小田実の死と戦後レジューム

は〜。なんか昨日今日と実存で充実したですな。
世の中も選挙で忙しかったが、そんなどさくさに紛れて小田実とか言う人が亡くなられたらしい。uumin3さんトコで知った。この人の事は昔々、中学か高校の頃、遠藤周作北杜夫吉行淳之介か誰か忘れたんですが「なんでも見てやろう君」という記述が出てきて、そこではなんとなく嘲笑的に否定的に扱われていたんですが、まぁそれで世にヒッピー君なバックパッカーなる人々を送り出した困ったヤツという記憶がインプットされてしまった。限りなき好奇心という名の欲。その後、あの北朝鮮主体主義マンセーネタの元凶とか、学生運動な親父とか、くじょーとかの人とか、なーんとなく私が生理的に嫌いなものの権化であった。なーんとなくなので彼自身についてどうこうという評価ができるほどには知らない。嫌いなんで近寄らなかった。
とにもかくにも小田実とはそういう「時代の人」であった。
なにかそういう時代の方が亡くなられた日に、自民敗退。
戦後体制の終焉の日という按配なのか。戦後を象徴したものが少しずつ消えていく。
不思議な気分がした。
御冥福を祈ります。