水難の相

今年は水難の相が出ておるのか?
ジャワでは地震による津波。日本では大量の雨による土砂災害等。
ここ数年、みずがめ座に全ての惑星が全て詰め込まれて、ついに甕の底が抜けちゃったなんていう相でもでてるんじゃないのか?

http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20060719/e20060719003.html?C=S
ジャワ津波、死者463人に
 2006年 7月19日 (水) 16:19
【パガンダラン(インドネシア・ジャワ島南西部)=藤本欣也】インドネシア・ジャワ島南西部沖で起きた津波の最大の被災地、パガンダランの海岸では19日、インドネシア軍約350人が投入され、引き続き被災者の救出活動が行われた。AP通信がインドネシア政府当局者の話として伝えたところでは、津波による死者は同日、463人に達した。

 波形をとどめた砂や泥に覆われた現場では、目を赤くはらした女性や顔が打撲でふくれあがった男性らが、倒壊家屋の中から家財道具などを運び出していた。主婦のアディさん(30)は「家人の声が昨夜聞こえたんです」と語り、倒壊した自宅の前で廃材を懸命に拾い上げていた。

 市内に至る道は、「ユドヨノ大統領夫人からの贈り物」などと書かれた垂れ幕がかかったトラックをはじめとした、支援物資を運ぶ車両で渋滞していた。同日、パガンダランなど被災地をユドヨノ大統領が視察する。

またインドネシアインドネシアはお払いをしてもらった方がいいかも。ポセイドンに供物ささげるとかさ。・・・にしても友人は大丈夫かな?先だっての地震のときはシンガポールに旅していたらしくて無事だったけど。
とにかく、被災者の不安や悲しみを思うと他人事ではないですね。日本でもこんな感じ↓だもん。

http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20060719/K2006071906630.html?C=S
豪雨、死者・不明21人 各地で土砂崩れや鉄砲水
 2006年 7月19日 (水) 23:42

 18日から降った強い雨の被害はその後も広がり、朝日新聞社のまとめでは、19日午後11時現在、長野、福井、岡山、島根の4県で計10人が死亡、行方不明者も3府県で11人にのぼった。天竜川の堤防が決壊するなど大きな被害が出た長野県では、20日午後に再び降り出すとみられ、長野地方気象台は厳重な警戒を呼びかけている

龍とは河川を意味していた。この龍を制圧してなづける技術を持つものが王朝を制する。ってのが中国古代。禹って偉い王様がいたね。この王様は治水を行い夏王朝を築いたなどといわれていますですね。

龍は水の象徴でもあり、恵みをもたらすものでもあるけど暴れだすと手がつけられないものでもあったりする。天竜川の天竜が暴れているようですが、流域住民の為にもいいかげん大人しくなってほしいものです。ひと暴れで多くの人々が苦しむことになる。自然のすざまじさを思い知ることになるとはいえ、当事者達にとっては思い知りたくないことだと思う。

にしても島にいたとき、一足先に梅雨が来ていたんだけどとにかくしつこく雨降り、さらには激しい豪雨の日々で「異常〜」と思っていたけど、それが今本土にスライドしたわけですね。一足先に梅雨の明けた島はこれまた例年にない異常な暑さになったのだけど、梅雨が明けたら過酷な暑さが本土でも待っていると思います。今から体力つけないとね。


因みにインドネシア・・というかバリでは海は悪霊の住まう所。怪物がいると思われていた。やはり海がむき出しにする危険をよく知っていたからか。だからバリの人は海で遊ぶという概念はなかった。
ヨーロッパでも古地図には海の怪物が沢山描かれる。リバイアサンベヒーモスというFFの召還獣は聖書にも出てくる怪物だけど、確か水に関係していたと思う。古代の人々は水難を怪物と結びつけ非常に恐怖していたんだな。

うちの島でも海の危険さはいつも語られる。観光客の死、釣り人の死、漁師の死。わたくしが島に行ってからもその手の話はよく聴く。水難事故が異常に多い。侮ると即座に死に結びつく。恵みをもたらす海は死をももたらす。だから漁師達は常に祈る。夜明け前、海に祈り漁に出てゆく。
ま、昨今は不審船とか拿捕する怖いのとかもいるからなぁ・・・。

◆◆
水がらみで散人先生お怒り。

余丁町散人(橋本尚幸)の隠居小屋 - Blog
NHK山梨:山梨の水は下流の人達が使っているのだから負担を求めるべき
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C1310380191/E20060719211734/index.html
山梨県の「ミネラルウォーター課税」問題は、収束に向かっている模様。でも県内には依然として地元の水に付き他府県に負担を求めるべきだという意見が強いとのこと。「おいらの水を使っている東京都民に課税しろ」と言うことらしい。でも「そんな水は要らん」といわれればどうなるのか?

なにがあったのか実はよく分からないんですが、いつもの「田舎モノのエゴに対し怒りの鉄槌」エントリですね。もともとの成り行きは過去遡らないとわからないんで散人先生のお怒りに共感、或いは批判が出来ないんですが・・・

もし水源地の地方自治体が東京への水の供給を拒否するなら、東京は、日本が世界に誇る日本の海水淡水化技術を駆使して、東京湾から生活用水を確保せざるを得なくなるだろう。海水の淡水化は少々高くつくが技術的には十分可能。この技術は中東諸国に輸出され、十分機能することは実証済みである。

ううむ。技術的にはそうなんだけど。海水淡水プランとってすごい高いのよ。
うちの島の水道料金は異常に高いのさ。もうね電気代なんか目じゃないぐらい高いよ。だからからからの天気で芝が枯れそうでも我慢したりしてるの。水が黄金みたいに思えたりするのだよ。仕方ないんだよね。島は河がない。天水に限りがある。だから井戸も限りがある。水は貴重品だったの。東京都でそんな高い水使ったら一気に物価が跳ね上がるわけさ。色んなものに使われてるからなぁ。だからたとえ山梨インフラ整備代だかなんか払ったとしても、そのほうが安くつくと思う。


それと、なんか海水淡水って味が違う。不味い。横浜の水がうまくて嬉しいよ。
泡は立たないし、洗濯物もイマイチでっす。先生のはいわば「散人流極論」だから冗談だと思うけど、ほんと。海水と違う、天水を集めた川の水ってうまいよね。