・・・というよりは本屋さんの話

昨日、新幹線の中で読むための本を漁りに本屋さんに拠ったのですが、あれだけ本があって読みたい本がほとんどないという状況はすごい。ブログなどで書評を紹介している方がいらしたりしていて、よくチェックしているのですが、そういう本を探してもない。昔は人に薦められた本というのは大抵本屋さんに行けばあったものです。ヨーロッパの面白そうな本とか・・しかしそれは発行日が古いので仕方ないのかなぁ。昔だったら多少古くても置いてあったものですが。
最近は出版不景気で、種類を沢山出す代わりに、部数を減らすというやり方をしているそうです。しかし内容が重複する本ばかり並び、尚且つ柳の下に土壌な本が多くなってしまったような気がします。で、種類が多いわりに装丁の仕事がなくなっているといわれるイラスト業界。造本の経費が削減されているからなのでしょうが、作家さんたちなどモノを書く人たちも大変なんではないかと思います。書籍という存在が雑誌記事化してるんじゃないのかとか思ってしまいます。作家のほうのギョーカイのことはイマイチ知らないのでそうなのかは判りませんが。
書籍のよいところはそれを書くものが自分の足で調べ、時間をかけたしっかりとした情報などが載っていることです。しかし柳の下の泥鰌な本が多かったりするのを見ていると時間をかけずに情報を集めていこうというものも増えているようにも感じますし、そういうのはもしかしたら朝日新聞の捏造問題にあるような背景にも影響を与えているのではないかなどとも思います。
で、種村季弘さんのエッセイを探していたんですがそれもなかった。代わりに阿部謹也さんのを見つけたのですが、その時点で「財布に金が入っていない」という根本的な問題を発見。仕方がないので所持金で買う事の出来る「ベルセルク」の新刊を買った。なんと申しますか、たとえ探していた色々な本が見つかったとしても買えなかったというオチ。

ベルセルク」は遅筆なので、次が出るまでに時間が長いですが次も楽しみです。あと「ヘルシング」の8巻は一体いつ出るのでしょうか?