たまたま見てしまったテレビドラマ

母が「このドラマは見るわ!!」と鼻息荒くテレビをつけていた。わたくしは夕食をとっていたので付き合ってみる羽目に陥ったんですが、その名も
熟年離婚
・・・・・・・・。(ナニを考えている?母上・・・)

まぁ、両親ぐらいの年齢で旦那とずっと来た人には色々考えるところもあるのだろうが、結婚も離婚も経験したことのない私にはイマイチ理解できない&共感できない物語でしたよ。
物語は会社人間だった親父(有名な石原軍団の俳優だが名前を忘れた)が定年を迎え、その妻(有名な女優さんらしいが名前がわからない)はそのタイミングで「わたくしも主婦業から退職し、自由に生きたいです」と離婚を突きつけるという設定である。妻の言い分は「あなたはなにひとつ家族のことを気にかけてこなかった」とかいうものである。
(・・・・・・・・・・・・・・・でも、金は運んできたよな。)
浮気もせず仕事一筋で来た親父。退職後は妻と海外旅行楽しみにしていた彼を待ち受けた衝撃。というお話でした。

食わせるというのは大変だと思うので、どうもこういうシチュエーションで、この母ちゃんに同情できないどころか怒りを覚えてしまったのは、うちの親父も仕事人間でほとんど家に帰らない人だったりしたわけで、しかもバレンタインにはクラブのママさんからチョコレートが届いたりして怪しいし・・・。しかし、家族を養う(=働く)こと、そして仕事に尽くすことという価値だけで生きている(なんせ遊んでもらった記憶もないし、家族旅行もいったことがない)人間を目の当たりにしてきた性もあってか、殿方というのは背中で愛を語るものだという認識で育ったわたくしには、このおばはんは自己厨にしか映らんかったとです。よそに女を造って平気な顔をしているとか、暴力がすごいとか、明らかにもう家族の愛は感じていなくてその責任すら果たしていない。でない限り、つまりそこに直裁ではないせよ、亭主が不器用ながらもなんらかの家族への愛を持っていると感じるならば、共にどう生きるか?の模索を考えるとは思います。

ただ、結婚もしたことのない私にはその溝がどのように形成されていくのかはわからないので、なんともいえませんです。

子供としてはどんな状態でも親が離婚するというのは究極の状態(もう互いが憎みあっていて共にいること自体すごく大変だとか)でない限り賛同できないことではあります。
結婚がすごく軽いものとして存在する時代になったのかもしれない。。。なんとなく寂しくなった気がしましたです。