彼方より

本日は隣の島からM神父とシスターAがミサを挙げにいらした。2ヶ月ぶりです。復活祭すらいけなかった私としては嬉しい限りです。祖母もケアホームからやって来て共にあすかりました。
M神父はドイツ人で、パパ・ラッツィの評価には辛口。キュンク(キュングと発音している)を高く評価するリベラルですが「キリスト教入門」の事は褒めちぎって、「でもね、その後が悪いよ」などと申しておりました。横で聞いていたシスターが苦笑いして「そんなことありませんよ」と言わんばかり。お二人の温度差が面白かったです。でも「聖霊の導きの結果」と受け止めておられました。あちこちで動揺をばらまくラッツィの選出は、もしかしたら我々に「もう一度自らの信仰の根源を考えろ」という事かもしれません。動揺もまた必要也。
祖母は身体の調子が悪く、歩くことも出来ない為に、ミサは祖母が座っている場所でやりました。なんというか贅沢な時を過ごさせていただきました。ミサ前には久しぶりの告解も済ませることができたので、やっとすっきり。これで私もはげしく遅れてやっと復活節に突入することが出来たという案配です。もう主の昇天も過ぎて、来週は聖霊降臨なのに・・・。
以前から頼まれていた聖人像をやっと奉納することも出来て嬉しかったです。製作中はラッツィの本を読んでいたもんで、「聖域に相応しい代物を・・」という恐ろしい言葉が脳裏をかすめておりましたが、神父様も気に入って下さったので肩の荷がおりました。