない。(因みに「船を建てる」は読んだので別エントリで書評してみますね>師匠)