ホームシック

先週はずっと銀座通いをしていた。毎日銀座だ。お陰で疲れた。
なんでこんなに疲れると思ったら、東京の街は階段が多いからだ。上下移動が多い。疲れる。お金がないので居並ぶ店はわたくしには舞台の書割程度の存在に成り下がり、つまり与論で言えばせいぜい道端のアダンの木程度の存在でしかない。だから資本主義に疲れるとかそういうのはまったくないんですが、それよりも肉体的に辛いですよ。揺れる箱状の空間の中で40分立ちっぱなしとか、動く階段に乗り、さらに駆け上がるとか。いや、駆け上がらなくてもいいんですが、どうも根がせっかちなので人がたかっている左側より右側に行っちゃうんだな。そうなると自然に歩かないといけない。ぼっと立っていると後ろから怖いおっさんが来て怒られる。与論ならそこでおっちゃんと立ち話が始まるんだが、ここは東京なので「見知らぬ通行人はみんな敵」みたいな怖〜〜い雰囲気があるもんよ。んで永田町とか、すごくこのエスカレーターが長い。営団、改めて思うが堀杉。しかも名前まで変わってるし。東京メトロ・・・。「メトロン星人」とか「東京バナナ」とか激しく既出なんだろうなぁ。「東京メトロポリタン」が正式名称なんでしょうか?馴染まない身としては「南セントレア」並になんか変。マークもアールヌーボーしてるし、パリのメトロポリタンを意識したのかなぁ?以前は地下鉄というと古い神田駅とか、銀座線開設当時の華やかなりし時代からアールデコなイメージをなんとなく持っていたんですが、時代をさかのぼったようです。
なんかとにかく東京はよく歩かされるし昇らされるし疲れるし、引きこもりなわたくしとしては早く与論に帰りたいっス。