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秋である。風が秋を告げている。
島には「秋」がない。島の子が「東京のいいところは秋があるところだよなぁ」と言っていたのではじめて気がついたが、与論の植物は紅葉もしないし葉も落ちない、一年中ハイビスカスの花が咲いている。旅でおとづれた人はハイビスカスを見て「嗚呼、君よ知るや南の国」などと南方旅情を刺激されるのだろうが、一年中咲いているのを見ているとただの雑草ぐらいの価値にしか思えなくなる。あの花はただの垣根用の植物なのだ。ディゴの花のほうが季節を選ぶので風情がある。
わたくしのとっての秋はしかし失恋の思い出に彩られているので悲しい。神宮前の銀杏並木の黄色く彩られた様も、迎賓館の前のはらはらと落ち逝く葉の様も、大学時代の青春の一こまの、恋人との最後のデートの光景として記憶されてしまったので、なんだか寂しい光景なのである。
年が巡るごとに「この思い出を塗り替えてやるぞ。」などと思っていたが、どうも「秋の思い出」は塗り替えられることはなかった。他の想い出は積み重ねられても「秋」の記憶は染み付いてしまったようだ。
秋の日のヴィオロンのひたぶるにうら哀し
なんだか意味不明としか思えない言葉遣いのこの詩の言い回しがしっくり来る季節が来た。

でも、とりあえず授業の始まりの季節でもあるので今から大学の仕事始めに行ってくるよ。
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リンクの中に「トロイの木馬」リンクが検出されたよ。キーワード検索のふりをした悪質のやつだが、わたくしの実存とこのページを知っている方のようである。

こんなアドレスで↓最後のほうに「あんとに庵+＆」が乗ってるやつ。
www.google.co.jp/search?sourceid=navclient-ff&ie=UTF-8&q
よく分からないけどクリックしないように

こんな変な検索物件に関わる方はかなりすご〜く限られてくるのでする。つまりこのページを知っていて実存な私を知っている人は実はものすごく数えるほどしかいない。友人にもほとんど教えていないという体たらくでございます。やれやれ。
・・・・・・・・・・・。
さっき、友人が「俺のパソがこの間トロイの木馬に感染したからそれでかなぁ？」と電話をかけてきた。しかし今日のアクセスなのでそれはありえない。一体なんだろうねぇ。気持ち悪いねなどと話していたが、友人で感染している人でもいるのか？「追跡できるかもしれない」などと言っていたので続くようならしかるべき人に頼んでみるのがいいか。