年末恒例、人身事故

年末になると人身事故が増える気がする。昔、中央線なんか使って仕事場に通っていた時に感じていたけど。そうでなくても中央線って人身事故多い。それに比べると実家のある田園都市線は少なかった。しかしそれも最近増えた。辛い働くおじさんが沢山いるから。
母の知り合いがあざみ野駅で目撃した自殺おじさんはホームの列の先頭に並んでいて、いきなり飛び込んだらしい。その人のすぐ後ろに立っていたおばさんが激しくパニックになっていたらしい。「仕事に疲れていて線路を見ているうちに発作的に飛び込んだんじゃないか」という話だった。
その辛いのが暮れになると一層身に沁みるのか、年末に多い気がしていた。最近はそれが万遍なく年中あると思う。たぶん。統計とったことないから分からないけど。

そういうわけで本日わたくしは新横浜で出くわした。人身事故による列車の不通。新横浜駅が混乱していた。市営地下鉄が止まっている。振り替え輸送の切符を配っているお兄さんが顔面神経痛状態になりながら説明してくれた所によるともう4時間も止まっているという。なんだそりゃ?4時間とは尋常ではない。どんなすごい事故なんじゃ?とにかく「仕事が辛くて自殺してしまったのかもしれない見知らぬおじさんorおばさん」もしくは「受験勉強でノイローゼになっている若者」のご冥福を祈っておいた。
で、しかたがないのでJRと田園都市線を乗り継いで帰ったが、あざみ野についた頃に復旧していた。

家に帰ってニュースを見るとこんな事故だった。

横浜市営地下鉄 列車にはねられた2人死亡
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20061201/20061201-00000044-nnn-soci.html
 横浜市横浜市営地下鉄で1日、点検をしていた職員の男性2人が試運転中の地下鉄にはねられ、死亡した。この事故の影響で、横浜市営地下鉄は一部区間で一時運転を見合わせた。

 事故があったのは、横浜市都筑区横浜市営地下鉄センター北駅近くの下り列車の線路上。横浜市などによると、1日午後2時半ごろ、線路の点検をしていた横浜市の職員・高橋征雄さん(42)と古沢育男さん(48)があざみ野駅発の試運転中の列車にはねられた。2人は消防のレスキュー隊などに救出されたが、搬送された病院で死亡した。この列車は、新しい自動列車運転装置をつけて試運転中だったという

 警察は、業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。この事故の影響で、市営地下鉄は新横浜〜あざみ野で一時運転を見合わせた。

「仕事が辛くて自殺してしまったのかもしれない見知らぬおじさんorおばさん」も「受験勉強でノイローゼになっている若者」もいない代わりに地下鉄職員約2名がお亡くなりになっていた。

新しい自動列車運転装置」って、人を2名も轢き殺す、すごく恐ろしい装置であることが証明されたわけだが、これからの市営地下鉄はどうするんだろう?

とにかく何故4時間以上も復旧しなかったのかこれで理由がわかった。