ディー判事シリーズ

歴史を舞台にした推理、ミステリーものというのは色々あって、ローマなら「密偵ファルコ」シリーズ。中世イギリスなら「修道士カドフェル」といった処がシリーズ化されているもので面白いですが、古代中国を舞台にしたこんな小説があります。

中国黄金殺人事件 (ディー判事シリーズ)

中国黄金殺人事件 (ディー判事シリーズ)

中国の唐代が舞台で、歴史にも名を残す名判事、狄仁傑(ディー・レンチェ)が主人公。当時の官僚達の仕事っぷりがよく判って面白いです。著者はオランダ人大使で、中国史家でもある。駐在中に色々見聞きしたことや研究したことをこのような小説に書いてしまったという按配でしょう。これ以外にも「中国鉄釘殺人事件 」「中国湖水殺人事件」「中国梵鐘殺人事件」などが三省堂から出ています。
なんせおニューの本を買えないので、家の本をとりあえずひっくりかえして読んでいるんですが、人文書は読む気がしないのでこんな講談本のような小説を読んでいます。
(睡眠剤が利いてきたので、文章や周りをまともに認識したり、読めないので、後でまた。)