家男が嫌われる理由?

ハテブで盛り上がっているネタらしい。
どーも実家にいる男は女に敬遠されるんだそうで。

○pal-9999の日記
http://d.hatena.ne.jp/pal-9999/20070429/p1
■[日記]実家暮らしの男が女性に嫌われる理由

ぶっちゃけ、「実家暮らしの男が女性に嫌われる理由」は、実家暮らし=貧乏だからだと思うよ。親と一緒に暮らしているってことは、大抵、金もってない証拠だしね。金があって、遊べる金があるような男なら、親と一緒に住むより、一人暮らしのほうがメリット大きいし。


女性って、結婚相手とか交際相手選ぶ時には、まず年収は気にする。それはしょうがない事なんだけどね、男に直に「年収いくら?」って聞いちゃうと、激しく嫌われる。「金目当ての女」とか思われると、大抵嫌われるしね。

年収?
実は気にしたことがない。自分も仕事をしているので。好きだった相手は障害者手帖持っている就職できない人とか、生活不安がありそうな芸術家とか。

それでも実家男にゃぁ、微妙にどん引きする。
その心は・・・・・

もしかして、マザコンじゃね?こいつ?

・・・・というのが微妙に頭をよぎる。
まぁ話していて気に入ればそんなのも関係なくなるけど、とにかくリスク要素ではある。

第一、

彼の部屋でお愉しみ(はぁと)

・・・・という親睦を深めるツールが無くなるのだよ。
女攻略の超ハンデだよね。

女を構成する要素の一部には「彼の為に飯を作る」が悦びになる場合もあるが、自分の家でもてなすよりも、彼の殺風景なおうちで飯を作るほうが盛り上がり度が高い。

更に婚前前のあれやこれやなむふふを愉しむには、彼の家であれやこれやと自分の家であれやこれやでは、前者の方が納まりがよい。やることは一緒なんだが、女の盛り上がりはムードに左右される。男にとって面倒くさいことこのうえないアレだ。いきなり押し倒すではなく、なんどかムーディなデートにお誘いし、素敵(はぁと)な雰囲気を作りあげてはじめてのむふふなことに及べるというのは、江戸からの伝統の芸者遊びの手順が非常に面倒くさいのと同様。そのツールが「俺の家で」と「女の家で」とではまぁ前者の方が(あくまで比較だが)納まりはいいよ。

で、はじめにも述べたが母親が落とす影の強さ度。

おつきあい程度ではあまり気にならなかったこれも、まじめに結婚を考えはじめるとこれがやはり大きくなってくるですよ。
だから結婚をターゲットにした付合いとなると、寧ろこれが最大。年齢がある程度いくとそういうことが念頭に当然出て来る。年収?そんな先のことはよく判らないよ。今が不遇でも先行き当たるかもしれないという博打だってある。現に貧乏絵描きのくせにモテな男は沢山いる。堅実だったり年収があっても実家男故に不遇なのもいるぞ。

男の中にいる母親像と闘わねばならない宿命を背負った女としては、母親同居男の脳内母の占める割合は脅威である。イタリア男の大半はマザコンである。その比は日本以上だ。その実態を知らずイタリア男と結婚した女性が苦労していたりする。イタリア男は基本的に女好きではあるが、マンマの家庭内権力は尋常ではなく、故に無意識に女をほめ、讚えるが、そこにはマンマ像を見ていたりする場合も多く、それにはまれば一生幸せだが(というのもマンマ恐怖症から女にも意外と忠実になる)が、ダメになる場合も多いので、実は独身な人が多かったり、籍入れないで同棲しているのとかも多い。マンマを讚える術をしっているので、女にもマメだしムーディの演出も知っているし、だからそれなりにもてるが、過剰なマンマコンプレックスがばれて、三行半を突きつけられた話はとにかくよく聞くネタだ。


結婚が破綻する、離婚の最大要因は親の問題。
↑これは我が師匠の分析であるが、師匠はカトリックの司祭で尚且つ教会裁判所などの仕事をしている。カトリックは基本的に離婚は出来ないとされている。。。がまぁ実は抜け道がある。その離婚の手続きをするお仕事。なかには第三者が立てば修復できるのもあるだろうから、そういう関係性の復活相談もしているのだろうが、とにかく長年離婚夫婦の言い分を聞いてきた職務から導き出された解答がそれであった。

妹の結婚式の説教でいきなり師匠は「私は離婚の専門家です」と結婚式最大のタブー言語「離婚」をそのまんまの言葉でいってのけて、式に来た招待客達をどん引きさせていたが、その流れで上記の話をした。

「結婚は親が出て来ると概ね破綻していく。結婚はあくまで二人の問題である」

この話を聞いてどん引きしていた招待客達がみんな大きくうなずいていた。

実家男は親の影響が強いことが予測される故に敬遠される。
実家女の場合、日本に於いては概ねが「他家に嫁ぐ」というのが前提となっている為に今まで問題になってこなかったが、少子化の時代になった現在、こちらもハンデになる可能性は出て来るかもしれないが、家の中の家政の問題は女同士の問題となることの方が未だ遙かに高いので、男の親同居と女の親同居、もしくは家の影響力では男と女とでは光景が違う。

ところで以下に統計をご紹介しておられた

http://d.hatena.ne.jp/pal-9999/20070429/p4
■[日記]家男と家女と結婚

そこで引用されてるレポートの結果が酷い

このような状況下では、結婚相手は父親の所得と母親の家事サービスを失ってもなお余りあると女性に思わせない限り結婚できない。結果的に女性の意思決定には父親の所得や母親の家事サービスの評価が大きく影響していると考えるべきであろう。この場合、女性が結婚に関する意思決定を行うときに比較する2 つの状態は「父親の所得と母親の家事サービスを享受している状態」と「夫の所得と自分自身による家事サービスの提供」となるはずである。

pal-9999さんも赤字で書いたところに腰を抜かし、四回も復唱しているが、女がこんなこと考えてるのか?
親父の年収を超える男なんかどだい無理なことぐらいしっとるわな。親父って年齢的にもう管理職だったりするだろ。若年でそんなヤツいるか?
特に働いてる女性なら職場のヒエラルキア知ってるだろうし。
更にそんな収入がある男に母親の家事サービスなんか男に家でやられた日には「あたしの居場所はこの家にないかも〜」と女的アイディンテティが喪失してしまうよ。

「共同で家事」というかそれなりに家事ができる男は有り難いが母親並の家事などする男はいらん。キモイ。

家女がそんなこと考えているわけはない。
この意味不明なレポート書いた馬鹿者(小川某)の偏見に過ぎないと思うので、枕を高くして眠るが吉である。
つーか小川某って誰?関東学院ってこんなこと教えてるのか???最近の少子化関連の読みってなんかおかしいのが多い気がする。このレポート、実は賃金問題に絡めているので別の意図があるんじゃないかと思うけどね。


というか、殿方はこんなレポートに一喜一憂していないで、もっと自信持ちましょう。
他者的言質にいちいち左右される揺れ動く男>そんな男に女は魅力を感じない>非モテ>非持てがなんでかと不安なので己を取巻く分析を始める>意見に左右されている>そんな男に女は魅力を感じない>非モテ・・
・・・という非モテスパイラルからの脱出を計らないといけないと思います(←ここ、メガネっこの委員長風にボイス変換して読んでね)

◆◆
半日ではてぶしてくださった方がけっこういたので、補足しときますね。

不安な非モテな方が多いみたいなので。

ええと、家男といえど20代くらいだとあまり関係ないかも。この年代は経済的にも自立は難しい年齢である。まぁ「むふふ」ツールを発動出来ないハンデはあるかもしれないけど。

35歳ぐらいでまだ実家にいる人とかはどん引きされる率が上がる。年収の問題ではなく、母親べったりへの恐怖というのが女性にはある。だから親と過ごした時間を克服出来そうにないかもなどという不安を抱える。もし付き合っている人、もしくは付合いたいと思う人がいるならこの不安感を抱かせないのが肝心かも。実家にいても自立している人も沢山いますし。最終的に「実家にいる」とか「年収が少ない」という外形的な単純な理由で、モテと非モテを分けているわけではない。

つまりまぁ、このエントリは「家男は年収が少ないから敬遠される」とか「女性は男の年収に左右される」とか「両親以上の殿方を求める」などというのは一般的ではないよ。というお話。男女がくっつく理由は本当は千差万別。なんでこの人がいいの?などと付合っている本人すら悩むことすらあるし、なんでこんなヤツを好きになったんだ???と片思いしながら悩んだりすることもあるわけで。

とにかく、皆様、諦めないで欲しいとは思うのですよ。