壁画描きをはじめる

島でイタ飯屋をはじめようという果敢な友人夫妻がいる。
内装を「プロがやらないといけないトコ以外は全部自分でやるよ」というんで、こつこつと作業をしていらしたがそれもようやくメドが見えてきた。その名も「あまん」。奄美言葉でヤドカリである。島にはヤドカリが多い。あちこちにいる。オカヤドカリから普通のヤドカリまで。御夫妻はイタリアに住み、旦那はカラーラで石を削っていた。彫刻家である。んで、帰国後、道玄坂に住んでイタ飯屋をやり、そのうち北海道に行ってこれまたイタ飯屋をやり、そして昨年なんとなく与論に来て気にいってしまい、北海道の店やら家の調度品をを人にあげてしまい、いきなり身軽に越してきた。既に齢70の声を聞く年齢だというに、心底ヤドカリな人生であるが故のネーミング。
で、完成も近くなり、その店の壁画を描く約束をしていたので、早速、今日から仕事開始である。
これから現場通いのプロレタリアな毎日だよ。
その仕事経過を備忘していきますよ。

本日の仕事。壁面の下地作り。

イタリアンな雰囲気というよりは新聞紙とブルーシートで寺山修司臭い現場。
この白い部分が壁画になる。
本日の仕事は、壁画下地造り。石膏とメディウムを何層にも塗り重ねていく。テンペラ下地のやり方なんだな。
何度も重ねる事で堅牢になる。最終的にやすりで削って滑らかにして終了。
本日の労働は、以上です。
帰ってから、また仕事だけどね。残業状態っす。