『赤々丸」内田美奈子

復刻三巻本。『ホモホモセブン』@みなもと太郎の隣に並んでいた。いやね『ホモホモセブン』も懐かしいけど。あと、みなもと太郎というと名作シリーズ。『レ・ミゼラブル』『岩窟王』も懐かしいのが復刻されてました。自分的にはのちにユーゴーとデュマのちゃんとしたの読んだはいいけど登場人物が全部みなもと太郎になっちゃって困ったという思い出があります。首切り役人がよく出てくるんだよね。
で、『赤々丸』

赤々丸1 (fukkan.com)

赤々丸1 (fukkan.com)

せんきゅうひゃくえんとかしてるんですよ。せんきゅうひゃくえん。一冊が。漫画って高くても千円以内だよね。ちょいと高くて1200円とか。などと思っていたんで本棚の前でっちゃいました。 お陰で冥土な友人にミゼラブルされてしまいました。済みません。


でも、流石に内容濃いから赦す。
内田美奈子が最高に乗りに乗ってる時期の作品という感じで、遊びも多い。まだパソパソがさほど一般的でなかった時代だけど、自分で猫頭オリジナルスクリーントーンとか作っているし。これ、たけくまセンセの『さるまん』の技だけどどっちが早いのかね?


三巻本とはいえ一冊のボリュームがあるので一気読みをしたら疲れました。ええとネコンから移住してきた猫族は人間世界で虐げられているが解放軍が放棄し、本星ネコンの援助で人間達と戦うもなんだかいつの間にか犬族のパラドックスと戦う為に手を組むことになり・・とかいう設定。猫キャラがかなり立っているのがよい。
こういうヤツいるよな。という猫キャラ達。どうやら内田センセの友人達らしいよ。眠い猫とか。


一気読みしてもったいないので、もう一度ゆっくり読み直そう。