聖金曜日

本日は大斎でげす。肉断ちしたりなにかを犠牲にする日です。
エスの受難を記念する日だからでげすよ。
なもんでカトリックギョーカイ人達はなんらかの犠牲(一食抜くとか、お菓子をやめるとか他愛もないものから、断食するのまでいる)をするのであるが、朝っぱらからベーコン野菜たんまりスープを腹がくちくなるまで食ったりしてしまったよ。
こりゃいかん。なんか真面目に犠牲にしなきゃぁ。と思っていたら、厳しい肩凝りの解消の為のマッサージを頼む先生が、焼きたてのフランスパンを持って来てくださった。犠牲どころか反対に豊かになってしまった。とりあえず先生に感謝しつつも、まことに霊的に生きとらん。ダメダメである。

そんなでこんなブログ記事を見つけた。↓
○マニラ りぱぶりっく狂笑国
http://blog.goo.ne.jp/pp_agadmnl/e/7aebf85b1b015576ed93b912c214fee6
■笑わせてくれるなフィリピンカトリック教徒

聖週間・・ホーリーウィークをぜんぜんホーリーじゃない状態で迎えるフィリピン人達のトンでもぶり。で、「告解すりゃええじゃね?」ないいかげんさ。はてなブクマで[これはひどい]タグ貼り付けられるであろう。ラテン系ってどうしてこう・・・。イタリア人も南米人も、カトリック教会圏のトンでもな人々はもうほんとにしょうもねぇのな。な光景が書かれていて面白い。ブログ主もぶりぶりにお怒りである。カトリックってダメ宗教な!!!と言われても仕方ない。わたくしを見ればその通りであるから反論も出来ずである。

うちの島もポリネシア圏の南国。なんくるないさな文化であるがここまで酷くないぞ。いや。寧ろ真面目だ。酒には寛容・・いやだらしないけどね(最近、みんな反省はしているが、相変わらずでろでろに飲む。昼間から飲んでるのもいる)インドネシア人はイスラムだが、インドネシア人はフィリピン人に似ているかもしれない「アッラーは寛容だからなんでもお赦しになる」と言いながらラマダンに酒を飲んでいた。「じいちゃんにはぶん殴られるけどな」と言いながら。

人間性を否定しないといえば聞こえは良いが、正直、ここまで無茶苦茶だとどうなのよ?という光景。とりかごのtorixさんもフィリピンにいらして、彼のいたフィリピンダバオの光景はうちの島に似てなんじゃかのんびり素朴だったが、マニラは無茶苦茶なようだ。インドネシア人も「ジャカルタ。とても怖い。あんた、絶対行っちゃダメ」と言っていたけど、精神的ラテン系の人が集まる都会ってこうなるのかね?

さて転じて、我が国のカトリックな方々。まぁ麻生太郎のごとき漫画読みな毒舌お大臣から、将棋界で特殊な行動を繰り返す加藤一二三九段。ばかやろ〜と内閣解散した吉田茂も死ぬ前に洗礼受けた。じりじりと島尾敏雄を追いつめる怖い怖い島尾ミホカトリック。左翼に蛇蝎のように嫌われている、渡辺昇一も三浦朱門曾野綾子夫妻もカトリックヨン様もカト。エキセントリックなアグネス・チャンもそうだった。濃い〜役者が揃っているが、概ねはその辺にすっ転がっているような普通な平凡な人々である。

で、普通な平凡の人々は、聖週間はそれなりに大人しく過ごす。

フィリピン人に比べりゃ全然だめだめではないかもと安心しつつ、本日は「真面目に仕事をする」を捧げようかな?と。いやほんとに、不真面目で、まずいもんよ。
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ところで、我が教区では先だってベトナム人司祭が誕生した。ベトナムではカトリックが大変に多い。フィリピンに継ぐ多さであると言われている。あとはインド。人口総数が多いからね。共産主義国家であるベトナムでは宗教団体の活動には制約があるものの、以前の対立はなくなりつつあるようだ。ベトナム政府とバチカンとで国交正常化の活動が勧められているらしい。我が国のカトリック教会もさまざまな支援をしているようで、ベトナム人の神学生が我が国の神学校に留学に来たりしている。

そのベトナムから来た司祭が鹿児島教区の司祭として叙階し、活躍することになったという。島々はポリネシアとして繋がっている。そして東アジアとも交流している。なにか共通する原風景があるかもしれない。なんじゃか、めでたいことである。