ジョン・ベネの真犯人

ずいぶん昔の事件だったのだけど、犯人が捕まったらしい。
朝からこのニュース。

ジョンベネちゃん事件:電子メールで容疑者が捜査線上に
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060818k0000m040129000c.html
米国コロラド州ボルダーで96年12月起きた美少女コンテストの女王、ジョンベネ・ラムジーちゃん(当時6歳)殺害事件は16日、元小学校教諭、ジョン・マーク・カー容疑者(42)がタイのバンコクで逮捕され、解決に向けて急展開した。発生当初、両親に疑惑の目が向けられ、「児童虐待」「子どもへの性犯罪」とマスコミ報道も過熱した。カー容疑者が今になって浮かんだきっかけは、ジョンベネちゃん一家との関係は。再び、全米のマスコミの注目を集めている。

 「彼女(ジョンベネちゃん)を愛していた。彼女に会うために家へ行き、一緒に地下室に入ったが、誤って死なせてしまった。殺すつもりはなかった」

 カー容疑者はタイ警察にこう供述。犯人しか知り得ない情報を告白したとされる。タイ警察・入管は同容疑者を「(国家にとって)好ましからざる人物」と判断して在留資格をはく奪し、1週間以内に米国に強制送還する。米捜査当局は、誘拐殺人と児童に対する性的虐待の容疑で本格的に追及する方針だ。

 タイ警察の発表と米メディアの報道によると、同容疑者が捜査線上に浮上したのは、数カ月前。かつて、ジョンベネちゃんの父親を容疑者と示唆するレポートを発表したコロラド大学教授に届いた電子メールだった。

 同容疑者が出したとされるこのメールは、自らの関与を認めたうえで、「米国に帰るつもりはない。事実に基づいた映画を作りたいので、映画会社に著作権を売りたい」と書いていたという。

とにかくDNAの鑑定を待つしかないわけだが。
なんかこの事件って両親が疑わしいといって混迷を極めていた記憶があるんだけど。あのときのマスコミの加熱も酷いなというか「父親が犯人だ」とか「母親だ」とか「おじさんだ」とかとにかく身の回りの人間に疑いの目が向けられていた。

なんだかまだ真相ははっきりしていない為なんともいえないんだけど、冤罪だったとしたらこの両親の地獄の日々ってなぁ・・・。
昔オウムの事件で「松本サリン」の時、マスコミがやはり被害者の身内を犯人と決め付け追い掛け回していたけど。
あの時、証拠も動機もはっきりしないから、その時点で既に犯人と決め付けているマスコミはおかしいんじゃないか?とマスコミを批判していたことがある。
こういう暴走するマスゴミの犯罪というのもあるよね。

10年間の生き地獄の中で死んでいった母親。子供を奪われ、世間から疑われ、どういう思いでいたのか判らない。このカーなる容疑者はこの母親にも手紙を送ったらしいが。

この事件の背景に、「子供を商品化して喜ぶ愚かな両親像」への社会の厳しい視点があったのかもしれないけど、なんとも嫌な事件だね。