島に着く

空の旅は面白かった。夏の空は入道雲がにょきにょきしているのでラピュタみたいなのがもこもこあちこちに生えて、なんや空から見るとえらい幻想的な光景を作り出す。海の底まで照らす太陽と雲の影の濃さとのコントラストがよい。スコールでも降りそうなほど発達した入道雲。密度の濃い白い塊が視界を遮る。遙か上空まで伸び切った雲の脇をくぐり抜け飛行機は那覇空港に下り立った。

夏の旅の景色は好きじゃけんの、しかしお客さんがみんなリゾート浮かれな方々が多く、どうも一人浮いている気がする。あのバカンス的な高揚感がないのよね。友達でもいりゃ盛り上がるんだろうけど、それでも家に帰るだけだもんよ。一度でいいからリゾート的な気分でわが家に帰ってみたいづら。でもミモザかカナを連れてでかいトランクに生活用品詰めて帰る時点でバカンス気分じゃなくなるし、家についたら「かびくせえ!!」「掃除しなきゃ!!!」「水が茶色いでやんの!!!」「雨戸が開かない!!!」「ヤドカリが死んでる!!」「牛乳と卵とパンとキャベツとトマト買わなきゃ」とかなるんでな。おされなリゾートホテルでスパにでも浸かりながらとろぴかドリンク飲むとか。やってみたいよ。

今回は結局お客様も来ないし、一人で掃除とばあちゃんのご機嫌伺いと、あとは仕事って日々。地味すぎる。泣)
「夏休み」っぽいことやってみたいよぅ。えーん。

ところでマジガラリの雨戸が開かない。明日建築やさんにSOS頼もうかなぁ。開かなくても涼しいんだけどね。よろい戸だし。