はじめての婦人科2

先日、文字通り、腹に一物あるおばさんであることが判明したが、腹に出来たものの大きさが人によってはメロンぐらいになるとか。うへぇ、すごいなぁ。それだとメロンより質量がありそうだしえらく重そうだけど。お腹の中で重さに引っ張られて腰が痛くなるとかあるかも。ああ、それで症状に腰痛とかあるのかね?
しかし腹が出た原因とか体重が増えた原因とかこれだったらダイエットしても痩せないとかあるのか?なんか急にムカついてきたんですけど、みんなどうしてるんだろうか?
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そういえばテレビで「医者不足」それも産婦人科医の不足が叫ばれている。診ていただいた先生はワシントン条約に指定されているぐらい貴重な種族なんだろうなぁと、診療するときに眺めていた。
産婦人科に来る方はほとんどが妊婦さんで、すごくおなかが大きくなって億劫そうな人から、お洒落なマタニティを着こなしている人、旦那がついてきている人、様々な「妊娠」の光景がある。次世代を育んでいこうとする偉い人たちなんだなぁとか見ていた。
しかし立つのも座るのも大変そうで、こういう苦しみを女性だけが抱えているっていうのは理不尽だなぁなどと一瞬思うものの、代わりに殿方は子育てのときに頭の中でグニャグニャ悩むのは、この母子の苦しみを体感できないからかもな。共有出来なかった体の痛みや不安は出産後、個体として現れたものに対する存在への不安と、どっちが不安かね。体験してないから分からないけど後者の方が大変な気がする。
生まれると今度は人間関係という抽象的な関係性の悩みへと移行する。こっちのほうがより辛いとは思う。子育てってすごく大変だと思う。

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母が勝手に手術するものと決めて話をするので困る。
ええと最近の医療では切らない人が多いと思うんですけど。あと良性の確率のほうが高いと思うんで心配する必要ないと思う。しかも、わたしゃこの年齢まで骨折も捻挫も、縫うような傷も一切ない。つまり外科的なことには無縁で来たのだな。死ぬまで身体にメスなんか入れたくないぞ。
けど、「手術」って、興味深いことは確かだ。テレビでしか見たことがないあのシーンを見ることが出来るってちょっとわくわくする。なんせ手術室ってのは基本的には当事者しかは入れないからな。はじめて飛行機に乗ったときみたいにわくわくするかも。でもチキンなので痛いのはやっぱ嫌だ。
好奇心と痛いのどっちをとるかといえば痛いのを避ける方がいいやね。