日本の教会もシスマしてるよな

カトリックワードつながりに↓こんな記事がブクマされていた
○日本アンチキムチ団
http://antikimchi.seesaa.net/article/113712999.html
井上博嗣神父が反日勢力に嵌められた可能性

どうやら嫌韓な方のブログなようです。反日ヲチをなさっておられるのかな?

先日、このニュースを扱った記事でエリーさんと言う方からカトリック内の保守な方の掲示板とかブログでやはり同じような話が為されているという情報を貰いましたが、事件についてのことの云々については先日の話以上は話す事がない。
ただ、保守や反日ウォッチャーの世間の人々から、大阪教区の司教がこれぐらい不信感をもたれているようですよという事例で備忘。

どうも政治的にあまりに露骨な動きをする某司教のおかげで、右翼団体からはヲチ対象。大阪教区は信徒の一部が大変に不信感を持ってしまっていて一種のシスマ状態に行きそうです。

日本でピオ10世会に集まる人々もリベラル方向に行き過ぎた教区への不信感から集ってしまっているという按配。

まぁ神父のレベルでは色々な思想で動く人がいてもいいと思いますし色々な人が共存して全体としては懐深くあって欲しいです。ですから趙リベラルで、カール・ラーナーどころかジョン・ヒックもいいよとか言ってるのとか、超伝統主義とか、伝統的なミサ萌えとか、正教会みたいになりたいづらって言ってるとか、自由主義神学ばんざいとか、パードレ・ピオもいるけど、レオナルド・ボフもいる。ミリンゴもいるけど、レイモンド・ブラウンもいる。マザー・テレサもいるし、ベルナデッタもいる。右翼もいれば左翼もいる。元楯の会もいるけど元革マルもいるってな、なんだか同じ宗教の人と思えないんですけどな具合でもいいと思う。なんとなく。互いが共存を認めるだけであとは勝手にやってるぐらいに。(・・・つってもこの中には中央集権化している教会機構のありかた批判した為に公に語るの禁止されてるのーボフーとか、破門食らってるのーミリンゴーとかいます。あと革マルさんは流石に「宗教は麻薬。氏ね」とか言ってそうです。)

色々いると色々に対応できてよいと思うのだが、まぁほんとは皆様、中庸な道を歩んで欲しいし、わたくしの知っている司祭はそういう系の人が多いな。中庸じゃない人はお近づきになりたくない・・・とか思っちゃうんで。わたくしがまぁそういうスタンスなだけだからだけど。

しかし司教クラスはこうしたシスマ状態を和解させる動きをして欲しいというか、パウロはなんだかあちこちに書簡出したりして努力しようとしていたよな〜。司教職ってそういうお仕事じゃないか?なのに司教自らがシスマ状態を作り出している日本の現状はどういうこった。ピオ会に走る人を批判する前に馬鹿みたいなミサやりすぎたことを反省するべしとか、大阪教区陰謀論が出てくるほどに溝と不信感を作ったのは自業自得だとか思っているのでありますな。悪いけど。
司教団が率先して変な日の丸代わりの旗とか作ってるんじゃねーよ。第一、センス悪すぎて恥ずかしいぞ。アレ。あんなこっ恥ずかしいもん持って海外の大会に行きたくねーよ。

(かように、わたくしは、第二バチカン以降の教会教育を受けた人間なうえに教会が駄目烙印押したレオナルド・ボフの本なんぞ読んでる人間なんで、偉い人のことも批判してみるのだ。でも『解放の神学』が嫌いな師匠には怒られるかもしれない・・・・_| ̄|○


ま、少しは様々な人が和解出来るような方向に動いて欲しいものです。

というわけでわたくしは教会に不信感を抱いてしまっている人々が増え続けている現状を憂国してしまうのである。不信感を擁くほうが悪いなどと一方的に言えないのですよ。個別には「陰謀論はやめようよ」とか「もちょっと寛容になってよ」とか「バチカンのいうこと聞いた方がいい」とか色々批判はありますが。まぁ、それとこれとは別として。

シスマはいかんよ。シスマは。

尚、ここで批判されている対象とならない頑張っている司教さん方もおられるんで。一応そのことは付記。応援中(心の中で)。