離島の航空運賃

離島にも新聞がある。どローカルな新聞だ。

http://www.nankainn.com/kiji/back05-0723-0729.htm
南海日日新聞

05年度航空路線補助対象は徳之島―奄美大島、与論―鹿児島の2路線
 
【鹿児島総局】県奄美地域離島航空路線協議会(会長・岡積常治企画部長)が
二十六日、鹿児島市の県庁会議室であり、二〇〇五年度の運航費補助対象路線
に徳之島―奄美大島、与論―鹿児島の〇四年度と同じ二路線を選定した。同制
度は離島航空路の維持対策として一九九九年に創設された。選定路線に対して
は経常損失額の九割を上限に、国と県が二分の一ずつ補助する。
 対象は前年度の赤字路線で、かつ(1)最も日常拠点性を有する地点を結ぶ
(2)競合路線がない―といった要件を満たす必要がある。奄美関係十三路線
のうち〇四年度赤字は奄美大島―大阪、同―東京、徳之島―奄美大島、与論―
鹿児島、同―沖永良部、同―沖縄。協議で奄美大島の二路線は要件(2)で除
外され、与論関係は日常性がより強い鹿児島線に絞り込んだ。
 協議では従来から出されていた離島航空運賃の高さを指摘する声のほか、赤
字路線の多さから補助制度自体の見直しを求める意見も出された。協議会に出
席した国土交通省の担当者の説明によると、〇四年度収支で全国の離島関係七
十路線のうち四十一路線が赤字路線で、運航会社十一社のうち八社が赤字とな
っている。

赤字路線・・いつ廃止されてもおかしくないお荷物路線である。
しかし島の生命線である。船で行こうと思ったら鹿児島からだと一泊、沖縄からは4時間。体力のない私にはとてもじゃないが船など使う気も起きない。しかも沖縄からだと早朝にでる。沖縄で一泊するしかないので高くつく。馬鹿馬鹿しいことこの上ない。だから飛行機が唯一の生命線である。そしてそのお陰でなんとか新聞がその日に届くし、緊急の病人は医療にかかることが出来る。

その航空路線だが、与論は悲しいかな、鹿児島県からものすごく離れているのに鹿児島県であるが故に鹿児島ー与論間が日常便などとされてしまう。お役所仕事以外の人は沖縄に行くというのに。私などは鹿児島など用がないので降りたこともない。そもそも鹿児島県民だという自覚すらない。そして鹿児島ー与論間は距離が長いので異常に高い。そちらを優先的に優遇されても使うわけがない。かくして赤字となる。このように離島の問題は行政上の無駄が多い。もし与論が鹿児島県でなく沖縄県であったら、色々と解決するよなぁ。なんせ沖縄本島は目の前で、一番近い島なのである。つくづくアメリカの占領政策の始末を怨むよ。与論ー沖縄路線の割引率の優遇希望。
とにかく離島運賃は高すぎだがそれ以前に何故日本の航空運賃はこんなに高いんだろう?それ以外も高すぎだよね。