男女の非対称性・DVの光景

朝っぱらから仕事の手を休め、はてな見ていた。
ぶくまトップにこんなんが↓
○ 住 太陽のブログ
http://www.motoharusumi.com/jobs/motivation/violence_in_word_by_woman.html
■女性の心ない言葉の暴力に殺された男たち[鬱文書注意]

さわやかな島のトロピカルな朝に全然ふさわしくない、世の女共に対する呪詛文書である。
釣りなのか、大量のクマーがかかっているので、わたくしもクマーとかかってみる。

いやぁ、すごいね。こんな女房いたら、そりゃ脳天かち割りますよ。そんでもってホワイトチャペル地区を徘徊し、出会う女という女をその刃でもって滅多刺しにして、あげくニューゲイト監獄にほおり込まれて氏ね。みたいな、そんなすごい怨念文章。ルサンチマンだな。

まぁ、これ読んで第一に感じたのは、理論が通じなさそうな、劣化したフェミのルサンチマンにも通じる論法というか、世のジェンダーフリーな状態はここまできたなと思ってしまった。というのも、感情論的フェミのルサンチマンは男への呪詛に満ちているな〜とよく思う。これは鏡のようにそれをパロディ化してるようにも思えたり。(一部の男性呪詛フェミは流石にわたしもどん引くのだな。)

んで、もしフェミが世の父権制を破壊しなければ、彼は「男は弱音を吐いてはいけない」「女が道理の通らない小言を言おうが、どうせ脳味噌が足りない生き物なんだから仕方がないのだ。放置汁!」というマチズモ論理で、こんな言葉は先ず吐かないだろう。女に「読め」などとは先ず言わんだろう。読ませても無駄だと思っているから。せいぜい男同士の酒のネタにして、女房の悪口言ってすっきりしながら酩酊して帰り、「男は外に七人の敵がいるのだから、おれが酩酊しようが、それも仕事のうちであり、外のことはおまえは問うな」とか言ってられたりするのかもですよ。父権社会って。(ほんとか?)

まぁこの方がマジにこの文書の通りのことを考えている、あるいは目に遭っているのなら、おそらく女性の中に潜在的に存在するであろう小言才能や書かれた通りの言葉の暴力を呼び起こしてしまう才能に満ちているのかもしれぬ。というのもそういうのを呼び起こさない男、あるいは関係性もあるわけで、暴力を振るう男の原因が女の言葉の暴力によるなら、その女の言葉の暴力を呼び覚ます原因もまたその男にあったりするんだが、その男の振舞いの要因はこれまた女の態度に・・・はぁ、これって「夫婦喧嘩は犬も食わない」世界だったりするかもです。

まぁそれはともかく、実存でここまですごいトンでも女はいないんだろうが、部分的には「あ〜そういう言動する人いるね」って要素はいくつかある。だから部分においては「あ〜わかるわかる」的なモノもある。例えばすごく昔の話をもちだしてねちねち小言いうのは我が母の十八番である。ただし母は父権社会の制度の中にまだあるので、夫である父にはそれはしないけど。子供にはよくそれやっていたわ。わたくしはそれが嫌で、怒る時は現場主義になってしまった。済んだことはあまり問わない。あと関係のないことをもち出さない。なにかをよくしたいと思うならば逆効果だし、ただのヤツ辺りなら、別なもんにあたるよな。著しく主観に基づいた「社会正義について」をぶろぐに書き殴るとかよ、絵に没頭するとか、2ちゃんねるのニュー即板で「ブッシュ馬鹿」「金はダメポ」などと書いて憂さ晴らすとか。

しかし・・・両親を等価に見ると弁が立つのはやはり母である。
ただ言葉のもつ影響力というのを知っているのと、父は意外とチキンハートな部分をもち合わせているのも知っているので壊滅的な言葉は吐かない。寧ろおだてて木に登らせる操作術を駆使している。勿論怒りを炸裂させる時もあるが、そういう時は言葉が無くなる。事務所に怒鳴り込んでくるヤクザの恫喝にすら全然ひるまない父も、母が怒って黙った時の脅え方は尋常ではない。おろおろして娘である私に助けを求めて来る。ほんとに怒ると言葉って出ないもんだよね。
どうも、夫婦の力関係というのは不思議なものだなと、子供の時から思っていた。
それらは個別に各家庭において差違があるようでもあり、普遍化出来るものでも無いなとは思う。


まぁ、いずれにせよ、上記のブログな人は、なにかつらいことでもあったのかしらないけど、もっといい女と出会うか、どーも毎回同じような暴力小言女に引っ掛かるなら、女を見る目を養うか、女が暴力小言を吐くスイッチを踏まないようにサバイバル能力身につけるか、それとも、NC-15さんが言うように出家するかどれかですね。

○NC-15
http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20070630/1183281935
■[Text]一部のバカを取り上げて、その属性全体の罵倒に使う真似は不毛なのだが

まあ、一部のバカ女を女全体のスタンダードと思ってるんだったら、いつまでたっても尊敬しあえる未来なんざねえけどね。まあ、女にしてもその手の奴がいるからな。無人島あたりでそういう奴等同士お互い争わせると面白いんじゃねえか。その時点でかなり見方かわると思うけどな。
 そして、女性のいない世界を望むんだったら、出家すりゃいいだけの話だよ。

因みにフランシスコ会修道院は現在人員募集中。言葉暴力女のいない男臭い世界を生きることが出来ます。如何ですか?もっとも、男同士でもこれまた別の不平不満があるんですがね。不平不満の種が好きな人はどのような環境においてもそれを見つける才能に満ちているとしか言いようがないんじゃが。いやはや男所帯もこれまた大変そうですよ。

◆◆
しかしはてなというかブログ世界って、男女問題が一番反響あるみたいだな。
哲人集団G★RDIASさんとこのブクマ数トップの結果もこれ↓

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けっこう社会問題とか色々つっこんだのあるのに。これ。
ダルフール問題よりもモテ、非モテ

うーん。