原付の講習とテストを受けてみる

梅雨明けして夏になってしまった島。
朝から陽光がガッと照る中、わたくしは散人先生お勧めの一夜漬け脳で目が覚めた。結局寝たの2時間ぐらい。


島の原付テストは、島で受けられるので楽である。
午前中が原付講習(よーするに実技。ビデオ講習)午後がペーパー試験。
かつて、原付試験ごときでも、隣の島まで行かないと受けられなかった。一泊して試験受けて落ちて帰ってきたら惨めだよなぁ。今は毎月一回島の「沖永良部警察署、与論幹部派出所」で受けられるのだな。派出所っても小さいながらも警察所っぽいのよ。

だがしかし、教習コースもないこの島で、原付講習はどこでやるかってぇと、総合グラウンド。先日までサッカーの試合してたトコだな。お隣の友人Y子が車で送ってくれたもんで助かった。持つべきものは友だ。
で、指定された時間に行ってみると誰もいない。ゴルゴ13のように時間ピッタリに着いたのに誰もいない。

グラウンドには、赤いコーンと、グラウンドに白いラインで線引きされた手作り?の簡易コースが描かれている。場所を間違えたはずはない。しばらくすると、軽トラで街中にある某モータースのおにーさんがやって来た。彼が講師である。

やはり講習受けるのは私一人だった・・・・_| ̄|○<下手が目立つじゃないか!

グラウンドは連日の雨でそこはかとなく湿気を帯びているうえに、そもそもアスファルトではない。摩擦係数が著しく低そうな砂混じりの土である。こんな野蛮なコースで、強力な動力を持った機械を制御しろって、初心者には酷である。島に移住して、田舎度が高いことをはじめて呪った。

わたくしの肉体運動感覚は近代産業革命を迎えていないも同然なので、ガソリンで走るなどという、牛馬より馬力がありそうな機械はその感覚範囲を越えていると思ううえに、その仕組みにも不信がある。実技の前に危険物(ガソリン)を収めた部位とバッテリーがどこにあるのか聞いておいた。聞いたからってなにがどーなるわけでもないんだけどね。怖いじゃん。火気。

まぁたぶん慣れりゃどうってことないんだろうけど、とにかくこんな危険物に乗るのははじめてなので、緊張したよ。おにーさんは「飲み込みがいいんで上達が早い」と誉めてくださったので単純な私は少し気がよくなり、おにーさんにさんぴん茶(@自動販売機)までおごっちゃいましたが、チキンハートなビビり運転をする私を更にチキンのどん底に落とさないようとの配慮かもしれない。島んちゅは優しいからな。

まぁ、とりあえず講習はクリアしたが・・・・正直、実技よりも試験の方がもっと難関だと思われる。


午後はそういうわけで筆記テストなんで、これからまた、一時間前漬けをするよ。
まぁ頭が若い高校生達も半分は落ちるらしいので、2、3回は覚悟しないと駄目かも。
のちほどまた報告します。

◆◆

え〜〜〜っと。今、帰ってきた。

まぁ、一応、受かりました。

ギリギリの点で・・・・・・・・・。_| ̄|○


国語力が問われるな。あれは。句読点の位置で惑わされたり、この文書の語句はAを含む。かAは含まれないものとして定義されているのか?とか、そういうところで悩む。

しかしだ・・・・・今回の試験でもっとも迷ったのは・・・・

この南国の炎天下で雪道走行の話を出すな〜〜〜〜〜!!!!!!!
・・・・・・という個所であった。想像力が働かん。

どーせ島でしか運転しないんで、片側、三車線とか二車線道路、鉄道軌道、路線バス専用道路などはまったく関係がない。複雑怪奇な信号機等も。寧ろ島においては・・

・牛、山羊の急な飛び出し
・路上に散らばるキビによる交通障害
・交差点や曲がり角における堆積した砂
・道のど真ん中を走っている電動付車椅子
・歩行者と同じ速度で走る自動車
・塩害による車体の痛み
・方向指示をまったく出さない島んちゅの率の高さへの対応
・夜間、道のど真ん中で飲んだくれて寝ている島んちゅ親父
・島測度に慣れた身でいきなり出くわす暴走観光人

・・・・・・・・・・・などに対する注意等の講習が必要だと思う。

あ〜。免許が来たらバイク買わないと。
んでも、しばらく怖くて半径1キロ内から出れない気がする。当然、島の「銀座通り」付近など問題外である。あんな都会は怖くて走れんよ。